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『やまぶき』第75回カンヌ国際映画祭 ACID部門公式上映&舞台挨拶

2022-05-25 更新

山﨑樹一郎監督、カン・ユンス、黒住尚生、オリヴィエ・ドゥパリ(音楽)、小山内照太郎(プロデューサー)

やまぶきyamabuki ©2022 FILM UNION MANIWA SURVIVANCE
©Léa Rener | ACID Cannes 2022

boid/VOICE OF GHOST
2022年秋、全国順次公開予定

 山﨑樹一郎監督の新作『やまぶき』が2022年秋より全国順次公開となる。この度、今月17日よりフランス・カンヌで開催中の第75回カンヌ国際映画祭のACID部門で、本作の舞台挨拶付き上映が、現地時間24日午前11時半と午後8時半に実施され、山﨑樹一郎監督、主演・カン・ユンス、出演・黒住尚生、音楽のオリヴィエ・ドゥパリ、プロデューサーの小山内照太郎が登壇。本作は1~2月に開催されたロッテルダム国際映画祭のタイガー・コンペティションがワールドプレミアだったが、新型コロナウィルスの影響で、オンライン開催となったため、今回の上映は、スタッフ・キャストにとって、初めて観客と一緒に大画面で作品を見る機会となった。


 ACIDは、「インディペンデント映画普及協会」の略称。映画作家たちが創設したこの協会は、マーケットの原理に左右されがちなカンヌ映画祭のなかで映画の表現の多様性を守るために、監督週間と批評家週間にならぶ3つ目の並行部門として、「ACID部門」を創設した。15人の映画作家による選定委員会が、毎年9作品を選び招待している。部門30年の歴史上、『やまぶき』は初めての日本映画である。

 ACID部門にはレッドカーペットやタキシードなどのドレスコードも一切なく、リラックスして純粋に映画を楽しむ雰囲気であることが特徴だ。上映後には、時間の許す限り観客との質疑応答が行われる。

 午前11時半の上映は、映画業界人だけではなく一般市民にも開かれており、老若男女で会場は溢れかえった。上映後は、ACIDの選定委員の一人が司会を務めて、質疑応答が行われ、『やまぶき』の世界に魅了された観客たちからの質問は止まず、およそ50分間も続いた。


yamabuki

 午後8時半からの、世界の映画業界人に向けた公式上映も満席。ACIDの選定委員の映画作家3人による進行で舞台挨拶がスタート。「日本映画は本当に素晴らしい歴史を持っているが、それでもこんな日本を映画の中で見たことがない」と選定委員の一人が『やまぶき』を称賛して紹介。山﨑監督が「メルシーボークー。日本からやって来ました。僕は普段トマト農業をしていて、カンヌが決まって大変嬉しかったんですけど、トマトの農家の仕事の作業をちょっと後ろにずらしたので、帰ってすぐに苗の定植作業をすることになります。とにかく映画を楽しんでいただけたらと思います」と挨拶をすると会場は大いに沸き、上映がスタートした。上映後には大きな拍手が起こり会場は温かい雰囲気に包まれた。その後の質疑応答では、質問は止むことがなく、予定していた20分はあっという間に過ぎた。


yamabuki

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 最後に、山﨑監督は、フランスが全国の幼稚園・小中高校で実施している映画教育のメソッドを取り入れて、映画館の全くない真庭市の学校で映画教育を実施していることに触れ、「僕は2年前に1ヵ月ほどフランスの学校で映画教育の調査をして、今、岡山県真庭市で実践しています。日本でそういう活動を続けていけたらと思います。映画文化を大切にするフランスという国を尊敬しています」と言うと、フランス各地の映画教育の担い手である業界人の多い観客席から再び大きな拍手が湧き起こった。


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 ロッテルダム国際映画祭に引き続き、『やまぶき』について好意的な批評記事が、フランスを中心に海外の各媒体に露出。フランス映画批評界の重鎮ジャン=ミシェル・フロドンも高く評価した。また、山﨑監督は、カンヌ滞在中に日本の新聞各紙に加えフランスの媒体の取材も受け、フランスを代表する日刊紙ル・モンドや、カルチャー誌などにインタビュー記事が掲載される見通しだ。



(オフィシャル素材提供)



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