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『漆黒天–終の語り–』初日舞台挨拶

2022-06-26 更新

荒木宏文、小宮有紗、松田 凌、長妻怜央、鈴木裕樹、唐橋 充

漆黒天–終の語り–shikkokuten ©2022 movie-st
東映ビデオ
全国公開中!

 主演:荒木宏文、脚本:末満健一、監督・アクション監督:坂本浩一でおくる映画と舞台を完全連動させるプロジェクト【ムビ×ステ】の第三弾、映画『漆黒天 –終の語り-』。6月24日(金)に新宿バルト9にて、本作の初日舞台挨拶が行われた。


 今回映画と舞台両方の主演を務める荒木宏文をはじめ、小宮有紗、松田 凌、長妻怜央、鈴木裕樹、唐橋充の6名が登壇。初日を迎えることに主演の荒木は、「朝からたくさんSNSで話題になっていて、とても嬉しいです!」と喜びを表す。MCが客席に「今日のこの日をどれくらい楽しみにしていたか?」と尋ねると、割れんばかりの拍手が。


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 撮影中はほぼ出づっぱりでアクションありの大変な撮影についてと聞かれると、「本当にずーっと楽しかった!」と即答する荒木。そんな荒木の印象を聞かれ小宮は「荒木さんは、ここにいる、その存在感だけで安心してお芝居に臨めた!」と荒木を絶賛。すると荒木は「おれ、今日は(ほかの共演者から)ずっと褒められ続けるの? うわぁ(笑)」と恥ずかしながらも笑顔で喜んだ。


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 長妻が続けて「俺が出番の関係で撮影を抜けていた時間も、闘志レベルが落ちずにずっと闘っていたのかと思うと凄いヒト!」。


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 松田は、「誰よりも大変な役でスケジュールもハードなのに、泊まっているホテルから片道40分もかけて徒歩で撮影所まで来るのが凄い、憧れの人!」と話すと、会場からどよめきが。それに対して荒木は、「頭の中や体の中を整えて現場に入るんです。準備運動みたいなイメージ。帰りも40分かけながら、クールダウンする。今日の振り返りと、次の日のことを考えるために、僕は歩く」と淡々と解説した。松田はそれを受けて「俺なんか、現場終わって疲れたからタクシーで帰ろうと思ったのに、その話を聞いて、ポケットにお金しまい歩きました。でも、2日目からは負けました」と会場の笑いを誘った。


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 唐橋は「荒木さんは、ぴんと糸を張ったような緊張感があると思うと、とても自然体な雰囲気を醸し出している。そして、後輩のことを考えている。体調のことを考えている。将来のことを考えている。なのに煮詰まっていない、それが凄いところ」と淀みなく褒めた。


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 鈴木は、「実は撮影がオフの日に一緒に古着屋さんを巡って、荒木に選んでもらった服を僕がどんどん買っていって。あんなにすごい芝居をしているのに、ファッション・センスも良いというね!」というナイスなオチに会場は大盛り上がり! みんなからのベタ褒めを受けた荒木も嬉しそうな様子を見せた。


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 また兄弟役を演じた長妻と松田について荒木は、「普段から兄弟みたいに見えた。初共演とは思えない! 彼らの兄弟愛をぜひご覧になってください!」と褒め返した。これに対し、長妻は松田に対し「共演できて光栄。ストイックさ、演技力の高さが尊敬する」と言うと、松田は「長妻の屈託のない笑顔が魅力!」と返し、終始キャストがキャストを褒め合い、“チーム漆黒天”の仲の良さを見せつけた。


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 次に、「【見えていることが全て正しいとは限らない】というのが本作のテーマの1つにあると思うが、最近気づいた今までと真逆の発見は何か?」と聞かれると荒木は、「作品を演じて、刃先は自分に向けるべきだと思った。男だから強くなきゃ!と考えるが、そう思うと、敵を制圧する、敗者を作る、など、外に向かって何かを考えるようになる。でもそうじゃない。自分を律するために、自分自身が強くなるべきだと悟った」と座長らしく堂々と語った。

 さらにMCから「主人公の名無しは記憶を失った役だが、忘れたいほど恥ずかしい記憶は?」と聞かれると、荒木が「俺はない。忘れたいものはちゃんと忘れることができる。僕は覚えてません!」と1番に答えて逃げるが、続くほかの出演者は、きわどいエピソードが次々上がる。鈴木は、「スーパー戦隊には”VSシリーズ”というのがあって、獣挙戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャーのラストシーンの撮影日に5時間も大遅刻。しかも僕のセリフが先輩俳優に向かって、『ボウケンジャーのみんな、ありがとな!』と言い放ち、相手が『俺たちこそ、ゲキレンジャーを見習わないとな!』て答えるシーンがあって(笑)! めっちゃ言いずらかったです!」とまさかのエピソードを披露し、観客は大爆笑!

 最後に主演の荒木が代表して客席に向きなおり、「表と裏、光と陰、表裏一体となっている作品です。お客様の観るコンディションが違えば、結論がちがって見える作品。ぜひ、一度ならず何度も観て楽しんでいただけたらと思います」と述べ、初日舞台挨拶の幕は閉じた。


【ムビ×ステ】とは

 ひとつの作品世界で語られる「ムービー(映画)」と「ステージ(演劇)」を公開&上演するプロジェクト。
 映画と演劇はそれぞれ独立した作品ながら、物語は連動。メディアの境界線を行き来する物語は、これまでにない新しい感覚を呼び覚ましている。プロジェクト第一弾は、映画『GOZEN-純恋の剣-』(2019年7月公開)、舞台『GOZEN-狂乱の剣-』(2019年9月東京・大阪上演)を製作。第二弾は、映画『死神遣いの事件帖 – 傀儡夜曲-』(2020年6月公開)、舞台『死神遣いの事件帖 –鎮魂協曲-』(2020年7月・8月上演)を製作。第三弾となる本作では、ワタナベエンターテインメントとともに、【ムビ×ステ】としてより連動した新作をお届けする。



(オフィシャル素材提供)



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