インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート!

Cinema Factory

Cinema Flash





最新ニュース

トップページ > 最新ニュース > 内田吐夢監督

内田吐夢監督作品
『飢餓海峡』『恋や恋なすな恋』
デジタル上映決定!

2020-08-23 更新

uchidatomu
© 東映

 逝去から今年で50年を迎える内田吐夢を偲び、丸の内TOEIにて内田吐夢監督作品の上映が決定した。実験的な手法や斬新な演出に常に挑戦し続け、戦前から戦後の日本映画界を牽引した内田吐夢。数多くの名作の中からこの度、『飢餓海峡』と『恋や恋なすな恋』が上映される。

 日本映画界が世界に誇る名優・三國連太郎と高倉 健を据え、戦後の混沌とした時代に発生した殺人事件をめぐる青年たちの苦悩や悲劇を描ききった骨太なサスペンス『飢餓海峡』。浄瑠璃をベースとし、歌舞伎やアニメーション表現など様々な手法がとられ、内田作品のなかでも最も実験的なファンタジック時代劇『恋や恋なすな恋』。

 没後から半世紀が経過して尚、日本映画界の歴史を語るに欠かせない二本を上映! デジタルでスクリーンに蘇る名作を、ぜひこの機会にご鑑賞を。


【概要】

 ■ 上映劇場:丸の内TOEI(東京都中央区銀座3丁目2-17)
 ■ 上映期間:9月4日(金)~9月16日(水)
  ※詳細なタイムテーブルは劇場ホームページに順次掲載される。
 ■ 入場料金:一般 1,100円、高校生以下・障がい者手帳をお持ちの方 1,000円

 ■ URLhttps://toeitheaters.com/theaters/marunouchi/ (外部サイト)


【作品概要】

『飢餓海峡』

 ■公開日:1965年1月15日

 ■監督:内田吐夢
 ■脚本:鈴木尚之
 ■出演:三國連太郎、左 幸子、高倉 健、伴淳三郎、加藤 嘉、沢村貞子、藤田 進、風見章子、山本麟一ほか

 ■イントロダクション
 水上 勉の長編推理小説を映画化。偶然に翻弄される人間の数奇な運命を、主人公の心の中に潜む善と悪を通して描き、みごとなスリラー形式の運命劇として内田吐夢の代表作となった。
 終戦間もない昭和22年。津軽海峡を襲った台風のため転覆した青函連絡船。だが収容した死体は乗客名簿より2名多かった。北海道の質店へ押し入り、一家三人を惨殺した上に放火、青函連絡船の大事故にまぎれて消えた兇悪犯を、老刑事・弓坂は10年に渡って追い続ける。


uchidatomu

『恋や恋なすな恋』

 ■公開日:1962年5月1日

 ■監督:内田吐夢
 ■脚本:依田義賢
 ■出演:大川橋蔵、瑳峨三智子、月形龍之介、薄田研二、宇佐美淳也、小沢栄太郎、日高澄子、河原崎長一郎ほか

 ■イントロダクション
 人形浄瑠璃の名作『芦屋道満大内鑑』と清元の『保名狂乱』が題材のファンタスティック・ラブロマンス。
 無実の罪を着せられ流浪の旅に出た天文学者・阿部保名は流れ着いた先で美しい娘と恋におちる。ある日、保名は都から来た狐狩りを妨害し、狐狩りの連中は腹いせに娘を連れ去ってしまう。白狐は助けられた恩義に報い、また悲嘆に暮れる彼の心を癒すため、娘狐を娘そっくりに変化させるが……。


uchidatomu


(オフィシャル素材提供)



関連記事

Page Top