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舞台挨拶・イベント

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『甘い鞭』初日舞台挨拶

2013-09-22 更新

壇蜜、間宮夕貴、石井 隆監督、大石 圭(原作者)

甘い鞭amaimitsu

配給:角川書店
丸の内TOEIほか全国公開中
© 2013「甘い鞭」製作委員会

 女優の壇蜜が体当たりの熱演を見せる映画『甘い鞭』の初日舞台挨拶が21日、丸の内TOEIで行なわれ、主演の壇蜜のほか、共演の間宮夕貴、脚本と監督を務めた石井 隆、そして原作者の大石 圭が登壇した。

amaimitsu 昨年11月に公開された初主演映画『私の奴隷になりなさい』の初日舞台挨拶では、脱ぎたてパンティを観客にプレゼントした壇蜜だが、今回はタイトルにちなんで「鞭があるということは、飴もあったほうがいいのでは?と昨日の4時半に思いついて、ドンキホーテに行きました」と観客全員に飴玉をサプライズ・プレゼント。さらに「3連休の真っ昼間からこんな重いものを観て……。もう!」と妖艶なため息を満員の客席に向けて送っていた。

 傑作映画『GONIN』、『フィギュアなあなた』などで知られる、劇画家であり孤高の映画作家でもある石井監督が、人気ホラー作家・大石 圭によるエロチック小説を完全映像化。高校時代に隣人から拉致監禁され凌辱の限りを尽くされた過去を持つ女医で、夜はSMクラブのM嬢セリカとして生きる奈緒子の、地獄のようなトラウマと恥辱にまみれた生き様を暴力的に活写する。

amaimitsu ハードなSMプレイを劇中でこなした壇蜜は「初めてじゃなかったので……」とうそぶきながらも「カメラマンさんたちが汗を垂らしながらギリギリの状態でやっている姿が、自分にとって励みになった。女王様役の屋敷(紘子)さんは私よりも5倍は暑かったはず。そんな女王様の汗を見て、裸の私のほうが楽なんじゃないか?と思ったくらい」と壮絶な撮影状況を回想。そんな壇の熱演を石井監督は「“壇蜜”を脱ぐまで、絶対にOKは出さないぞとNGばかりを出していた時があったけれど、それがいきなり豹変したんです。敵に囲まれた壇蜜という侍が刀を下ろして捨て身になった、そんな瞬間がありました」と絶賛していた。

 壇蜜演じる奈緒子の拉致監禁された高校生時代を、ほぼ全裸で演じ切った間宮は「原作を読んだときは、いっぱい怪我をするんだろうなと思ったけれど、怪我だらけでしたね」と苦笑い。それでも「この女性好きだなと思える部分もあって、自分が男性だったらもっと愛していたと思う」と役柄に強く共感していた。一方、原作者の大石氏は「壇蜜さんは髪の毛を掴まれて引きずられて、ハイヒールで転んで捻挫して……」と恐縮しきりで「間宮さんもこんなに可愛いのに、顔は腫れているし、服もほとんど着ていなかった。僕のせいでスイマセン」と頭をかいていた。

amaimitsu また石井監督は1年前に行われた撮影に触れて「女優としてのステップにと思ったけれど、今ではテレビもネットも壇蜜だらけ。とんでもなく高いところに行ってしまったと思った。映画を公開する頃にはどうなるのだろう? そもそもいなくなってしまったらどうしよう?『私じゃなくて、小蜜です』なんて言われたら……と思ってオロオロしていました」と壇蜜の急激なブレイクに驚き。当の壇蜜は石井監督から「出演したことを拒否する人かなと思って心配したけれど、ちゃんとこうやって出てきてくれて、映画を公開することもできた。本当にありがとうございます」と最敬礼を受けると、艶やかかつ静かに微笑んでいた。


(オフィシャル素材提供)


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