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第19回日本映画祭「ニッポン・コネクション」プログラムの見どころ

2019-04-01 更新

ニッポン・コネクションnipponconnection © 2019 NIPPON CONNECTION

 日本映画祭「ニッポン・コネクション」が2019年5月28日から6月2日までドイツ、フランクフルトにて開催される。今年で19回目の開催となる世界最大の日本映画専門の当映画祭は、合わせて100本以上の長編短編映画を上映し、日本シネマの多彩な作品をヨーロッパに発信する。日本から多数の映画人やアーティストが来訪し、自ら作品をドイツの観客に紹介する予定だ。さらに、様々なカルチャープログラムを通して日本の文化に出合うことができる。メイン会場は劇場Künstlerhaus Mousonturm及びTheater Willy Praml in der Naxoshalle。


【上映プログラムのハイライト】

 ニッポン・コネクションでは数多くの優れた日本映画作品が上映され、その中の多数がドイツにてプレミア上映となる。佐藤信介監督は漫画の実写映画化のスペシャリストと言われている。今回は人気漫画『いぬやしき』を原作とし、老人がスーパーヒーローになるアクション満載のストーリーを描く。また、山下敦弘監督の新作、不条理なコメディ『ハード・コア』の原作も1980年代の人気漫画。速いテンポとブラックユーモアを用いて、SABU監督はアンソロジー映画『jam』で自身の原点に戻る。ニッポン・コネクションの初回からすでに参加している廣木隆一監督は新作『ここは退屈迎えに来て』を自ら観客に紹介する。今年のベルリン映画祭で大好評だった『きみの鳥はうたえる』で三宅唱監督は人生の目的が見えないY世代を描く。日本の歴史をテーマにした映画は今回二本上映されます。瀬々敬久監督の新作『菊とギロチン』は大正時代を舞台にしたアナキスト集団と女相撲力士の物語。白石和彌監督の伝記映画『止められるか、俺たちを』では、名匠・若松孝二監督の経歴と1970年代の日本自主映画シーンをたどる。2018年に亡くなった大杉 漣氏の最後の主演作品となった『教誨師』(佐向大監督作品)では、死刑囚の最後の日々に寄り添う教誨師が体現されている。


アニメーション映画

 今年も当映画祭では数多くの日本の名作アニメーションのドイツプレミア上映を準備している。山田尚子監督による青春と友情をテーマにした新作『リズと青い鳥』や、高坂希太郎監督の『若おかみは小学生!』、初の長編劇場アニメの監督を務める石田祐康氏によるデビュー作『ペンギン・ハイウェイ』などの長編アニメーション映画を楽しめる。さらに今年も、東京芸術大学大学院映像研究科アニメーション専攻による短編作品も上映される。


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© Hiroko Reijo, Asami, KODANSHA WAKAOKAMI Project

ニッポン名誉賞

 今年の「ニッポン名誉賞」は映画監督・俳優である塚本晋也氏に授与される。監督の名を世界にとどろかせた映画作品『鉄男』は日本のアバンギャルド映画を代表する傑作となっている。俳優としてもマーティン・スコセッシ監督による『沈黙 -サイレンス-』や『シン・ゴジラ』などに出演し、幅広く活躍しています。今年の映画祭では、新作『斬、』と『鉄男』、さらに『TOKYO FIST』を上映する。授賞式は映画祭の一環として開催され、塚本晋也氏が登壇する。また、特別トークイベントにて映画制作者としてのこれまでの活動を語る。


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ニッポン・レトロ部門

 ドイツ映画博物館内映画館にて、今年は日本の女優、若尾文子氏の出演作品の回顧展上映が行われる。言うまでもなく数多くの受賞歴のある若尾文子氏は、実力派の女優として大映映画制作株式会社で名を上げた。小津安二郎氏、市川崑氏、川島雄三氏が監督を務めた多くの作品に出演している。当回顧展では、特に増村保造監督との出演作品が多く上映される。当映画祭でのレトロ部門上映は全て、東京国際交流基金(ジャパンファウンデーション)の協力により上映される。


多彩なカルチャープログラム

 当映画祭では複数の映画部門の他にも、日本文化を紹介するワークショップ、講演、コンサート、パフォーマンスやアート展示を行っている。今年は、沖縄における伝統的な染色技法である紅型(びんがた)について横井祐輔氏がワークショップとレクチャーを行う。また、すでに数々の受賞経歴のあるフォーリーアーティスト(効果音職人)、小山吾郎氏(代表作『ブレードランナー2049』等)が、ワークショップの参加者と共に短編映画の効果音作りに励む。また春ねむりのコンサートや、仙丸・朱仙による太神楽曲芸・曲独楽も予定されている。さらに和食の数々、日本工芸や小物を楽しみたい方のために、たこ焼き、焼き鳥をはじめとする多くの屋台が用意されている。


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© kojimari

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© Senmaru & Yuki

子供向けプログラム

 映画祭を訪れる子供たちには、ニッポン・キッズ部門にて様々なプログラムを用意されている。物語の語り手Walburga Kliem(ヴァ―ルブルガ・クリエム)氏が日本の昔話を朗読する一方、ドイツ語手話に通訳される。また、俳優の岩本佑毅氏が「ぼくはアフリカにすむキリンといいます」(岩佐めぐみ著)を朗読し、本著イラストレーターJörg Mühle(ヨーク・ミューレ)氏によるライブ絵描きが披露される。


 【映画祭について】

 日本映画祭「ニッポン・コネクション」は約70人の主にボランティアチームから成る公益法人「ニッポン・コネクション」により運営されている。また、フランクフルト市長ペーター・フェルトマン氏が後援している。映画祭のメイン会場は劇場Künstlerhaus MousonturmとTheater Willy Praml in der Naxoshalle。さらに、ドイツ映画博物館内劇場、映画館Mal Seh’n Kino、Naxos Atelier、Hessisches Literaturforumが会場となっている。
 プログラムの完全版およびチケットは、2019年5月11日より映画祭ウェブサイトで発表される。

 ■公式サイトwww.NipponConnection.com (外部サイト)


 ■映画祭会場一覧

 ・Künstlerhaus Mousonturm, Waldschmidtstr. 4, Frankfurt (メイン会場)
 ・Theater Willy Praml in der Naxoshalle(メイン会場)/ Naxos Atelier, Waldschmidtstr. 19, Frankfurt
 ・Kino im Deutsches Filmmuseum, Schaumainkai 41, Frankfurt
 ・Mal Seh’n Kino, Adlerflychtstr. 6, Frankfurt
 ・Internationales Theater Frankfurt, Hanauer Landstr. 7, Frankfurt



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