2022-03-28 更新
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給、映画『アイ・アム まきもと』が2022年9月に全国公開となる。
監督は『舞妓Haaaan!!!』(07)、『謝罪の王様』(13)、『あやしい彼女』(16)などの映画や、TVドラマ『ゆとりですがなにか』『獣になれない私たち』等の話題作を手掛けてきた水田伸生。そして主人公・牧本壮(まきもとそう)を、水田監督が手掛けてきた『舞妓Haaaan!!!』(07)、『なくもんか』(09)、『謝罪の王様』(13)に続き、今回4度目のタッグとなる阿部サダヲが演じる。
ちょっと迷惑な男が“まき”起こす、“迷惑系”ヒューマン・ストーリー
市役所の「おみおくり係」を務める<ちょっと迷惑な男>牧本 壮。空気が読めない、人の話を聞かない、誰にも心を開かない。本作では、そんな牧本が孤独に亡くなった人を独自のルールに従いおみおくりしていく中、様々な人々と出会い、少し煙たがられながらも彼らの心に変化をもたらしていく。そしてそんな人々とふれ合う中で、牧本自身の無味な人生も徐々に彩られていく。牧本の“迷惑”がいつしか“無垢な気持ち”として、周囲と自らに影響を与えていくヒューマン・ストーリー『アイ・アム まきもと』。
そんな牧本の迷惑に翻弄される超豪華な追加キャストを一挙発表!
ある日、疎遠になった父の死を知らされ、執拗に牧本から葬儀への参列を迫られる津森塔子役に満島ひかり、牧本の向かいの家に住み牧本に負けないほどのちょっと迷惑な男・蕪木役に宇崎竜童、全く空気の読めない牧本に本作内で最も迷惑を被っている刑事・神代役に松下洸平、牧本の迷惑に振り回されながらもその行動に理解を示す葬儀屋・下林役にでんでん、蕪木の強烈な迷惑エピソードを持つ、食品工場で働いていた蕪木の元同僚・平光役に松尾スズキ、牧本を取り締まるために県庁から派遣され、度重なる迷惑行為に目を光らせる新任の市民福祉局局長・小野口役に坪倉由幸(我が家)、と存在感を連ねるキャスト陣が脇を固める。さらに、蕪木の迷惑に翻弄されながらもその武骨さに惹かれていた、今は漁港で居酒屋を営む蕪木の元恋人・今江みはる役に宮沢りえ、蕪木の元同僚だったが“その迷惑に救われた”という謎の過去を持つ槍田役に國村 隼と、日本映画界屈指の豪華俳優陣が集い、牧本が“まき”起こす迷惑から始まる、人々の繋がり、家族の絆、人生の悲喜こもごもをユーモラスに描く珠玉のヒューマン・ストーリーが誕生した。2022年9月、ちょっと迷惑な男・牧本が“まき”起こす奇跡の物語が、日本中を優しさで包み込む――。
■ <満島ひかり コメント>
舞台の楽屋裏にやって来た水田監督から、「読んでみて」と数十枚の紙の脚本を頂いたのは3年ほど前。初めのページには、水田さんの名前と倉持 裕さんの名前が書かれていて、大好きなふたりの名前に、ページを捲る前から満足した気持ちになっていました。私にとってはホームのような水田組で、これまた、いちファンの阿部サダヲさんとの共演ですからもう、感謝の気持ちで参加しました。主人公のマキモトさんは、素晴らしい真っ直ぐさの持ち主で、見ている人をハッ!とさせるところが幾度もあるのでは、と感じます。彼の迷惑さは、人が合理的に生きるために忘れていたことを気づかせてくれる、そんな迷惑さなんだと、塔子を演じた私は思うのです。
■ <松下洸平 コメント>
神代役を演じました、松下洸平です。
初めての水田監督作品、初めての阿部サダヲさん、僕にとってはどれもこれもが刺激的でワクワクする現場でした。
空気の読めない牧本という人物に振り回され、劇中ではゆっくり蕎麦を食う時間さえも奪われておりましたが、なぜか手を差し伸べてしまう不思議な魅力を持った牧本の他人を動かす力の原動は「無垢」であること。しかし彼はそれを武器とはせず、真っ直ぐに見つめる透明な瞳で僕らに語りかけてくれました。その瞳を、ぜひ劇場でご覧下さい。
■ <松尾スズキ コメント>
大した迷惑はかけられてないんですが、マキモトというより、大人計画に入った頃の阿部にはだいぶ迷惑かけられました。それも今となってはいい思い出です。映画のマキモトは、ああいう性格だから友達が少なそうですが、阿部はわたしより友達が多そうなのが、なんというか、人生って不公平だなと思うのです。幸せってなんでしょう。マキモトと阿部を見ているとそう考えてしまうのです。
■ <坪倉由幸(我が家) コメント>
僕は牧本の上司にあたる小野口という市民福祉局局長を演じさせていただきました。牧本には局長になった初日から局長室にとんでもない物を置かれていたり、車で走り出そうとしたらメチャクチャな止め方をされたり、牧本のことは嫌いではないが、小野口としては牧本の言動すべてが理解できない。でも、僕自身としては牧本はとても素敵な人だなぁって思いました。
「迷惑な男」で真っ先に思い浮かんだのが僕の相方の杉山。杉山もこういう迷惑のかけ方だったら人に好かれるのかなぁ……なんて思いました。
■ <宮沢りえ コメント>
牧本さんには、いわゆる常識が通じません。複雑な女ゴコロを察してもくれません。とても、迷惑でした。
でも、そんな強引な牧本さんから思いがけないプレゼントがありました。それは、みはるにとって、もしかしたら人生最高のギフトだったように感じます。
牧本さんが大切だと思うことは、私の大切でありたいと思わせてくれる作品でした。
■ <國村 隼 コメント>
人知れず終わりをむかえたいくつもの人生があり、それを、ひとつ、ひとつと弔う男がいた。
そんな主人公、牧本に訪ねてこられ、無理やり亡くなった友人の生きてきた様を語れと迫られる男。私が演じた槍田さんも、また、孤独でかたくなな人生の真っ最中なのに……。
ほっといて欲しい、迷惑千万!
やさしくも悲しい、嫌なんだけどちょっと嬉しい、そんな気持ちを描いた映画です。
(オフィシャル素材提供)
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