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2018-09-24 更新
野村周平、柳ゆり菜、毎熊克哉、岡山天音、佐野 岳、佐藤祐基、藤原季節
森田涼花、木下愛華、片岡礼子、森岡利行監督
直木賞作家・奥田英朗による人気小説を実写映画化した『純平、考え直せ』が、9月22日より全国公開。同日のシネ・リーブル池袋では、主演の野村周平、共演の柳ゆり菜、毎熊克哉、岡山天音、佐野 岳、佐藤祐基、藤原季節、森田涼花、木下愛華、片岡礼子、森岡利行監督が初日舞台挨拶を行った。
対立する組幹部の命を狙うチンピラ・純平役の野村は総勢11名での舞台挨拶に「ともに戦った皆さんが集まれたので嬉しい気持ち」と封切りを喜び、兄貴役の毎熊克哉には「兄貴って感じでした。映画の通り包容力もあっていい先輩」とリスペクト。その毎熊は「そんな真面目なことを言われるとは……」と照れつつ、初共演の野村について「カッコいい。今どきの人というより、ひと昔前の男。まさに純平。ちょっと時代遅れというか(笑)」と微笑みながら話すと、褒められたもののひと昔前と言われた当の野村は「生まれた時代を間違えたとよく言われる。平成が似合わない男です!」と自虐で会場の笑を誘った。
太く短く生きる純平の姿に惹かれるOL・加奈役の柳は、岡山から、馬乗りになり地毛をハサミでバサバサと切られるシーンに触れて「さすがの天音さんで、入ってきた瞬間に本当に嫌だと思ったし、怖かった。でも本当は優しい方。ほかの現場で会うたびに“あの時はごめんなさい”と謝ってくれる」と岡山の人柄を明かすと、すかさず野村は「映画観た人はみんなお前のことが嫌いだからな! 覚悟しろよ!」と岡山を意地悪に口撃し、またも満席の劇場は爆笑となった。岡山は「監督からは『大事なシーンだから髪の毛の切り方を手加減するな』と言われるし、メイクさんには『(髪の毛)修正がきかなくなるから気を付けて』と言われるし。でも柳さんが受け止めてくれた」と肝の据わったヒロインに感謝していた。
コインランドリーにいるゲイ・ゴロー役の佐野は、役柄に対してのコインランドリーの重要性を熱弁。しかし11人の登壇でトーク時間も限られていることから、主演の野村からは「主演の俺だってそんなに喋ってないよ! トークを着地させよう!」とのツッコミが。佐野の熱量に佐藤は「この後に話しづらいよ!」と困り顔も「純平の先輩を演じました! 劇中で着用しているマスクは家からしていたものをそのままつけて出演しています! 以上!」とコンパクトにまとめて笑いを誘った。
加奈の友人・森田は「純平と加奈のシーンは色気がある」とクラブでのシーンを回想し、純平の母親役の片岡は「久しぶりに息子が彼女を連れて帰ってきたという平和なシーンだと思ったけれど、完成した映画を観るとキレッキレのシーンだった」と感想。それに“息子”野村は「カッコいい、最高のお母さんです!」と賛辞を送っていた。
SNSで純平や加奈と繋がる役どころを演じたのは、藤原と木下。木下は「劇中に出て来るネット上では血の通ってない言葉を使うので、部屋のシーンでは人間味があるように血の通っている感じを意識した」と演じる上での工夫を紹介。ホスト役の藤原は「自分と同世代の俳優が多かったので、やってやろうと思った。監督にも自由にやっていいと言われたので、お酒が弱い設定を作ったり、方言を話したりアドリブでやりました。それを監督が全部OKにしてくれた」と舞台裏を紹介。さらにホストという設定から「好奇心が抑えきれなくて、ホストクラブに働きに行きました。“いらっしゃいませ”の言い方しか収穫はなかったけれど、撮影でもホスト流の言い方で通しました。スタッフの皆さんが笑いをこらえるので、失敗したかな?と思ったけれど、作品を観たらいい感じだった」と自画自賛だった。
森岡監督は「ゆり菜は根性を見せてくれたし、周平は映画を通してイメージが変わった。やはり生身の人間と会ってみないと人となりはわからない。彼は礼儀正しく、魂を込めて演じてくれた。まさに純平」と2人の熱演に感激。柳は「ハードで大変な撮影もあったけれど、この作品に惚れました。そして今の私のすべてを捧げるくらい、作品を愛しました」と思いを込め、野村は「SNSでこの映画を広めてほしい。そうすれば『カメラを止めるな!』のようになるはず。僕もカメラを止めたくない!」と最後も観客を野村節で笑わせ、「俺のことを嫌いになっても、純平のことは嫌いにならないでください!」とAKB48・前田敦子の名言に絡めて主演作をアピールした。
(オフィシャル素材提供)
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