2019-12-14 更新
成田 凌、黒島結菜、永瀬正敏、高良健吾、竹中直人、井上真央、竹野内豊、周防正行監督
映画『カツベン!』の公開記念舞台挨拶が12月14日(土)に実施され、成田 凌、黒島結菜、永瀬正敏、高良健吾、竹中直人、井上真央、竹野内豊、周防正行監督が登壇した。いよいよ初主演となる映画が公開された成田 凌は、本作でしゃべりのスーパースターである活動弁士を演じるために半年にも及ぶ活弁の猛特訓、そして本作の完成後も様々なプロモーション活動で、オーディションの日から延べ616日間を本作と共に過ごした。成田の活弁の猛特訓の様子から、撮影現場のメイキング映像などを交えた特別映像で、成田と『カツベン!』の歩みを振り返った。
映像が流れたあと、成田凌が一人突然登場。成田がこの作品で身に付けた活弁の成果が伺える、この舞台挨拶特別の口上を披露! 本物の活動弁士にふさわしい口上で始まった公開記念舞台挨拶、主演である成田の呼び込みで、黒島結菜、永瀬正敏、高良健吾、竹中直人、井上真央、竹野内豊、周防正行監督らが登場した。
<成田 凌 口上文言>
厳寒の時節、森羅万象、白い吐息を漏らす折から、賑々しき御来館を賜りまして、関係者・出演者一同になり代わり、主演・成田 凌、厚く厚く御礼申し上げます。
この『カツベン!』は映画を愛する皆の力で艱難辛苦を乗り越え、なれど苦労は詳しく言わぬが花の吉野山。
多くの皆さまにご覧いただきたく、日々宣伝活動に勤しんでまいりました。
思えば、ともに走り続けてきた、この616日。
私自身、片時たりとも、『カツベン!』を忘れたことはございません。
昨日、初日を迎えましたこの作品はもはや皆々様のものでございます。
我が子を送り出す心持ちでお届け致しますこの作品、末永く愛して頂けましたら、我ら歓喜雀躍、身の幸せ。
本日のみならず、これからも映画『カツベン!』ご高覧の程!宜しくお願い申し上げます!
映画初主演として背負ってきた作品が、公開迎えた気持ちを聞かれると成田は「クランクイン前に主演ってなんだろうなって思ってましたけど、今も正直分からないです。でも昨日、公開初日に友達と観にいって、すごくウケていて嬉しかったです。『カツベン!』の中に実際に出てくるように笑いが伝染していき、映画館がすごく賑やかでした!」と『カツベン!』の素晴らしさを語った。また、170もの番組や取材を受けたことについて成田は「街中で声をかけてもらえることが増えて、『カツベン!』観るよ!って言ってくるおじさんとかもいて(笑)、すごく届いているのだなと実感しましたし、知っていただいて光栄です。でも監督のほうが全然やってくださっています」と話し、それに続き、全国400もの取材を受けて、日本全国を回ったことについて聞かれると周防監督は「『カツベン!』の説明することに磨きがかかっていて、右に出るものはいないですね(笑)。とにかく『カツベン!』という題名をつけた以上、=活動弁士、そして活動弁士とはどういう人たちのことなのか伝えようと思ってやりました」と話した。続けて活弁にチャレンジした感想について聞かれると黒島は「私は二つの声の演じ分けだったのに本当に大変でした。皆さんすごく練習されているのを見てましたし……本当にすごいなと思いました。でも監督からは活弁ではなく、二人の会話のようにやって欲しいと言われて、照れ臭かったです」と、初々しく答えた。
また、成田との共演について聞かれると永瀬は「ほんとに僕は現場で救われました。太陽みたい存在でした」と答えるも、成田は続けて「本当に憧れで、ただただ質問攻め。永瀬さんのこといろいろ知りたくて。横をくっついて歩いていました」と話し、内容について尋ねられると永瀬は「2人の秘密です。はい」と言い、笑いを誘った。次に活弁のトレーニングについて聞かれた高良は「一生に一度出合えるか出合えないかの役、みんなに辛かったでしょ?と言われるんですけど、ずっと楽しかったです。もともと映画が好きですが、映画というものが、より好きなものになりました」と、映画を題材にいた本作の深さを語った。
そして、周防組に欠かせない竹中は、今回の周防組と今までの出演作品について聞かれると「成田君は170?監督が400?の媒体の取材受けてんだって!? 驚いて年取っちゃたよ」と声をおじいちゃんのようにゆっくりとした口調に変え、周防組の現場と同様、竹中節が炸裂。その後続けて、「周防組はいつも楽しくて、離れるのが嫌で」と周防組にいつまでもい続けたいというような気持ちを伝えた。
これまでのイメージと違うキャラクターを演じた感想を聞かれた井上は「ただただ、周防組を楽しませていただきました。モガのファッションを楽しんで欲しいと監督からも言われまして。ただこれまで庶民の役が多かったので、ドレスをキレイに見せる役とかなかったですし、勉強になりました」と、話した。
普段あまり演じることのないコミカルなキャラクターを演じたことについて竹野内は「コミカルにやってるつもりはなかった(笑)。念願の周防作品に出られる!と、思って力んでいったが、竹中さん渡辺さんなどがのびのびしてるように見えて、もっと遊び心を持っていいんだなと、思いました。ただ真面目な顔してましたけど!竹中さんが監督にセリフの確認をしたあと、本番で全然違うこと言うんです。ほんと笑いをこらえるのに必死でした」と、撮影中のエピソードを披露した。
そして、年末を控え、来年叶えたい夢についての話題へ。成田は「健吾さんと九州旅行に行く約束したんでいきたいんですよね!」、それに対し高良は「活弁やりましょう!九州で。僕は新車が欲しいので、交通費はいらないので大人の皆さんお願いします」と言い笑いを誘った。黒島は「登山をしたいです、一昨年に富士山登ったぐらいなので」と、言い会場をどよめかせた。永瀬は「僕も一応活動弁士役やったので、九州行かせてもらおうかな?」と、言い「ぜひぜひ!」と成田と高良も大喜び。竹中は「僕何も考えたことないです(笑)」と、またも会場や共演者を笑いの渦に巻き込んだ。次に井上は「オリンピックを生で観たいです! チケット一枚も当たってなくて……なんでもいいから本当に見たい」と、庶民的な一面をのぞかせた。竹野内は「自然と触れ合える時間がほしい、九州組にぜひ参加させていただけたら」と、言い笑顔をのぞかせた。周防監督は「20年以上も夢なんですが、草野球でパーフェクトゲームができたら野球をやめる!と、言うのがあるので、来年こそはと思っております」と、意外な一面をのぞかせた。
最後に成田は「口上をやらせていただけて嬉しかったです。100年前に娯楽の王様と言われた活動弁士を、今回の『カツベン!』で初めて知る人もいると思ってますし、責任をもって演じさせていただきました。帰ってから面白かったなと思ってもらえたら、“歓喜雀躍、身の幸せでございます”。誠にありがとうございました!」と改めて口上の一節を披露し幕は下りた。
(オフィシャル素材提供)
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