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舞台挨拶・イベント

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『赤い雪 Red Snow』
凱旋上映記念スペシャルトークイベント

2019-02-27 更新

永瀬正敏、井浦 新

赤い雪 Red Snowakaiyuki 配給:アークエンタテインメント
テアトル新宿他全国公開中
© 2019「赤い雪」製作委員会

 実際に起こった複数の事件からインスパイアされ、“10年に1本の脚本”と絶賛を浴びた映画『赤い雪 Red Snow』は2月1日より公開がスタートし、メイン館となるテアトル新宿では、初日から2週間の上映を終えたが、観客の支持を受け、2月23日(土)より復活上映を果たした。凱旋上映となる2日目の24日(日)には、主演の永瀬正敏と物語のキーマンとなる木立省吾役を演じた井浦 新が、MCもいない男2人だけのトークイベントを実施した。


 立ち見客も出た上映後の熱気溢れる場内に本作でメガホンをとった甲斐さやか監督の呼び込みで登場した永瀬正敏と井浦 新。満席の会場に来場の御礼を述べた永瀬の後、緊張気味の井浦は「僕はいつもこういった上映後のティーチンやトークイベントがいつも楽しくて、大好きなんですが、今日は楽しさより緊張のほうがまさっていて……。」と口火をきった。「僕が19か20歳ぐらいのとき、まだデビューしたての頃、あらかん新潮の賞で表参道を歩かれていた時、初めて永瀬さん体験をさせていただいて、かれこれ23年ぐらいたちましたか」と初めて永瀬正敏に出会った時のことを振り返り、大先輩を前に緊張を隠せない様子をみせた。

 2人は、ともに写真撮影の趣味があり「それぞれが撮影した写真で永瀬バージョンポスター、井浦バージョンポスターなんていうのを作るのも面白いね」と永瀬が提案すると、「お客さんたちの写真で作るのも面白いですね」と答える井浦に、「SNSなんかで、観客の方々とのかかわりから映画が進化していくというのも、また新しい進化のありかただよね」と、映画のプロモーションに及ぶ話に花が咲く二人。

 緊張もほぐれてきたタイミングで、客席から本作のテーマの一つでもある、記憶の曖昧さについて感想が投げられると、井浦が自らの記憶の改ざん経験を語る。「子供のころ、山の近くで友達と遊んでいて、木と木が触れ合ってザワザワと音がしたら、その間から光が! それは明らかに鳥の仕業だったんですが、当時からUFOとかが大好きな僕は、友達に“UFOみた!?2と。自分ではそれがUFOだったと思い込んでたんですね。正に僕が記憶を改ざんしたんです(笑)」。一方、永瀬は「僕の最初の記憶は、母方のおじいちゃんの背中なんです。でも、親戚の人たちに聞くと、よくおじいちゃんの自転車に乗せてもらっていたらしいんですが、その自転車はハンドルのところに子供を乗せる椅子がついているから、僕の前には絶対に背中は見えないんです。でも、僕の最初の記憶はおじいちゃんの背中というのは確信をもって言える」と、記憶の曖昧さについて自らの幼少期の記憶を披露した。本作の登場人物たちの記憶の曖昧さや改ざんということが、まさに誰にでも起こりえることで、とても身近なことなのだと気づかさせてくれる楽しいトークを繰り広げた。


akaiyuki

 次に、井浦が永瀬に質問を投げた。「皆さんも知らない、誰も知らない永瀬さん演じる白川一希(しらかわ・かずき)について教えてください」。この質問に対し永瀬は、「実は一希は、いつも赤い靴下をはいている……嘘だけど」と茶目っ気たっぷりな冗談を言い、会場を沸かせた後、「ちょっとまじめな話になるけれど、僕も弟を亡くしていて、一希とはまた違った気持ちで弟を思いながら現場に行ってました」と語った。

 そして永瀬から井浦には、「木立は、登場人物みんなの心のカギを持っている重要な人物なんだけど、演じるのもとても難しいと思う。どうして演じたいと思ったんだろうかっていうことを聞きたいね」と質問が投げられた。「木立は監督だと思ったんです。甲斐監督です。木立は『赤い雪』の住人たちの誰にも属していないんです。木立は唯一何も背負っていない人物だと思ったので、観客の代弁者という立場でいたいと思っていました。退場の仕方も突然でしたし。木立は『赤い雪』の世界に飛び込んできて遊んでいる人で、まさに監督の分身みたいな存在だと感じていました。そして、一希やさゆりにとっても木立は善人のように見えますが、実は一番のモンスターなんじゃないかなと。ここからは僕の想像なんですが、木立は色覚異常なんです。みんなが見えている“赤”が見えていないのが木立……」と、原作に描かれている木立の生い立ちにまで話は及び、井浦の木立像が熱く語られた。


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 最後に本作を3回観たという熱いファンから本作に出演して一番深く残っている感覚について尋ねられると、井浦は「僕はとにかく自由で楽しいという感覚を感じながら演じていたということが深く残っています」と答えた。永瀬は「甲斐監督の何かを感じながら演者が集まってきて作品が作り上げられました。この感覚は癖になるなと、感じました。僕の中で深く残っているのは、甲斐監督そのものですね」と甲斐監督への賞賛を述べ、締めくくった。



(オフィシャル素材提供)



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