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2018-03-30 更新
“血沸き肉躍る、男たち渇望の映画”が誕生した。昭和63年。暴力団対策法成立直前の広島の架空都市・呉原を舞台に、刑事、やくざ、そして女が、それぞれの正義と矜持を胸に、生き残りを賭けて戦う生き様を描いた映画『孤狼の血』。決して地上波では許されない暴力描写とエロス、耳にこびりつく怒号と銃声。観る者は、生々しいまでの欲望にあぶられ、心は必ず火傷する。“警察小説×仁義なき戦い”と評される同名原作を映画化した本作は、昨今コンプライアンスを過度に重視する日本の映像業界と現代社会に対する新たなる挑戦であり、数々の【衝撃作】を世に送り出してきた東映が放つ【超衝撃作】である。
規格外の作品へのチャレンジ精神に豪華キャストが賛同し、集結した。「警察じゃけ、何をしてもええんじゃ」。手段を選ばない捜査方法から、やくざとの癒着など黒い噂が絶えない刑事・大上省吾役を演じるのは、日本映画界を代表するスターであり且つ名優の役所広司。荒々しく強烈な存在感で観る者を強く惹きつける。大上のやり方に疑問を持ちながらも徐々に影響を受けていくエリート新人刑事・日岡秀一には松坂桃李。もがき、葛藤しながら成長していく姿を情熱的に演じ切り、俳優としての新たな境地を見せている。五十子会、加古村組から抗争を仕掛けられる老舗・尾谷組の若頭・一之瀬守孝役には江口洋介。極道に生きる昔気質の男を演じ切り、他を寄せ付けない鋭さで極限の世界へと観客を誘う。そして、大上とは旧知の仲で、捜査に協力するクラブ「梨子」のママ・高木里佳子には真木よう子。更に強い凶暴性を帯びる加古村組の若頭には自身初の極道役挑戦となる竹野内豊。さらに、ピエール瀧、中村獅童、石橋蓮司、滝藤賢一、音尾琢真、駿河太郎、中村倫也、阿部純子、矢島健一、田口トモロヲら、日本屈指の俳優陣による演技合戦がスクリーンに炸裂する。
原作は第69回日本推理作家協会賞受賞をした柚月裕子著「孤狼の血」(角川文庫刊)。ミステリー要素を含みながら複雑に絡み合う緻密なストーリー展開と濃密な人間ドラマ各方面から絶賛を受けた警察小説である。柚月自身が「『仁義なき戦い』があったからこそ生まれた小説」と語る原作を、そのDNAを受け継ぐ東映が激情の映画化。呉原のモデルとなった呉を中心にオール広島ロケを敢行し、渇いた昭和の世界を映像に収めた。
ストーリー物語の舞台は、昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島。
所轄署に配属となった日岡秀一は、暴力団との癒着を噂される刑事・大上章吾とともに、金融会社社員失踪事件の捜査を担当する。
常軌を逸した大上の捜査に戸惑う日岡。失踪事件を発端に、対立する暴力団組同士の抗争が激化し……。
(2018年、日本、上映時間:126分)
キャスト&スタッフ
原作:柚月裕子(「孤狼の血」角川文庫刊)
監督:白石和彌
脚本:池上純哉
音楽:安川午朗
撮影:灰原隆裕
出演:役所広司、松坂桃李、真木よう子、音尾琢真、駿河太郎、中村倫也、阿部純子、中村獅童、竹野内豊、滝藤賢一、矢島健一、田口トモロヲ、ピエール 瀧、石橋蓮司、江口洋介ほか
配給
東映
2018年5月12日 全国ロードショー
オフィシャル・サイト
www.korou.jp (外部サイト)
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