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『大怪獣のあとしまつ』
ウルトラプレミアイベント
2022-01-10 更新
山田涼介（Hey！Say！JUMP）、土屋太鳳、濱田 岳、オダギリジョー、西田敏行、三木 聡監督
©2022「大怪獣のあとしまつ」製作委員会
松竹 東映
2022年２月４日(金) 全国ロードショー
映画『大怪獣のあとしまつ』のウルトラプレミアイベントが都内・丸の内ピカデリーで開催され、主演の山田涼介（Hey！Say！JUMP）、共演の土屋太鳳、濱田岳、オダギリジョー、西田敏行とメガホンを取った三木聡監督が舞台挨拶に出席してクロストークを繰り広げた。
本作は、倒されたあとの怪獣の死体処理は果たしてどうなっていたのか？という今まで描かれたことの無かった巨大怪獣の“死んだ後”の物語が描かれる空想特撮エンタテインメント・ストーリー。
大怪獣の死体処理の責任者に選ばれた特務隊の帯刀アラタ役を務めた山田。舞台上には、壊れた街並みのジオラマセットに６メートル級の大怪獣の死体が横たわり、空が映し出された三面スクリーンと、映画の世界観を完全再現するステージ仕様に。山田は「コロナ禍で完成までに約２年かかりました。やっと、皆様にお届けすることができて心から嬉しいです」と満員の観客を前に感無量の面持ちで挨拶した。コロナ禍で撮影が中断され、撮影開始から２年を経て２月４日(金)にやっと封切りを迎える。
劇中には全長380メートル、全高155メートルにおよぶ邦画史上最大級の怪獣が登場する。もし実際に“大怪獣の死体”があったとしたら、あとしまつをどうするか？という質問が用意されており、難問に考え込む山田だったが、「『みんなで集合！』と言って日本全国から人を集めて『この部位おいしいね!』と話をしながら焼肉できたらいいなと思います。もちろん美味しければですが……」とアイデアをひねり出した。
MCのフリーアナウンサーの青木源太から「劇中では大怪獣の上に乗るシーンも出てきます。Hey! Say! JUMPのメンバーで歌って踊るというのは？」と無茶振りされると、山田は「足元が不安定だと思うので、踊るのは厳しいかなと思います(苦笑)」と真面目顔でコメントした。
アラタの元恋人で、環境大臣秘書官・雨音ユキノ役を務める土屋は「難しい……」と真面目な表情で考え込む。そして、「特撮系の人たちを召喚して解決してもらいます」と苦肉の策をひねり出した。
奇想天外な話で、応えることが難しいため、総理秘書官役を務める濱田は「上野に飾ったらどうかな……」とあいまいな提案。
元特務隊で爆破処理のプロ・ブルース役を務めたオダギリは「片付けなければいけないの？という感じなんです。怪獣の死体が残って困っているのは人間。放っておいたらいつかは森に帰るんじゃないかな……」と応え、「こんな舞台挨拶イヤだな」と本音もポロリ。
総理大臣役の西田も「ほっとけば、土に還るんじゃないの」と納得の答えだった。また西田は、山田の焼肉案にも賛成し、絵に描いた怪獣の部位を指刺しながら、「ロース、サーロイン、モモ肉。何人分の食料ができるのか、美味しくいただきましょ」と持論を展開して会場を沸かせた。
タイトルにちなんで、今年こそは“あとしまつしたいこと”に話が及ぶと、土屋は「いい意味で人間関係」とのフリップを掲げ、「コロナ禍でお世話になった、ご縁のあった方にお礼を伝えられていない。しっかりとお礼を伝えて、いい未来につなげていきたいなというポジティブな人間関係です」とコメントした。さらに、撮影現場ではコロナ禍で食事会などは開けかったものの、いい空気感でいい人間関係を築けたことを明かし、「皆さんすごく面白い」と個性豊かなキャスト陣を称賛した。山田については「山田さんは、こんなに役が染み込んでいる方がいるんだと思うくらい（すごかった）。ご一緒させていただいてありがたかったです」と語った。
最後に山田は「いろいろなことを乗り越えて、ようやく完成しました。誰もが“エエ～ッ！”と言いたくなるほど驚くラストになっています。三木監督ワールド全開の空想特撮エンタテインメントができました」と熱くアピールした。
（取材・文・写真：福住佐知子）
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