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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『連続ドラマW 夜がどれほど暗くても』

「連続ドラマW 夜がどれほど暗くても」完成報告会

2020-11-14 更新

登壇者:上川隆也、加藤シゲアキ、岡田結実
司会:渋佐和佳奈(WOWOWアナウンサー)

連続ドラマW 夜がどれほど暗くてもyoruga 制作・提供:WOWOW
11月22日(日) 放送スタート!

 主演に上川隆也、共演に加藤シゲアキ、岡田結実ら豪華実力派キャストを迎え、WOWOWにて11月22日(日)放送スタートする「連続ドラマW 夜がどれほど暗くても」。11月13日(金)にキャストとマスコミの会場を完全分離するリモート形式で完成報告会が実施され、上川隆也、加藤シゲアキ、岡田結実が登壇し、本作にかけた熱い想いを語った。


 まずは、主人公の志賀を演じた上川より「本日はありがとうございます。WOWOWさんとは何度もご一緒させていただいておりますが、この度はこのような重厚な作品に携われて光栄です」とご挨拶。加藤は「僕は初めてWOWOWさんのドラマに出演させていただき、とても新鮮な気持ちで臨みました。撮影の間も充実した時間を過ごさせていただきました」と続いた。岡田も「私もWOWOWさんのドラマ出演が初めてでしたし、とても考えさせられる作品に関わらせていただけて、すごく良い経験になりました」と語った。

 それぞれの役どころについては「自分の人生が足元から崩れてしまうような役はこれまでのキャリアの中でも初めてだったので、日々志賀としての一挙手一投足を考えて演じることが楽しかったです」と上川。役作りは「監督やプロデューサー、いろいろな方に相談し、衣装合わせの段階からどんなキャラクター像にするか考えていきました。原作小説を読んだ方それぞれがイメージする志賀がいると思いますが、そんな皆さんの中の志賀のイメージをあわせていくような作り方をさせていただきました」と語った。

 加藤は自身が演じる井波について「文芸から異動になった週刊誌記者で、ある種、新人というところから始まります。青臭いところが残る、視聴者にとっても共感してもらえる部分もあるキャラクターだと思います。井波にとって志賀という人物への印象もシーンごとに変わっていき、志賀に対する想いが複雑に動いていくので、その変化を大事に描いていこうと思いました。」と語る。役作りにあたって、実際の週刊誌の編集部に見学へ行ったという加藤は「(実際の編集部は)とても独特な空気で、撮影現場に入ってそれがかなりリアルに再現されていると思いました。良くも悪くもほこりっぽい、人間を追い詰める、必死な汗が染みついているような……」と撮影セットの再現度の高さに言及。上川からも「実際の編集部にお邪魔する機会はなかったですが、美術の方が取材して実際の風景を忠実に再現したセットが出来上がったそうです。加藤さんのお話を聞いて、やはりそうなんだ!と。編集部に貼ってあるスローガンにもぜひ注目していただきたいです」と補足。

 また、被害者遺族というシリアスな役どころの岡田は「役作りの経験があまりなかったのでどうしようか悩みました。奈々美は被害者遺族という立場なので、生半可な気持ちで演じるのは失礼だと思い、実際の被害者遺族の方の手記をたくさん読み、歩み寄って演じようと心掛けました」と話した。

 

 今回の共演に関して、加藤は「上川さんとの共演は大変勉強になりました。事前にいただいた、週刊誌記者に関する資料を読み込んで現場にいらっしゃっていました。自分の出演シーン以外の場面に関わることでもスタッフの方と話し合い、提案されていて、作品にかける想いが素晴らしかったです」と座長・上川を絶賛。すると上川も「加藤さんは非常に理路整然とした思考のもとに役を構築されていて、なんの不安もなくご一緒できました。休憩時間は凪のような佇まいで、安心感のある共演者でした」と褒め返す一幕が。撮影外では、「ほとんど役の話はしなかったですね(笑)」と加藤。上川も「お互いにアニメやゲームなど共通の趣味の話で盛り上がっていました。どんなゲームをやっているんですか?とか、どんな作品を観ているんですか?とか好みが似ていたり……」と笑顔を見せた。すると岡田から「上川さんは演技中は真剣な眼差しなのに、趣味の話になると可愛らしいお顔になるんです(笑)。ギャップがすごい!」との暴露も飛び出した。

 また、本作にちなんで、もし記者だったら追いかけてみたい人や物は?という質問には、上川は「ものづくりが好きなんです。なので、現場をはたから見ていたい。なにかが出来上がっていくさまをただただ見ていたい。言葉にならない技が織り込まれていく姿は他では享受できないと思います」と回答。加藤は「先輩の嵐の大野さんの個展を見に行かせていただいたいのですが、いつこれを描いていたのか!?と驚きました。簡単に数日でできるものではないので……。いつどうやっているのか聞いても教えてくれないんですよ!こっそり密着したい」、岡田は「生まれ変わったらバンドマンになりたいと決めているくらい興味があるので、曲を生み出す方の人生に密着したいです!」とそれぞれ回答。

 最後に、本作を楽しみにしている方へのメッセージをそれぞれ述べ、完成報告会を締めくくった。加藤は「大変な情勢の中でたくさんの情報が渦巻くこの時代に、情報を発信する側、受け取る側の責任、その必要性を改めて感じられる素晴らしい作品だと、いち視聴者として思いました。ぜひ、いまこそ観てほしい作品です」、岡田は「報道するメディアのことや、被害者・加害者家族のことをすごく繊細に描いていて、私自身も考えながら携わらせていただいた作品です。他人事ではなく自分の事かもしれないとひとつずつ考えながら、観ていただけたら嬉しいです」と話し、上川からは「受けさせていただいた理由のひとつは今まで演じたことがなかった役柄であったこと、もうひとつは脚本を全て読んだ時の読後感がとても良かったんです。さすが“どんでん返しの帝王”中山先生だなという作品になっていたことが何よりの理由でした。題材は重たいですし、それぞれの生き様は息苦しくなるようなものですが、最後までご覧いただいて、その観後感を楽しんでいただきたいと思っております」と締めくくった。



 ■番組名:「連続ドラマW 夜がどれほど暗くても」

 ■放送情報:11月22日(日) 放送スタート![第1話無料放送]
 毎週日曜日よる10時 WOWOWプライムにて放送(全4話)
 ■原作:中山七里『夜がどれほど暗くても』(角川春樹事務所刊)
 ■監督:橋本 一、谷口正晃
 ■脚本:大石哲也
 ■音楽:池田善哉
 ■出演:上川隆也、加藤シゲアキ、岡田結実、鈴木浩介、霧島れいか、葉山奨之、辰巳雄大、高橋克実、高嶋政伸(特別出演)、羽田美智子、原田泰造ほか
 ■チーフ・プロデューサー:青木泰憲
 ■プロデューサー:徳田雄久、黒沢 淳、野田健太
 ■製作:WOWOW テレパック


■ストーリー
 巷に溢れる数々のスキャンダルを暴いて売上を伸ばしてきた、大手出版社の雑誌「週刊時流」。副編集長の志賀倫成(上川隆也)は、ジャーナリストとしての自負を持ち、充実した生活を送っていた。
 しかしある日、大学生の息子がストーカー殺人を起こし、その場で命を絶つという事件が起こる。キャンダルを追う立場から一転、容疑者の家族として追われる立場になった志賀。別の雑誌へと左遷され、やがて、妻とも上手くいかなくなる。
 そんな絶望的な状況の中、ある少女との出会いが再び志賀を突き動かす。果たして事件の真相とは何だったのか? そして深い闇の中で見つけた、一条の光とは?



(オフィシャル素材提供)



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