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『カツベン!』第32回東京国際映画祭 レッドカーペットセレモニー

2019-11-01 更新

(左から)周防正行監督、渡辺えり、高良健吾、永瀬正敏、成田 凌、黒島結菜、竹野内豊、小日向文世、音尾琢真

カツベン!katsuben 配給:東映
2019.12.13 ROADSHOW
© 2019「カツベン!」製作委員会

 第32回東京国際映画祭GALAスクリーニング作品に選出された映画『カツベン!』のレッドカーペットセレモニーが都内にて行われ、成田 凌、黒島結菜、竹野内豊、高良健吾、永瀬正敏、渡辺えり、小日向文世、音尾琢真と周防正行監督が出席し、会場に招待された500名のファンとの触れ合いを楽しんだ。第32回東京国際映画祭は、11月5日(火)まで開催。


 本作は、日本映画の初期の時代、活動弁士を夢見る青年・染谷俊太郎(成田)が、小さな町の映画館に流れ着いたことから始まる“アクション×恋×笑い”の要素を織り交ぜた極上のエンタテインメント。

 主演をオーディションで勝ち取った成田は「この場所、この位置にいるのがまだ信じられない。不思議な気持ちです。準備、撮影に半年間携わりました。時間というものを丁寧に扱った“宝物”のような作品になりました」と感慨深く語った。


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 一方、オーディションでヒロイン役を勝ち取った黒鳥は「私なんかでいいのか、という気持ちがありましたが、現場で、みんなで大事に作り上げた作品です。私にとっても大事な作品になりました」と振り返る。


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 永瀬は「極上の体験でした。毎日が楽しくてしょうがなかった」と撮影現場の楽しさを報告。高良は「スター気取りの弁士役でしたが、スターになりきって演じました」と自身が演じた役どころに自信たっぷり。


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 竹野内は「今まで役者を続けてきて、周防監督作品に出たいなって思っていました。特別な作品の一つになりました」と話す。この作品で竹野内の新たな一面に遭遇することが出来る。


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 周防監督作品に常連の渡辺えりは「楽しい撮影現場でした。『舞子はレディ』に出た時は出演シーンがカットになりましたが、今回はほぼカットなしです(笑)。役者の1人ひとりの個性が生き生きと出ています」と楽しそうに話した。小日向も「この作品に参加して、これからもずっと映画にかかわっていきたいなと思いました」と作品について語った。昔から周防作品のファンだったという音尾は「僕にとって(作品への参加は)“ご褒美”です」と大きな笑顔を見せた。


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 周防監督は「初めての時代物で、日本映画の第一歩を描くということで、今までとは違う緊張感がありましたが、今までで一番楽しい現場でした」と振り返っていた。


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(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)



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