2022-04-16 更新
2018年に劇場公開作として最大の話題を呼び、社会現象ともなった映画『カメラを止めるな!』(上田慎一郎監督)の、アカデミー賞🄬受賞監督ミシェル・アザナヴィシウスによるリメイク作 『Final Cut』(英題)が第75 回カンヌ映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に選出され、オープニング作品としてプレミア上映されることが決定した!
『カメラを止めるな!』は上田慎一郎監督の劇場長編デビュー作として、2018年に都内2館公開から始まり、有名人の出演もなく、低予算制作映画ながら、その斬新で衝撃的な内容が映画ファンから高い評価を得て、連日満席が続出。その口コミがさらなる話題を呼び、公開劇場が続々拡大し、最終興収32億と、規格外の大ヒットを記録した。その人気は世界も注目。“ONECUT OF THE DEAD”という英題で各国で公開されました。中でもフランスでは、フランス最大の日本映画祭「KINOTAYO(キノタヨ)現代日本映画祭」でオープニング作品として上映され大ウケ。観客投票で決定される最高賞“ソレイユ・ドール”を受賞し、2019年3月からは劇場公開もされ、話題を呼んだ。
今回、フランスで監督を務めるミシェル・アザナヴィシウスは、監督・脚本・編集を手掛けた白黒のサイレント作品『アーティスト』で2012年の第84回アカデミー賞🄬作品賞、監督賞を始めとする5部門を獲得し、その名を世界中に知らしめたフランス映画界を代表する監督。今回のリメイク版出演者には、『真夜中のピアニスト』や『ムード・インディゴ うたかたの日々』などで知られる人気俳優ロマン・デュリスや、『アーティスト』でセザール賞主演女優賞受賞、アカデミー賞🄬助演女優賞にノミネート、アスガー・ファルハディ監督作『ある過去の行方』ではカンヌ国際映画祭女優賞を受賞したベレニス・ベジョをはじめ、グレゴリー・ガドゥボワ、フィネガン・オールドフィールド、マチルダ・ルッツらが名を連ねており、フランス映画界を代表する監督・俳優陣によって、あの『カメ止め』がどうリメイクされたのか、期待が高まっている。
本作のカンヌ国際映画祭でのオープニング作品としてのプレミア上映上映決定を受けて、オリジナル版の上田慎一郎監督から驚きと喜びの声が届いた!
▼上田慎一郎監督 コメント▼
たった2館から始まった長い旅がまさかカンヌまでつながっていくとは。これからどうなっていくのかまだまだ楽しみがつきません!
なお日本公開は2022年7月を予定している。
『FinalCut』(英題)
(2022年、フランス、上映時間:112分)
■監督:ミシェル・アザナヴィシウス
■出演:ロマン・デュリス、ベレニス・ベジョ、グレゴリー・ガドゥボワ、フィネガン・オールドフィールド、マチルダ・ルッツほか
■提供:ギャガ、ENBU ゼミナール
■配給:ギャガ
(オフィシャル素材提供)