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『それでも夜は明ける』試写会トークイベント

2014-03-04 更新

町山智浩、デーブ・スペクター

それでも夜は明けるyoakeru

配給:ギャガ
3月7日(金) TOHOシネマズみゆき座 他 全国順次公開
© 2013 Bass Films, LLC and Monarchy Enterprises S.a.r.l All Rights Reserved.

 第86回アカデミー賞®において、作品賞、助演女優賞(ルピタ・ニョンゴ)、脚色賞(ジョン・リドリー)の主要部門最多の3部門を受賞したギャガ配給の『それでも夜は明ける』。アカデミー賞®発表直前の3月2日、映画評論家の町山智浩と放送プロデューサーのデーブ・スペクターによるスペシャルトークイベントが実施された。

yoakeru 上映後のトークショーが始まると、開口一番デーブ・スペクターは観客に向かい、「皆さん、どうでしたか? すごい作品を観ましたよね。それにしても無事に地球に帰れて良かった! ”奴隷“とタイトルに入ってるから、みなさん壇蜜さんが出るのを期待してたんじゃないの?」とはじめからデーブ節が炸裂!

 アカデミー賞®前から注目されていた本作に関して、その原因を町山智浩は「今まで100年間続いたハリウッド映画で奴隷農場に関して描いてる作品は3本しかない。それだけアメリカが作りたくなかった闇の歴史の部分を描いたこの作品は貴重なんですね。あと、南北戦争が終わって奴隷解放から来年で150年目ということもあります」と分析。

 出演者に関して聞かれると、町山は「この映画は最初、大手の制作会社が制作を断ったので、ブラット・ピットが自らプロデューサーとして動いたんですね。彼は奴隷制度に反対派なので。実際にアメリカ人俳優でこの映画を作っていたら役者陣はもっと辛かったと思います。監督も役者もイギリス人が多いから、うまく描けたというのもあるかもしれません」と答え、それを受け、デーブは「ブラッド・ピットは立派ですね。奴隷制度はピット(みっと)もない! 中でも助演女優賞にノミネートしているルピタ・ニョンゴは、アメリカで大注目をされていて、連日向こうのトークショーでも引っ張りだこなんですよ」とコメント。

yoakeru 改めてアカデミー賞®の予想を聞かれたデーブは、「アカデミー賞®は業界人からの評価が高い作品が選ばれる傾向にありますが、ブラッド・ピットはかなり業界人に評判がいいので、彼に票が入る可能性は大いにあると思います」と期待のコメント。

 最後に日本の観客に向けてこの作品をどう観たらいいかの質問には、「まずは字幕を必ず見てください。ストーリーが分からなくなるからね(笑)」とデーブ。町山は「今、ローリング・ストーンズが来日してますよね? 皆さんがコンサートでノリノリになるあの『ブラウン・シュガー』、歌詞はこの映画の話と全く一緒なんですよ! なぜミック・ジャガーそんな内容を歌ってるかは分かりませんが」と意味深なコメントでイベントを締めくくった。


(オフィシャル素材提供)



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