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『キャメラを止めるな!』初日舞台挨拶

2022-07-16 更新

竹原芳子、上田慎一郎監督
応援ゲスト:ZAZY

キャメラを止めるな!cametome ©2021 - GETAWAY FILMS - LA CLASSE AMERICAINE - SK GLOBAL ENTERTAINMENT - FRANCE 2 CINÉMA - GAGA CORPORATION
ギャガ
TOHOシネマズ シャンテ ほか大ヒット上映中!

 わずか300万円の低予算で製作されながら興行収入31億円を超える大ヒットを記録し、社会現象を巻き起こした映画『カメラを止めるな!』のフランス版リメイク『キャメラを止めるな!』がついに公開! 初日舞台挨拶には、オリジナル版に続いて本作にも出演した竹原芳子と、オリジナル版の上田慎一郎監督、さらに竹原芳子のNSC同期のピン芸人ZAZYが応援ゲストとして駆けつけた。


 7月15日(金)に東京・日比谷のTOHOシネマズ 日比谷にて初日舞台挨拶が行われ、オリジナル版に続き本作にも出演している竹原芳子、オリジナル版の監督で本作の吹替監修を務めている上田慎一郎監督が登壇した。ゲストとして、竹原が芸人養成所「吉本総合芸能学院(NSC)」に通っていた頃の同期のお笑い芸人・ZAZYが登壇。竹原の似顔絵を描いた得意のフリップをサプライズでプレゼントした。

 大きな拍手に迎えられて登壇した竹原と上田監督。当初は満面の笑みを浮かべていた竹原だったが、公開を迎えた気持ちを尋ねられると、感激のあまり突然、言葉を詰まらせ、その目には光るものが……。これには上田監督からも「泣くの早いな(笑)!!」とツッコミが飛んだが、竹原は「本当にありがとうございます。(『カメ止め!』が公開された)4年前のことを思い出したり、フランスで去年、撮影して、いつ公開されるかはっきりと分からずに延びたりもして……今日、ここに立たせていただいて幸せです。なんとも言えない気持ちです。(2019年の)日本アカデミー賞の後にパーティで上田監督が挨拶している動画を見直したら、『皆さんと一緒に舞台に立たせてもらっている気持ちです』とおっしゃっていて……。小さなところから始まって、カメラマンの人に『37分を1カットで撮るなんて絶対無理!』とか言われたりしたのも見ていたので、そういうこと思い出したりして……今日は新幹線の中でひとりでじんわりと昔を思い出していました。嬉しいです。胸がいっぱいです」と喜びと感謝の思いを口にした。

 上田監督は「いきなり泣くとは思わなかった(笑)! びっくりした……」と笑いつつ「不思議な気持ちでいっぱいです。4年前に2館から始まった映画がこんなところまでつながっているとは思わなかったです。ミシェル監督の『アーティスト』を20代の頃、シネコンで何者でもない時に観て感動して『僕も面白い映画を作るぞ』とバトンを受け取ったような気持ちになったんですけど、そのミシェル監督が『カメ止め!』からバトンを受け取って、映画を作ってくれることになるとは……。こんなことってあるんだなと不思議な感動に包まれております」と運命の巡り合わせに思いをはせる。

 そしてこの日、『キャメラを止めるな!』が世界76ヵ国で公開されることが決定したことも発表された。上田監督は「76ヵ国に竹原さんが見つかることになる。数年後には大スターになってる可能性がありますね。世界各国の監督からオファーが来たら僕も嬉しいし、本家の『カメ止め!』を観ていただける機会になると嬉しいです」と喜びを口にする。

 竹原は、カンヌ国際映画祭に続く、さらなる世界進出となるが「皆さん“カンヌ女優”とか言ってくださるけど私、市橋(浩治プロデューサー)さんとGAGAさんのおかげでカンヌに行けてますので……(苦笑)。まあ、このキャラクターが要る時はぜひ呼んでいただけたらと思います」と驚きつつもさらなる飛躍へと気合十分の様子だった。

 そんな、竹原が「どんぐり」という芸名で芸人を目指して芸人養成所「NSC大阪」に通っていた頃の同期生であるZAZYがこの日はゲストで登場! 『キャメラを止めるな!』を観たというZAZYは「(4年前に)本家の『カメ止め!』を観て、すごい面白くて、画期的な映画だったんですが、その面白い要素を残しつつ、フランス・コメディの空気感を採り入れていて、また良い映画になってるなと笑わせてもらいました」と感想を語る。

 2年連続で「R-1グランプリ」で準優勝するなど、お笑い芸人として活躍するZAZYだが、竹原がカンヌ国際映画祭に登場した際には「霜降りコロチキ男ブラマユリカケツビスブラkento滝音、、勢いある同期より結果出そうと11年やってきたけど、この同期カンヌ行ってる……」と驚きと羨望のツイートをしていた。

 竹原の活躍について、ZAZYは「ビックリしましたよ! カンヌ(のニュース)で『キャメ止め!』にも出てるって知って『うわっ!』と思いました。当時『カメ止め!』もビックリしました。同期でどんぐりさんという名前でネタをやってた人が急に大ヒット映画に出てるって聞いて『えーっ!?』ってなったけど、そこからもう一個、カンヌって……なんそれ?って(笑)」と脱帽。

 竹原は、NSC時代のZAZYのことを覚えているそうで「覚えてます! 忘れません! 髪の毛長くて、ジーンズ生地のショートパンツを履いて、なんとも言えん不思議な感じやなと思ってました。ネタ見せでフリップを次々出してしゃべってて、すごく面白いなと思ってました。ネタもうろ覚えですが覚えてます」と当時から印象に残っていたと明かす。

 一方のZAZYも、竹原のことはよく覚えているようで「11年ぶり? 全然変わってない! この小っちゃい体のどこからこんなバイタリティ出てくるのか? 周りが笑顔で楽しくなるキャラは全然変わってないです。どんぐりさんがいたら、周りが明るくなってました」と笑顔で明かした。

 そんな竹原のために、ZAZYは得意のフリップをプレゼント。フリップには、炊飯器の横に立てられたしゃもじに満面の笑みの竹原の似顔絵が! ZAZYは「僕がいま、家で自立するタイプのしゃもじを使ってるんですけど、柄の部分が黄色で、それが竹原さんに見えて……竹原さんってしゃもじっぽくないですか(笑)?」と語り、上田監督は「それは初めて聞きましたが、言われてみればフォルムが……(笑)」と同意。

 竹原は「家に飾っときます! 笑顔やし、すごく嬉しい! 似顔絵はシイタケみたいな時があるんですよ。シイタケってすごいシワでしょ? こんなにつややかに描いてくれて嬉しいです」と大喜びしていた。


cametome

 舞台挨拶の最後に、竹原は「フランス版『キャメ止め!』は(オリジナル版と)違った要素も含まれていて、吹替版もありますけど、話がところどころ違っていたりするので、両方楽しんでいただけたら嬉しいです」と呼びかける。上田監督は、竹原の言葉に「吹替版も“話”は同じです(笑)」と修正を入れつつ、「吹替版にしかないアツアツなセリフがたくさん含まれていたり、ちょっとしたおまけもあります。同じ場面だからこそ、日本とフランスの違いみたいなものが浮かび上がってくる楽しさもあるので、そこも含めて楽しんでいただけたら」と語り、舞台挨拶は幕を閉じた。

 『キャメラを止めるな!』はTOHOシネマズ シャンテほか全国公開中。



(オフィシャル素材提供)



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