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2019-12-20 更新


風の電話kazenodenwa
© 2020映画「風の電話」製作委員会

イントロダクション

 岩手県大槌町にある天国につながるといわれる「風の電話」。2011年に同町在住のガーデンデザイナー・佐々木格(いたる)さんが、死別した従兄弟ともう一度話したいという思いから、自宅の庭に白い電話ボックスに、ラインのつながっていない黒電話を設置。今では、3万人を超える人が訪れ、あとを絶たない。

 この風の電話をモチーフに、『2/デュオ』(98)で長編監督デビュー以来、『M/OTHER』(99)を始め、『ライオンは今夜死ぬ』(17)など日本だけでなく、フランスをはじめヨーロッパで圧倒的な評価を受けている諏訪敦彦監督が、心に刻まれる珠玉の作品として作り上げた。2020年1月24日(金)より全国ロードショーとなる。

 本作の主人公ハル役に、2015年よりモデルとして活躍する他、『少女邂逅』(18)、『おいしい家族』『ブラック校則』(19)などで活躍が目覚ましい注目の女優、モトーラ世理奈。ハルと行動を共にする森尾役には、『2/デュオ』以来22年ぶりに諏訪監督とタッグを組む西島秀俊、旅の途中でハルと出会い彼女に影響を与える重要な人物たちに『M/OTHER』(99)以来21年ぶりのタッグとなる三浦友和、そして、西田敏行らが脇を固める。

 東日本大震災で家族を失った主人公のハル(モトーラ世理奈)が、故郷の岩手県大槌町に行くために広島から旅を通じて、<風の電話>にたどり着く、感動のロードムービーが誕生した。


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ストーリー

 17歳の高校生ハル(モトーラ世理奈)は、東日本大震災で家族を失い、広島に住む伯母、広子(渡辺真起子)の家に身を寄せている。

 心に深い傷を抱えながらも、常に寄り添ってくれる広子のおかげで、日常を過ごすことができたハルだったが、ある日、学校から帰ると広子が部屋で倒れていた。自分の周りの人が全ていなくなる不安に駆られたハルは、あの日以来、一度も帰っていない故郷の大槌町へ向かう。

 広島から岩手までの長い旅の途中、彼女の目にはどんな景色が映っていくのだろうか――。憔悴して道端に倒れていたところを助けてくれた公平(三浦友和)、今も福島に暮らし被災した時の話を聞かせてくれた今田(西田敏行)。様々な人と出会い、食事をふるまわれ、抱きしめられ、「生きろ」と励まされるハル。道中で出会った福島の元原発作業員の森尾(西島秀俊)と共に旅は続いていき……。

 そして、ハルは導かれるように、故郷にある<風の電話>へと歩みを進める。家族と「もう一度、話したい」その想いを胸に――。


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(2020年、日本、上映時間:139分)

キャスト&スタッフ

監督:諏訪敦彦
脚本:狗飼恭子、諏訪敦彦
音楽:世武裕子
出演:モトーラ世理奈、西島秀俊、西田敏行(特別出演)、三浦友和ほか

配給
ブロードメディア・スタジオ
2020年1月24日(金) 全国ロードショー

■ オフィシャル・サイトhttp://kazenodenwa.com/ (外部サイト)


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