2019-10-20 更新
落合モトキ
落合モトキ
1990年7月11日生まれ。
近年の主な代表作として、「マジムリ学園」(18)、ABC「パーフェクトクライム」(19)、Netflix『夫のちんぽがはいらない』(19)、WOWOW「ポイズンドーター・ホーリーマザー」(19)などがある。
7月にSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019で国内コンペティション短編部門の観客賞を受賞した映画『歩けない僕らは』が、11月23日(土)~新宿K's cinemaほかにて公開される。脳卒中の後遺症で突然左半身麻痺となった患者・柘植(つげ)役で主演を務めた、落合モトキのオフィシャルインタビューが届いた。
柘植は、仕事をバリバリし始める30歳手前という自分とほぼ同い年の役だったので、「明日は我が身」と思いながら演じました。
(佐藤快磨)監督は僕の1個上なんで、撮影当時28歳でした。28歳ってもっとギラギラした映画を撮りたい時期だと思うんですけど、繊細な作品を撮るんだな、と思いました。
皆さん、この映画の柘植のように落ち込んでいるんだけど、リハビリを毎日毎日一生懸命やって、生きようと頑張っているなと感じました。
自分が何かをするというより、(理学療法士の)相手役の宇野(愛海)ちゃんに何かをしてもらって、自分も動くという形だったので、ちゃんとリードを見失わないようについていこう、っていうふうに思っていました。
年下なんですけど、大人っぽい感じの女優さんです。引っ張っていってもらう役だったんですが、気持ち良く引っ張っていってもらいました。いい女優さんだなと思います。
(ポスターにも写真が使われている)対峙するシーンで、宇野ちゃんは毎回演技がいい意味で変わってくるので、それに引っ張っていってもらって、その心境の中で演技ができたかなと思います。泣いていると思ったら、監督が演出を足して、次のテイクでは怒っているとなっていました。一つの演技を押し通してしまう人もいると思うんですけど、そこまで幅広いんだ、すごい柔軟性だなと思いました。
意地悪……でもないかな? 歳が近いんで、いい距離感で演出を受けさせていただいたと思います。距離感が気持ちよかったです。
監督がはんなり「ここってウルっと?」みたいなことを言ってフェードアウトしてモニターの前に座るんで、意地悪だなと思いながら。でも期待に応えられたシーンになっていると思うので、そこは見ていただきたいです。
泣くとこー(笑)。泣くとこもそうなんですけど、一人で思い悩む時の表情は、なんとも言えない表情をしていなきゃダメだなと思いました。やったことがないことだったんで、難しかったです。
自分が出ているシーンは話したから、あとは、宇野ちゃんと佐々木すみ江さんのシーンは、一番年老いているおばあちゃんがこの二人よりも前を向いて生きようと頑張っていることが象徴されているシーンなので、綺麗なシーンだなと思いました。
観ていただいたら、劇場を出た瞬間から、携帯を触っていることだとか日常の普通にあることにありがたみを感じられて、あったかい気持ちになると思います。両親だとかを誘ったりして、劇場に足を運んでいただけたらと思います。
(オフィシャル素材提供)
関連記事
・完成披露試写会トークイベント
・『歩けない僕らは』クラウドファンディング イベント&『ガンバレとかうるせぇ』上映会トークイベント
・SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019 ジャパンプレミア
・SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019 Q&A
・予告編、公開日、板橋駿谷&山中聡コメント解禁!
・板橋駿谷 オフィシャル・インタビュー
・宇野愛海 オフィシャル・インタビュー
・ニューシネマワークショップ特別講座
・記者会見
・佐藤快磨監督 オフィシャル・インタビュー
・初日舞台挨拶
・トークイベント