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2018-04-28 更新
役所広司、松坂桃李、真木よう子、江口洋介、中村倫也、音尾琢真、阿部純子
竹野内豊、伊吹吾郎、ピエール瀧、江口洋介、柚月裕子(原作)、白石和彌監督
配給:東映
2018年5月12日 全国ロードショー
© 2018「孤狼の血」製作委員会
映画『孤狼の血』の完成披露試写会が都内で行われ、主演の役所広司、共演の松坂桃李、真木よう子、中村倫也、音尾琢真、阿部純子、竹野内豊、伊吹吾郎、ピエール瀧、江口洋介ら豪華キャスト陣と、柚月裕子(原作者)、白石和彌監督が出席した。
本作は、「警察小説×『仁義なき戦い』」と評された柚月裕子の小説を実写映画化。暴力団対策法施行以前の昭和63年の広島を舞台に、刑事ややくざたちが、それぞれの正義と矜持を胸に生き残りをかけて戦う生き様がバイオレンス描写とともに描き出される。広島県にてオールロケ敢行。『凶悪』の白石和彌監督がメガホンを取った。
白石監督は「ようやくこの日がやってきました。命を削る思い出撮った作品です。苦労は多々ありましたけど、こうやって出来上がってしまうと、何一つ苦労したことを覚えてない。充実した時間でした」と感無量な様子で挨拶。
主演の役所がステージに登壇する際にだけ重厚なBGMが流れたのだが、「僕のときだけ音楽が掛かりました。僕が頼んだわけではありません(笑)」とジョークを飛ばして会場に笑いを誘った。役所は、型破りの捜査方法で、暴力団との癒着さえ噂される刑事・大上を演じている。
一方、松坂は、「役所さんとバディを組んだことが、何よりの宝です。自信をもってお届けできる作品です」と晴れやかな顔を見せる。そんな松坂はポケットからライターを取り出し、「(劇中で)役所さんが使っているライターをもらったんです。まだ観ていない方には分からないと思うんですけど、きっと観終わった後には『羨ましい~!』と思われるはず」と劇中で重要なアイテムとなっているライターについて語った。
そんな松坂について、役所は「一緒のシーンが多かったので楽しかった。松坂くんは、共演者として頼もしかったし、素晴らしい俳優さんだと思いました」と太鼓判を押して松坂を恐縮させた。役所と松坂の共演は『日本のいちばん長い日』以来2度目となる。
今作で初のやくざ役に挑んだ江口は「東映さんがやってきた『仁義なき戦い』やVシネマブームを経て、オールバックにした男たちの時代が止まっていました。この映画が新しい突破口になればと思っています」と作品に自信をのぞかせる。
また、新しい役どころに挑戦した竹野内も「今までは静と動でいえば静で、いい人の役が多かったけれど、今回はそうじゃない。このキャストの中でこの作品に参加できて、本当に光栄に思います」と感慨深げに語った。劇中、加古村組若頭・野崎役を熱演し、新しい役者としての一面を見せている。
「クラブ莉子」のママ・里佳子役を務めた真木は「男性キャストの方々が切磋琢磨されて演じる姿をそばで見ていて“かっこいい”と思ったし、男性なら私もやりたいと思いました」と独特な男性世界に興味深々の様子だった。
最後に役所は「僕と松坂くんは正義の味方をやっています。ゆっくり楽しんで、観終わった後はたくさんの方に勧めてください!」と客席に向かって笑顔で呼びかけた。
(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)
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