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2018-03-30 更新
阿部純子&内山高志
配給:東映
2018年5月12日 全国ロードショー
© 2018「孤狼の血」製作委員会
この度、2018年5月12日(土)公開の映画『孤狼の血』より、3月29日(木)よみうりホールにて報知映画賞・特選試写会が開催され、上映の前にトークイベントに、出演者の阿部純子と元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志が登場した。
時は昭和63年。暴力団対策法成立直前の広島の架空都市・呉原を舞台に刑事、やくざ、そして女が、それぞれの正義と矜持を胸に、生き残りを賭けて戦う生き様を描いた物語。役所広司演じる大上の衝撃的なセリフから、耳にこびりつく怒号と銃声……。吼え、叫び、抗う。日本が誇る豪華キャストによる魂と魂のぶつかり合い! 決して地上波では許されない暴力描写とエロス。“警察小説×仁義なき戦い”と評される同名原作を映画化した本作は、昨今コンプライアンスを過度に重視する日本の映像業界と現代社会に対する新たなる挑戦であり、数々の【衝撃作】を世に送り出してきた東映が放つ【超衝撃作】!
この作品をオファーされた時の気持ちを聞かれた阿部は「この役はオーディションだったんです。白石監督の大ファンなので、オーディションに呼んでいただいて、受かったと聞いたときは本当に飛び跳ねるほど嬉しかったです。名だたる役者さんたちの中で演じられることを実感して身に余る思いでした」と当時を振り返った。また、任侠映画がお好きな内山は一昨日引退式を終えたばかり。「元世界王者」としての初のイベントへの登場となった内山は、一足先に映画を観た感想を「小中学校時代に、こんな警察いたんだろうな、こんなやくざいたんだろうな思いながら観てた、まさに昭和の雰囲気を纏った映画でした」とコメント。
さらに今回は一般応募から選ばれた観客が招待され、応募の際に合わせて募った登壇者二人への質問に答える時間も用意され、撮影時のエピソードを聞かれた阿部は「広島オールロケだったんですが、ロケを移動されると地元の方がいつも100人くらいついて来てくださって、広島の熱を感じました」と撮影時のことを思い出しながら笑顔で語った。
内山は、ボクシングも『孤狼の血』も孤独な男たちの戦いだと思いますがいかがですか、と質問され「そんなに孤独じゃなかったですよ(笑)。ボクシングは相手も孤独ですからね。相手がいっぱいいて自分が一人だったら孤独ですが(笑)」としながら、「仲良い友達が大人数で旅行とか遊びに行っていたりすると、すごい孤独ですけどね」と現役時代のエピソードを述べ、話題は引退後も変わらない内山の体形の話になった。今でも試合をできそうな内山の身体に、阿部から「腕を触らせてください!」とおねだり。
その筋肉に驚く阿部と、「ドキドキしちゃいました」という内山のコメントに客席からは笑い声が上がった。阿部から「クロスカウンターをしてほしい!」さらにおねだりされると、「どれくらいで?」「1%の力で!」気さくに答える内山の姿が印象的だった。
観客からの質問の最後には20歳の時に出演した映画の監督である河瀬直美監督と、今回の白石和彌監督の演出の違いを聞かれ「河瀬監督のときは20歳のときで、今以上に監督の期待に応えようといっぱいいっぱいだったんですが、白石監督のときは年齢を重ねたのこともあってか、少し違いました。河瀬監督のときは役になりきる、白石監督のときはお芝居をする、そんな感じでした」とそれぞれの監督のもとで芝居をした役者にしか分からない感覚を語った。
そして、それぞれ印象に残ったシーンを問われると、上映前ということもありネタバレに気を使いながらも、阿部は「松坂さんと雨の中を走るシーンがあって、そこでの少し照れくさい台詞ですね」と述べ、内山は「松坂さんと役所さんが最初険悪な雰囲気だったのがどんどん良くなっていって、二人が……これ言っちゃいけないとなると難しいですね(笑)。とにかく、最後ぐっときます!」と内容を話せないことに悩みながらもコメントする内田の姿に、観客の温かい笑い声に包まれ、イベントは和やかな雰囲気で幕を下ろした。
(オフィシャル素材提供)
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