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『あのこは貴族』
第33回東京国際映画祭 舞台挨拶

2020-11-08 更新

門脇 麦、水原希子、高良健吾、岨手由貴子監督

あのこは貴族anokohakizoku 配給:東京テアトル/バンダイナムコアーツ
2021年2月26日(金) 全国公開
© 山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会

 第33回東京国際映画祭特別招待作品『あのこは貴族』の舞台挨拶が行われ、本作で共演を果たした門脇 麦、水原希子、高良健吾、岨手由貴子監督が出席しトーク・セッションを繰り広げた。


 本作は、山内マリコの同名小説を映画化。結婚こそ幸福と考えて相手探しに奔走する箱入り娘の榛原華子(門脇)と、大学を中退して怠惰に生きる時岡美紀(水原)という異なる人生を歩んできた二人の女性が恋愛や結婚だけではない人生を切り拓く姿が描かれる。オリジナル長編作品『グッド・ストライプス』(2015)で、新藤兼人賞金賞を受賞した岨手由貴子監督がメガホンをとった。

 主演の門脇は「私は個人的に、この映画は自分が開放される物語だと思っています。私が演じる華子を典型的なお嬢さまにはしたくなかったんです。原作が魅力的で、そんな部分をキャラクターに入れることができないかなと試行錯誤しながら演じました」と振り返った。


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 共演したシーンは少ない門脇と水原だが、門脇は水原を「最高にカッコよくて可愛くて素敵でした」と称賛した。


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 水原は「お互い違う世界で生きているのに、2人が交わる瞬間があるんです。門脇さんが演じる華子の表情に引き込まれました。“麦ちゃん、やっぱりすごいな”って、魅力的でかっこよかった。交わる瞬間の美しさ、人間の美しい部分を感じられるすばらしい瞬間があります。そういう時間を共有できたのは素晴らしいと思う。女の子の映画ですが、人間として共感できる部分がたくさん詰まった美しい映画になっています」とアピールした。


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 弁護士・幸一郎役を務めた高良は「2人が交わった時のおもしろさがいい。女性陣が本当に皆かわいい。カッコいいというのは、映画を観たら分かると思います。ほんとにカッコいいです!」と門脇や水原に賛辞を送った。自身の役柄については「生まれながらに一流のものが全部用意されてしまっている人間です」と説明していた。


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 岨手監督は「(登壇者の)3人と、あとは山下リオさん、石橋静河さんの5人が、メインキャストですが、5人がそれぞれが役に対するアプローチも全然違っていました。想像できない感情の機微を、皆さんから提案してくださって、いろいろやっていくうちに、完成形のキャラクターが出来上がりました。女性陣がかわいくてキュートでかっこいい……というのは、観たら分かると思います(笑)。役者さんが演じることで役柄に命が吹き込まれると言葉では聞いたことがありましたが、ここまで実感したのは初めてでした」と語っていた。

 最後に、門脇は「この作品は、個人的に解放を描いた物語だと思っています。人間はどうしても自分を無意識にカテゴライズすることがあると思うのですが、ちょっと角度を変えて新しい世界で自分を見ると視界が開けたり、自分のことを好きになったりできたりする。そういうことに気づけると、人生もっと良くなるんだと思える映画です。この作品を観て、自分のなかにもいい部分があるんだという気持ちになってくれたら……」と客席にメッセージを送った。


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(取材・文・写真:福住佐知子)



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