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『泣く子はいねぇが』
第68回サン・セバスティアン国際映画祭公式リモートプレスカンファレンス+日本プレス向け会見

2020-09-23 更新

仲野太賀、佐藤快磨監督、是枝裕和

泣く子はいねぇがnakukohainega 配給:バンダイナムコアーツ/スターサンズ
11/20(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
© 2020「泣く子はいねぇが」製作委員会

 11月20日公開の映画『泣く子はいねぇが』のワールドプレミア直前公式記者会見が9月22日(火)に行われ、主演の仲野太賀、佐藤快磨(たくま)監督、そして企画に名を連ねた是枝裕和が出席した。


 スペインで開催中の第68回サン・セバスティアン国際映画祭オフィシャルコンペティション部門でのワールドプレミア上映(9月22日16 時現地時間)に合わせて、映画祭公式のリモートプレスカンファレンスを実施。新型コロナウイルス感染拡大の影響で現地に直接出向くことは叶わなかったが、仲野ら3人は日本からリモート形式で現地プレス向けの質疑応答を行った。

 サン・セバスティアン国際映画祭ディレクターのホセ=ルイス・レボルディノス氏は「とても堅実で情景のある映画であることはもちろんのこと、何よりも観た人を感動させる素晴らしい力を持っている作品」と評価して、オフィシャルコンペティション部門での上映を決めたという。

 リモートプレスカンファレンスを終えた仲野は「手汗が止まらなかった!」と同映画祭初参加を振り返り「海外の記者や批評家の方が作品を多角的に観てくれて質問してくれて嬉しい。作品が海を越えて違う国の人に観てもらえることの素晴らしさを体感できました。いい経験ができて良かったです」と笑顔。


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 同じく初参加の佐藤監督は是枝から「すごく緊張していたね」と言葉を向けられると「情けない……」と苦笑いしつつも「この映画が海外に届いた、そのことがジワジワと嬉しい。これからどんどん羽ばたいていくと思うと身が引き締まる思い」と感慨ひとしおの様子。出品決定の報を聞いた際には「メインコンペということでなおのこと驚いたし、撮影に協力してくれた男鹿の人たちが喜んでくれると思うと嬉しかった」と撮影地の人々に思いを馳せていた。


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 2013年に『海街 diary』で観客賞を受賞するなど同映画祭とはゆかりの深い是枝は「出品が本コンペと聞いたときは驚きました。僕は2本目での出品だったのに、1本目から本コンペなのか!?と嫉妬も含めて」と笑わせつつ、「サン・セバスティアン国際映画祭ディレクターのホセさんからも社交辞令抜きの熱いメールをいただいた。これはデビュー作としては異例」と新たな才能の快挙に喜んでいた。


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 劇中には仲野が秋田の極寒の海辺で全裸になるシーンもある。仲野は「死を覚悟するくらいの寒さ。あの一瞬の寒さは過去一だった」と過酷さを明かすも、「海外の映画祭でどう捉えられるか、喜んでもらえればいいなと思う。この映画が良くなれば!という一心で演じました」と熱演を報告。幼少期から付き合いのある柳葉敏郎との共演には「よくお年玉をもらいに行って泣かされていた関係性だったのに、まさか現場で、しかも秋田を舞台にした主演映画で共演できるとは……。感慨深かった」と話した。


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 極寒全裸シーンについて是枝は「撮影に至るまでなかなか了解が得られず、最終的には佐藤監督が何度も現地に通って説得し、やりたいことを現地の方々に理解していただけた。誠実に説得をして理解してもらってこぎつけたシーン。よく頑張ったと思います」と労った。

 そんな佐藤監督について是枝は「一見頼りないんだけれど、実は頑固。その見た目ゆえに周りの人が彼を信じてついて行こうと思える。そこがずるい。でもそれは監督として必要な資質。チームが結束している姿は羨ましかった」と佐藤監督の愛される人柄を紹介。佐藤監督による脚本に惚れ込んで企画に名を連ねたが、「脚本で感じた感動はまったく失われておらず、最後のセリフを超えた芝居を見たときに、力のある監督と感じた」と演出手腕を絶賛していた。

 佐藤監督とは二度目の仲野も「長編映画一作目でここまでスタッフ・キャストに愛される人も珍しい。クランクアップしたその日に現地の人たちから胴上げされていたくらい。それほど愛されていたし、佐藤監督が書いた脚本や演出の丁寧さも相まって、みんなが同じ方向を向けた」と全幅の信頼を置いていた。


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 第68回サン・セバスティアン国際映画祭の授賞式は日本時間9月27日(日)早朝に実施予定。



(オフィシャル素材提供)



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