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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『初恋』

『初恋』第72回カンヌ国際映画祭
監督週間公式上映「ワールドプレミア」
ティーチイン&囲み取材

2019-05-18 更新

小西桜子、三池崇史監督

初恋hatsukoi 配給:東映
2020年全国公開
© 2020「初恋」製作委員会
 © Kazuko Wakayama

 三池崇史監督×窪田正孝主演の映画『初恋』が、第72回カンヌ国際映画祭2019「監督週間」にてついにワールドプレミアを果たし、小西桜子、三池崇史監督によるティーチインや囲み取材が行われた。


▼5月17日(金) 公式上映▼

 三池監督の最新作を観ようと、上映前には長蛇の列ができ、800席が満席、入場できない観客も出てくるなど大盛況の中始まった公式上映。上映中は爆笑や拍手が巻き起こるなど、カンヌの目の肥えた観客にも受け入れられた様子が垣間見られた。上映終了後、万雷の拍手に迎えられ、三池崇史監督、小西桜子が登場。大盛り上がりの中、Q&Aイベントが始まった。


hatsukoi


なぜ『初恋』というありがちなタイトルをつけたのですか?

三池崇史監督: ありがちな映画を作りたかっただけです(笑)。


この作品には多くの登場人物が登場します。映画はキャストが重要な要素の一部であると思いますが、今回どのように選ばれたのですか?

三池崇史監督: 日本で実力と人気があるキャストに集まってもらいました。皆、主役をはれる俳優たちですが、そういった俳優たちは、人気があるゆえに、みんなが共感するような役をやることが多い。自分がやりたい役や、やりたいように自由に演じられないことがある。そんなフラストレーションをこの作品で爆発してもらったので、演出はあまりせず気持ちをそのままぶつけてもらいました。


hatsukoi


なぜ新人の小西桜子さんを選んだのですか?

三池崇史監督: 実力のあるキャストが集まる中で、モニカにリアリティを持たせるためには、見たことのない女性がどうしても必要でした。だから3000人の中から選んだわけですが、オーディションで会って、いたな、って感じでしたね。演技経験はなくても、それはそれで魅力が出ると思って選びました。


hatsukoi


小西さんは、今回出演していかがでしたか?

小西桜子: 映画の出演はこの作品がほとんど初めてで、皆さんにたくさん助けていただきました。演技テクニック云々ではなくて、自分のまっさらな状態を引き出していただいたので、当時の私にしか出せないものが出せてたと思います。本当に光栄です。(場内からの温かい拍手に思わず感極まる桜子。)


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なぜ窪田さんを選んだのですか?

三池崇史監督: まず、いいやつなんだよね(笑)。10年前に彼をオーディションで選んで、今や日本では若手のスターになった。それから10年経った彼が、今度は自分が新人を支える。それが彼の運命なのかなと思いました。


この作品を監督しているとき、何本同時に進行していましたか?

三池崇史監督: (場内爆笑)いやいや、この作品に集中していました(笑)。でも、撮影中に役者たちといろいろ話している中で構想も生まれてきたので、密かに進めているものは何本もあった、と言えるかもしれない(笑)。


一番最後のファイト・シーンはどんな意図をもってつくったのですか?

三池崇史監督: 意味っていうか、ヤクザだから喧嘩するっていうシンプルな発想ではあるんだけど、昨今の日本のヤクザ界においては、日本の法律の厳しさや、中国マフィアが日本に進出してきていることなどが現実としてある。そんなリアルな構図をひとつの戦いに投影させたつもり。


カー・アクションのシーンが、アニメーションで表現されていたのが印象的でしたが、そのインスピレーションはどこから湧いてきたのですか?

三池崇史監督: スタント・シーンができる若者がいなくて、このアクション・シーンをやってもらうと、きっと腰を痛めてしまうと思ったので、アニメーションで表現するアイデアが湧いてきました。


 三池監督のウィットに富んだ回答に、会場が笑いに包まれながらイベントは終了。多くのマスコミからフラッシュを浴び、再び大きな拍手を受けながら会場を後にした。


▼囲み取取材▼


カンヌの目の肥えた観客の反応を間近に感じてみて、いかがでしたか?

三池崇史監督: 私のファンは夜行性なひとが多いのではないかと思っているのですが(笑)、予想以上の反応をいただけて良かったです。上映中、笑いが起きていましたが、役者の演技やそれぞれのキャラクターが届いてるということだと思う。日本とカンヌでは、観客の受け取り方が多少ずれているかもしれないけど、それはそれで面白い。


日本との観客の反応の違いは感じますか?

三池崇史監督: 微妙な違いはあるけれど、日本映画らしい“何か”は感じてくれているし、不思議なくらい大きな違いはないと思います。「監督週間」の公式上映に足を運んでくれる人は、そんなズレを楽しんだり、集団で同じ空間でその作品を共有することが好きなひとが多いと感じています。


イベント中、小西さんは感極まっていましたが、カンヌの観客の前に立ってみていかがでしたか?

小西桜子: 日本でさえ私のことを知らない中、カンヌでももちろん私のことを知らないのに、上映後にあんなにたくさんの方が温かく拍手をしてくださって本当に嬉しかったです。壇上に立たせていただいて、ただただ光栄という気持ちでした。(再び感極まり号泣。)

三池崇史監督: 俺にもこういう時代があった(笑)!


窪田さんに今日のことを報告するとしたら?

三池崇史監督: 先日初めて作品観終わった後、役者たちと酒を飲んでいるときにみんなが興奮していたんだけど、カンヌの反応も皆と同じリアクションだったよと伝えたいですね。


カンヌに初めていらっしゃって、あらためていかがですか?

小西桜子: カンヌは、祭!という感じで街全体が本当に盛り上がっていて楽しいです。空いている時間で雰囲気を楽しませていただいています。映画の買い付け交渉などが行われているマーケットもお邪魔しましたが、自分を売り込みました(笑)! ますます頑張って恩返しできればと思っています。


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何本同時に進行しているのか、という質問がでていましたが、今回オリジナル・ストーリーでカムバックしたことついてどのように感じていらっしゃいますか?

三池崇史監督: オリジナルをつくれる環境はいいことだと思います。でもオリジナルでなければならないということではない。それも必要かもしれないが、それが目的ではない。それよりも、とにかくいろいろな形で映画化していく。人生短いし、自分を解放していろいろなもの撮って、また吸収していきたいです。


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▼上映後、観客の反応▼


女性: 他素晴らしくて、楽しかったです。良く出来ていました。ダイナミックで力強くて……素晴らしかったです!

男性: とても気に入りました。面白くて、バイオレンス要素もあってクレイジーでした。とても驚きのある映画でした。本当に素晴らしくて、いい作品で、とても気に入りました。本当に驚きで……予想してなかったので面白かったです。観客の反応も良かったです。みんな笑っていて良い瞬間でした。予想以上でした!

女性: 最高でした! 本来は好きなジャンルではないのですが、すごく気に入りました。ユーモアがあって、素晴らしかったです。

女性: クレイジーでよく笑いました。

男性: 素晴らしかったです! バイオレンスがあって、シリアスで……クレイジーだし、悲しいし、本当に素晴らしかった!



(オフィシャル素材提供)



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