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2018-08-07 更新
本作は、限られた3日間を刹那に駆け抜ける若い男女の物語で、原作は直木賞作家・奥田英朗の同名小説。2011年1月に光文社より刊行された『純平、考え直せ』は、映画業界が実写化を熱望して止まなかった1作。
主人公・坂本純平を演じるのは、『ちはやふる』シリーズ(16-18)、『帝一の國』(17)、『ラブ×ドック』(18)などの人気話題作に立て続けに出演し、人気・実力ともに注目を集める野村周平。本作では、リーゼントにまとめた風貌で歌舞伎町のチンピラを演じ、これまで誰も見たことがない新たな野村周平像から目が離せない!
そして、純平と三日間を共にするヒロイン、山本加奈を演じるのは、初代グラビアクイーンとして人気を博し、2014年以降女優としての活動をスタートさせた柳ゆり菜。本作は柳ゆり菜にとって女優魂で熱演した印象深い作品となった。
メガホンをとったのは、『子猫の涙』(08/武田真治、広末涼子主演)、『女の子ものがたり』(09/深津絵里主演)、『上京ものがたり』(13/北乃きい主演)等で知られる森岡利行。
古めかしい任侠の世界と、現代の闇を映し出すSNS、そしていつの時代も変わらない若者たちの葛藤が、ひとつの作品としてまとめ上げられ、本作に映像ならではの化学反応を引き起こした。
新宿・歌舞伎町のチンピラ、坂本純平(野村周平)21歳。いつか“一人前の男”になることを夢見ながら、組の雑用に追われる日々だ。
そんな純平、ある日、対立する組の幹部の命を獲ってこいと命じられる。「これで一人前の男になれる」と気負い立つ純平は、偶然出会ったOLの加奈(柳ゆり菜)と一夜を共にし、つい“鉄砲玉”になることを洩らしてしまう。
手元には拳銃一丁と数十万円の支度金。退屈を持て余していた加奈は、時代錯誤な純平の情熱に呆れながらも不思議な胸の高鳴りを覚え、決行までの三日間、純平と行動を共にすることに。新宿を見降ろすホテルに泊まり、大好物の焼肉をたらふく食べ、思い切り笑い、そして孤独と不安を慰め合ううちに、ふたりは惹かれ合っていく……。
「鉄砲玉なんかやめて、一緒に逃げようか」と言う加奈に、「男が一度決めたことだから」と純平は聞く耳を持たない。そこで加奈はSNSに相談。すると、忠告や冷やかし、無責任な声援がネット上に飛び交い出した!
加奈の想いと、ネット住人たちとの交流が、純平の決意を揺るがし始めるが、決行の日は迫り――さぁ、どうする、純平!
(2018年、日本、上映時間:95分)
キャスト&スタッフ
監督:森岡利行
脚本:角田ルミ、木村 暉、吉川菜美
主題歌:the pillows「眩しい闇のメロディー」(DELICIOUS LABEL)
出演:野村周平、柳ゆり菜、毎熊克哉、岡山天音、佐野 岳、戸塚純貴、佐藤祐基、藤原季節、日向寺雅人、森田涼花、木下愛華、やしろ優、下條アトム、二階堂智、片岡礼子ほか
配給
アークエンタテインメント
9月22日(土)より新宿シネマカリテ、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開
オフィシャル・サイト
junpei-movie.com (外部サイト)
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