2022-10-01 更新
<一日市長任命&酒田市親善市民証授与イベント>
登壇者:阿部サダヲ、水田伸生監督、丸山 至(山形酒田市市長)
<山形凱旋特別上映会>
登壇者:阿部サダヲ、満島ひかり、水田伸生監督
先日、『アイ・アム まきもと』のロケ地・山形にて山形県副知事&鶴岡市市長への表敬訪問、“一日市長任命”&“酒田市親善市民証授与”イベントと、山形凱旋特別上映会が実施された。
酒田市議会へ、阿部と水田監督が訪れ、山形県酒田市の丸山至市長を表敬訪問。阿部へ“一日市長任命書”、水田監督へ“親善市民証”が授与されると、“迷惑”なほど巨大なA1サイズの用紙にそれぞれ笑いながら、その粋なサプライズに喜びの表情をみせた。
一日市長としての任命式を行った後は、模擬議会と称して、酒田市の議員より阿部と水田監督への質問時間が設けられた。議会の初めに答弁席にて挨拶を求められると、阿部は「皆さまご苦労様です。こんなに議員さんが集まるのは初めてだと聞きました(笑)。酒田市もそうですし、山形全体を撮影で使わせていただいたのですが、皆さんがとても協力的で心地よく撮影することができました」とコメント。水田監督は「昨年の5月に丸山市長とお会いし、その際に全面的に協力しますとおっしゃっていただきました。市役所で撮影するシーンでは、職員役を職員の方に演じていただいたのですが、これに勝るリアリティはないと思います。本当にありがとうございました」と、撮影当時のエピソードを持ち出しながら、撮影でお世話になった山形への感謝の意を述べた。
市議会議員より、山形を舞台にしたことでどのようなエッセンスや影響がもたらされたのか尋ねられた監督は、「この作品では、“今生きている人間がどう生きるべきか”を阿部さんを通して見ていただきたいと思い、撮影しました。山形を舞台に選んだ理由は、生命力があるからです。鳥海山をはじめとする山々や、そこから流れる美しい水を川が運び、水田を満たす。そして海に流れ出る。まさに生命力あふれる土地です。撮影も5月中旬から6月中旬にかけて行いました。決して“亡くなること”が終わりではなく、脈々とつながっていく人の連鎖を、山形の豊かな景色に包まれながらとることで、より一層そのメッセージが届けられると確信しました」と監督。
そして、ロケを通じて感じた山形の印象について聞かれた阿部は「記憶にございません」と一言放ち席に戻ろうとすると、議会中からどっと大きな笑いに包まれた。あらためて答弁席へ戻った阿部は、「場所も素晴らしくて、これほど助けられたことはないです。山形在住のキャストの方々にもご出演いただき、本当にうれしい限りでした。市役所の斜め前の喫茶店でも撮影させていただいたのですが、とてもいい場所でした。また何かあったら、ぜひ水田監督と伺いたいと思います」と、撮影の思い出の地を語りながらコメントすると、拍手に包まれた。
最後に一日市長という立場から酒田市に対してのアドバイスを求められた阿部は、“おみおくり係”新設を提言。それに対し、矢口副市長は「頑張ります!」と、映画の中でも印象的な牧本の台詞と仕草を引用して答えると、すかさず阿部もその仕草で返し、さらに笑いが巻き起こった。終始温かい雰囲気に包まれた模擬議会は終了した。
山形凱旋上映会には、阿部サダヲ、満島ひかり、水田伸生監督の3人が登壇。当時を振り返りながら、ロケ地にまつわるトークを繰り広げた。登場した途端、割れんばかりの拍手の大きさに驚きながら、阿部は「山形には撮影で大変お世話になったので、今日こうやって上映することができて嬉しいです!」と挨拶。満島は「山形の温かな風景や、朝の美しさ、夕方の日の綺麗さにいっぱい支えられながら撮影していました。今日はよろしくお願いします!」、監督は「すごい! これほどの大観衆は初めて。今日はお越しいただき、ありがとうございます!」と、集まった約1100名の観客を前に、それぞれ再び山形の地へ戻ってこられたことへの喜びをコメントした。
エキストラで参加された方を客席に発見し喜びながら、阿部は「人が温かい。本当に素晴らしい街」と称賛。満島も当時の撮影を振り返り、「泊っている部屋の窓からの景色がとても綺麗でした。一度、阿部さんと食事した時に、そのお店の方が温かく迎えてくださった」と語り、「エキストラでは、でんでんさんや國村さんもタジタジするほど強烈なキャラクターの方もいらっしゃいました(笑)」と思い返し、笑顔を見せた。また、監督は「映画のために山形という地を選びました。この作品は“今日をどう生きるか”という物語。美しい山々、綺麗な水に囲まれた、これほど生命力に溢れた場所は他にない」とロケ地に選んだ理由とともに、「ご協力いただき、本当に皆さんありがとうございました!」と改めて撮影に協力してくれた山形へ感謝の想いを語った。
そして、阿部と満島について、「優秀な俳優の方はたくさんいらっしゃいます。けれども、このお二人は今現在ここに立っている私を作ってくださった。このお二人がいなければ、今ここに私は立ててないと思います」と水田監督。その感動的なコメントに、阿部は「水田監督のおかげで、映画の主演もできるようになった。『舞妓Haaaan!!!』からここまで駆け上がってきました(笑)。感謝しかないです!」、満島も「初めて水田監督に出会ったのは22歳の時で、今と全く変わらない接し方をしてくださった。水田組は映画もドラマもスタッフの方が変わらず、信頼し合っていて、良いと思う風景も通じ合っている。温かいモノ作りをされていて、“ホーム”だなって感じます」と熱い想いとともに、改めてそれぞれの長年の絆が垣間見えた。
最後、酒田舞妓よりプレゼントが贈呈され、監督は「山形は人口に対してスクリーン数が日本一。“映画の県”だと信じています。ぜひ皆さんのお力添えで、公開を後押ししていただけたら嬉しいです!」、満島は「まきもとのピュアさを感じることができて、改めて自分らしく生きていきたいと思える映画です。ぜひ楽しんでください!」、阿部は「撮影当初、『おくりびと2』の撮影が始まったと噂があったそうで、TVCMにも書いてあった“『おくりびと』以来の奇跡が起きるかも”が実現できるよう、皆さんご協力いただけますようよろしくお願いします!」と作品をアピールし、温かな拍手に包まれながら舞台挨拶は幕を閉じた。
(オフィシャル素材提供)
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