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20周年日本映画祭
「ニッポン・コネクション」
オンラインプログラムの見どころ

2020-05-14 更新

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© 2020 NIPPON CONNECTION

 今年で第20周年を迎えるニッポン・コネクション映画祭は、6月9日から14日までの開催となる。6日間に渡り、今年はプログラムがオンラインで提供され、日本からの最新映画から時代を越えた傑作まで鑑賞することができる。70本以上の長編・短編映画を含め、ニッポン・コネクション・オンラインは日本映画の幅広い側面を紹介してくれるだろう。動画プラットフォームVimeoにて、ニッポン・オン・デマンドと名指し、映画祭期間中、映画を24時間レンタルして鑑賞できる。今年、直接参加できない数多くの日本の映画人たちが、ビデオメッセージ、パネルディスカッション、ライブ中継などで観客と交流する予定だ。

 また、デジタルの催し物部門「ニッポン・コネクテッド」では、映画に加えて、ワークショップ、講演会、パフォーマンス、コンサートなど、日本の 多面的な文化に触れることができる。その他、バーチャル・マーケットでは、日本に関連する様々な出店を予定しているという。


【上映作品ハイライト】

 ニッポン・コネクション・オンラインでは数多くの優れた日本映画作品が上映される。昨年カンヌ国際映画祭でプレミア上映が行われた、ヴェルナー・ヘルツォーク監督のドキュメンタリードラマ『ファミリーロマンス社』もその一本だ。現実とフィクションを行き来しながら、ヘルツォーク監督は顧客の依頼に応じて家族を派遣する、実在する東京の代行サービスを例に日本の「レンタル家族」というテーマを扱っている。


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 大林宣彦監督の遺作となった『海辺の映画館―キネマの玉手箱』は戦争の歴史をたどったドラマ。3人の若者が映画館から1945年原爆投下前夜の広島にタイムスリップする。


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 SABU監督の最新の映画『ダンシング・マリー』では、初主演のEXILE NAOTOがダンスホールの解体を担当する際に幽霊退治に巻き込まれる市役所職員を演じる。ジャンルの枠にはまらないこの作品は、コメディー、ホラー、ヤクザ・アクションの領域を自由に行き来している。


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 内藤瑛亮監督の映画『許された子どもたち』では、少年犯罪というテーマを扱い、加害者と被害者の境界線の曖昧さを映し出す。


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 また、今年は20周年を記念して、ベスト・オブ・ニッポン・コネクションにおいて過去の映画祭プログラムのハイライトも鑑賞できる。


FEMALE FUTURES? - 日本における新たな女性像

 文化基金カルチャーファンド・フランクフルト・ライン・マインの後援を受け、今映画祭の重点テーマを「FEMALE FUTURES? ー 日本における新たな女性像」とし、現在の日本映画における女性の役割に焦点を当てる。

 三島有紀子監督のドラマ『Red』では伝統的なジェンダーの社会的役割を問い、大九明子監督のラブコメディ『甘いお酒でうがい』では、好感の持てる40代の主人公を描く。


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 特に、ドキュメンタリー映画での女性の活躍は目を離せない。吉峯美和監督の『この星は、私の星じゃない』では、1970年代から日本におけるウーマン・リブ運動の先駆者として知られるフェミニストであり作家の田中美津氏を追っている。


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 本年第1回大島渚賞を受賞した小田香監督の実験的ドキュメンタリー映画『セノーテ』ではメキシコ、ユカタン半島の神話を元に、神秘的で美しいマヤの水源に潜る。


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 溝口尚美監督の『Ainu | ひと』では北海道のアイヌ民族のアイデンティティを保ち文化を伝承する活動をカメラに捉えた。


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 森 達也監督の『i -新聞記者ドキュメント-』ではジャーナリズムを厳しく問う新聞記者、望月衣塑子氏の日常を追っている。望月記者は、三つの日本アカデミー賞を受賞した藤井道人監督の『新聞記者』でもモデルとなっている。


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© 2019“The Journalist” Film Partners

 映画プログラムに加えて、Chantal Bertalanffy氏(エジンバラ大学)による日本映画における女性の役割についてのオンライン講演、ジャーナリストMaggie Lee氏(Variety)による司会で日本の女性監督を交えてのパネルディスカッションがライブ配信される。


ニッポン・コネクテッド

 様々な映画作品の上映に加え「ニッポン・コネクテッド」部門では、幅広いデジタルでの催し物を予定している。バーチャルでのワークショップ、講演、コンサートやパフォーマンスを通して、映画祭期間中に自宅から日本文化を体験することができる。ロンドンのウェストエンドやニューヨークのオフ・ブロードウェイに定期的に出演する落語家/コメディアン・桂 三輝によるパフォーマンス、茶人ヴィースホイ小野由美子氏によるお茶のワークショップ等が開催される。デジタル版で行われる20周年記念を迎える映画祭も素晴らしい盛り上がりを見せることだろう。映画専門家 Jörg Buttgereit氏が、「ニッポン・ホームシネマ~アットホーム版」でサプライズ日本映画を生配信でコメントする。そして、大人気のカラオケもオンライン版で開催される。


ニッポン・キッズ

 映画祭に参加する小さな観客にも、ニッポン・コネクション・オンライン版の開催中にさまざまな催しが提供される。オンラインで行われるワークショップでは、漫画家のKatharina Sato氏が可愛い動物の漫画での描き方を教えてくれる。さらに、語り手のWalburga Kliem氏が紙芝居で日本のおとぎ話を紹介する。そして、Lina Zivanovic氏はカラフルなお団子を作るオンライン料理教室を開催する。また子ども向けの日本のアニメ映画をドイツ語吹き替え版で提供する。


 【映画祭について】

 日本映画祭「ニッポン・コネクション」は約70人の主にボランティア・チームから成る公益法人「ニッポン・コネクション」により運営されている。また、フランクフルト市長ペーター・フェルトマン氏及びヘッセン州化学芸術大臣アンゲラ・ドルン氏が後援している。
 プログラムの完全版とチケット販売は2020年6月上旬から映画祭の公式ホームページにて確認できる。

 ■公式サイトwww.NipponConnection.com (外部サイト)


■ オフィシャル・サイト(日本語): https://www.nipponconnection.com/nc-2020-japanese.html (外部サイト)



(オフィシャル素材提供)



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