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舞台挨拶・イベント

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『光』永瀬正敏写真展トークイベント

2017-06-01 更新

永瀬正敏

光hikari

配給:キノフィルムズ/木下グループ
新宿バルト9、梅田ブルク7ほか 大ヒット上映中!
© 2017 “RADIANCE” FILM PARTNERS/KINOSHITA、COMME DES CINEMAS、KUMIE

 河瀨直美監督がオリジナル脚本で挑む全ての人を照らす希望を描く『光』が、5/27(土)に全国公開した。

 5月17日(水)に開幕した、第70回カンヌ国際映画祭「コンペティション部門」に正式出品され、レッドカーペットには河瀨直美監督ほか、永瀬正敏、水崎綾女、神野三鈴、藤 竜也が登場、公式上映は10分以上のスタンディングオーベーションに包まれるなど大成功を収めた。そして日本時間5月29日(月、※現地5月28日)には、カンヌ国際映画祭の独立部門であるエキュメニカル審査員賞を日本時間5月27日(土)(※現 地同日)受賞! 日本人としては、2000年に受賞した青山真治監督(『EUREKA ユリイカ』)以来2人目、日本人女性監督としては初の受賞となった。

hikari カンヌでの授賞式を終えたばかりの永瀬正敏が、現在代官山蔦屋書店で行われている写真展“中森雅哉のその眼差し”の開催と映画『光』の公開を記念し、トークイベントを実施した。展示されている写真はすべて、映画『光』の主人公・弱視のカメラマン中森雅哉の部屋に飾られていたもので、永瀬自身が、撮影し、選び抜いたものだ。


◆カンヌで映画『光』がエキュメニカル賞審査員賞を受賞した時の思い

 アジア映画はなかなか頂けない賞らしくて。日本人女性監督作品としては史上初というすごい名誉で、びっくりしました。実は、僕が最初に受賞の結果を聞いてしまいまして。(翌日日本で行われる、フランスと日本とのSkype中継での)初日舞台挨拶の打ち合わせをスタッフの方としていて。その後ちょっとご飯を食べて、お茶でも飲んでのんびりしていたら、電話がかかってきて。「受賞した!」って。僕も立ち上がって「本当ですか!」って。
 監督はちょっと離れたところにいたので、監督に電話が繋がらなくて、僕が一報を先に聞いてしまいまして。監督には電話をする別のタイミングがあって、僕の口から「監督、とりました!」と賞のことを伝えました。(受賞式が数時間後にあると聞いて)監督は別の場所にいたので、「早く帰ってきてください。僕一人で授賞式に参加しなくちゃならないから」と言いましたら、監督は慌てて帰ってきてくれました。
 カンヌ国際映画祭で最初の賞の発表だったらしくて、バタバタになってしまいましたね。監督も泣いていらっしゃいました。
 ジュリエット・ビノシュが「素晴らしかったわよ!」と声をかけてくれて。他にも、デヴィッド・リンチ監督や、フランスの女優さん、映画監督、来る人来る人「すごい! すごい!」と言っていただけて。そんなに素晴らしい賞をいただけて、監督とふたりで喜んでいました。
 チーム『光』は監督と僕とプロデューサーの3人だったので、すっかり緊張してしまって。でも、そんなに素晴らしい賞をいただけて、監督と二人で喜んでいました。


◆世界35ヵ国で、映画『光』の上映が決まったことについて

 カンヌ期間中だけで決まったので、びっくりしました。これとは別に各国のエアラインでの上映も決まっているそうなので、今後ももっと増えそうな勢いだそうです。『あん』は50ヵ国での上映だったんですけど、それを超えるだろうと言われています。いろいろな国で上映して欲しいですね。僕の声がいろいろな声で吹き替えられるのか、聞いてみたいです。現地で(吹き替えされた上映を)観てみたいですね。


◆3度目のカンヌで胸に刻まれた思い

 (テロなどもあり)いつもと雰囲気自体が違って、厳戒態勢でした。公式上映の時は前の道が全く進めないくらいで。
 (上映後)お声がけくださる人があまりにも多くて本当にびっくりしました。特に監督は、普通に街を歩いていられないくらいでした。僕は、恰幅のいい方にずっと手を握られたまま、ずっと感想を言われたんですけど、いつこの手を離せるんだろうって(笑)。「今回のコンペティションは負のテーマが多かったけど、『光』はその後の光が描かれている。今、世界がこんな情勢だからこそ、今、光が必要なんだ!」って唾がとぶくらいの距離で言われて(笑)。そういう人がすごく多くて。監督は素晴らしい作品を作ったんだなって、改めて思いました。


◆公式上映後の10分間のスタンディング・オベーションもすごかったですね。

 スマートに立ち上がりたかったんですけど……(笑)。(この作品は)ラストシーンに仕掛けがあって、その度に会場内からすごい拍手があって。その瞬間、瞬間にいろいろな人の顔が浮かんでしまって、立てなくなってしまいました。大失敗です(笑)。あんな顔、世界中の人にみせたくなかった……(笑)。


◆カメラマンとしても俳優としても活躍しているが、自身と役の「中森雅哉」の共通する部分について

 自分のおじいちゃんも写真家を途中で諦めざるを得なかった人なので。おじいちゃんと一緒に(その場所に)立てるなと思ったことと、最後のセリフを読んだ時には、堪えきれなくなりましたね。素晴らしいセリフで終われられるので。


◆雅也の部屋の写真も自身で飾ったことについて

 監督と美術部さんと話しながら、奈良で実際にやりました。1週間~10日間はそれにかかりきりで。実際自分で作りました。劇中に出てくる雅哉の写真集も90ページくらいあるんですけど、過去の作品も含め、実際自分で全部撮影したもので、180点くらい選びました。


◆写真展にも展示されている、永瀬さんが実際に撮影した夕陽の写真について

 夕陽のシーンをとるのに僕は5日間かかったけど、監督は撮影でその日に撮れちゃうんです。映画に愛されていますよね。午後、雨が降って欲しいというと、本当に降りますからね。(周りは)どういうこと?って(笑)。自然の移り変わりも一緒に映画におさめたいという思いが、きっと通じるんでしょうね。


 握手や写真撮影など、来場者からのリクエストすべてに答え、滲み出る人柄の良さを感じさせるトークイベントとなった。



(オフィシャル素材提供)



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