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『大怪獣のあとしまつ』
公開初日舞台挨拶

2022-02-05 更新

山田涼介(Hey!Say!JUMP)、土屋太鳳、濱田 岳、西田敏行、三木 聡監督

大怪獣のあとしまつdaikaijyu-atoshimatsu ©2022「大怪獣のあとしまつ」製作委員会
松竹 東映
大ヒット上映中!

 2020年3月にクランクインした映画『大怪獣のあとしまつ』が、満を持して2月4日(金)に公開初日を迎えた。封切を祝うため主演の山田涼介(Hey!Say!JUMP)、土屋太鳳、濱田 岳、西田敏行、そして三木 聡監督が上映に先立ち、舞台に登場。まずは、山田から「皆さんこんばんは。まずは無事に公開初日を迎えられて嬉しい気持ちですし、これだけのお客さんに初日から来ていただけることを幸せに思います」と挨拶。土屋は「最初に撮影の中断を余儀なくされたのはちょうど2年前の今頃でした。それからずっとこの作品が生まれることを大きな目標としてきました。刺激的なこの作品が末永く愛していただけることを願っています」とコメント。濱田は「日々の暮らしにご心労が絶えない中、来てくださってありがとうございます。わずかな時間ですが、皆さんの気分転換になればと思います」。そして西田は「いまオミクロンという名の大怪獣が暴れまわっている最中、いらしてくださった皆さんが神様のように見えます。ありがたいと思っております。ゆっくり楽しんでいってください」と挨拶。最後に本作のメガホンをとった三木監督が「とんでもない映画だと思います。キャストの皆さん、コロナが猛威を振るう中協力いただいて、こうして初日を迎えられること、監督として嬉しいです。お客さんにもこんなに集まっていただいて、泣ける感じがします」と封切りへの思いを述べた。

 本作は全高155m,横長380mにも及ぶ邦画史上最大級の巨大怪獣が死んだ、その後の物語。この巨大怪獣の死体処理という、ある意味倒すより難しい“ムチャブリ”を課された人々の奮闘が劇中で描かれるが、実際の撮影現場での“ムチャブリ”エピソードを聞かれると、山田は「ポスターでも背負っているロケット(ランチャー)なんですが、本編では2つ背負って作業しているシーンがあって、あれが本当に重くて……体感1つ10kgくらいあってそれを2つ背負って走ろうと言われた時は、“これ軽くてもいいんじゃないか?”と思いましたね(笑)。質感や画で見た時のリアルさはこの重さでないと出せないんだろうなと自分を納得させながら撮影していました」。


daikaijyu-atoshimatsu

 それを指示した三木監督は「リアリズムですから(笑)。重いものと軽いものでは揺れ方は画として違うので。でもそれをアクションに繋げていく山田さんの身体能力の高さは素晴らしいですよね。背負ったままジャンプしなきゃいけないシーンもあるのに」。山田も「大変でした。(撮影後は)楽屋でずっとソファの肘当てで首をぐりぐりしていました(笑)」と撮影を振り返った。続いて土屋からは「予告にも入っている、草むらを走るシーン。特撮ヒロインらしいシーンで張り切っていたのですが、草が生えすぎていて進めなくて……。しかも冬の時期で硬いし刺さるんですよ。『キャー!』って叫びながら走るんですが、本当に『キャー!』って思いながら走っていました。本当に痛くて」と苦労したエピソードを披露。濱田は「ムチャブリをされたわけではないですが、秘書官として総理と密談するシーンですごく距離が近く、西田さんとゼロ距離で接した場合『釣りバカ日誌』だったら100%チューしている距離なんですよね(笑)。今回は総理と秘書官なので絶対チューはダメなので非常に悶々としていました」と会場の笑いを誘った。西田は「ムチャブリだと思ったことは無かったです。“西田敏行”という俳優の大きさでしょうか、監督をビビらせたのかな」とさらに笑いを誘いつつも、「監督の動きを見ていると情熱的に次の画の演出をいつも考えている印象でした」と監督を称えた。監督も「西田さんにもすごく考えていただいて、脚本に対する読解力がすごいんです。芝居を愛している、好きな役者さんたちと一緒に監督が出来るのはすごい経験です。非常に印象に残りました」と語った。


daikaijyu-atoshimatsu

 続いて、劇場内に巨大怪獣の隆起を模した巨大風船が出現! 劇中でも登場人物たちを悩ませるこの巨大隆起の“あとしまつ”を任されたのは、主人公のアラタを演じた山田。「(撮影時のランチャーも)これぐらい軽かったらなぁ~」とにこやかな表情を見せながら、本作のポスターでアラタが背負っているランチャーの如く、バズーカで巨大風船を狙撃! ミッションは見事成功し、中からは公開初日を祝福するかのような派手な特効テープと共に大量の“大怪獣くん特製風船”が豪快に舞い降り、会場を華やかに彩った。無事あとしまつを終えた山田は「(劇中でも)こんなに簡単に始末できたらいいなと思いました。映画だと苦戦していましたから(笑)。こんな特別なイベントを開催できるのは、初日ならではだなと感じます」と改めて公開初日を迎えた喜びを述べた。


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 最後に、これから映画をご覧になる方々へ登壇者たちからメッセージが送られた。まずは三木監督から「いろいろな感じ方が出来る映画です。ご覧いただいて感じたことを周りに伝えていただいたり、SNSなどで表現していただけると嬉しいです」。西田は「小学校の時初めて『ゴジラ』を観ました。夜トイレに行こうと外に出ると街の灯りが見えて、そこにもしかしたらゴジラが立っているんじゃないか、という恐怖をいまだに覚えています。今思えば、あの後始末はだれがつけたのか……。そこに着目した監督の発想力。面白い映画になったと思います」、濱田は「内閣の部分では大いに呆れて笑っていただいて、現場で頑張る特務隊のシーンではこれぞ特撮モノというスリルを味わっていただいて、贅沢な映画が出来たなと思います」、土屋は「ユキノのように誰かを見守って支えている人たちが現実社会にもたくさんいると思います。その方々への感謝も込めて、演じさせていただきました。今日スクリーンで生まれたこの映画が観た方々のパワーになることを願っています」。最後に山田が「この映画は、大人が全力でふざけているシーンもあれば、真面目に大怪獣に向き合っているシーンもあります。僕たちキャスト、スタッフ、全力でこの映画を作らせていただきました。ぜひたくさんの方々に楽しんでいただけたらと思います。各々の感想を共有し合っていただけたらと思います。本日はありがとうございました」とコメントし、イベントを締めくくった。



(オフィシャル素材提供)



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