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『戦火の馬』ロンドン ロイヤル・プレミア

2012-1-9 更新

スティーブン・スピルバーグ監督、ジェレミー・アーヴァイン、トム・ヒドルストン、ベネディクト・カンバーバッチ、ジョーイ(馬)、ウィリアム王子&キャサリン妃

戦火の馬

配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
2012年3月2日(金) 全国ロードショー
(C)Dream Works Ⅱ Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.

 早くもアカデミー賞最有力候補として大きな注目を集めているスティーブン・スピルバーグの待望の監督最新作『戦火の馬』のロンドン ロイヤル・プレミアが、現地時間8日(日本時間9日未明)に行われた。

 本プレミアは、英国王室ウィリアム王子とハリー王子が運営する慈善団体のチャリティ・イベントとして開催され、会場には昨年4月にロイヤル・ウェディングを挙げたウィリアム王子とキャサリン妃も出席。結婚後、初の映画プレミア公式出席に会場のレスタースクエアは、ファンの大歓声に包まれた。

 『戦火の馬』は、第一次大戦を舞台に、悲劇に見舞われながらも希望を信じて生き抜く人間たちの姿を、ジョーイという一頭の美しい馬との出会いと別れを通して描く感動作。原作は、100作を超える名作を世に送り出し英国王室から叙勲もされているマイケル・モーパーゴが、1982年に発表した同名小説。25年後の2007年、舞台劇としてロンドンのロイヤル・シアターにて上演されるや「希望」と「絆」をテーマにした感動の物語が人気を博し数々の演劇賞に輝いた。評判を聞きつけたエリザベス女王もエジンバラ公と共に何度かお忍びで劇場を訪れている。女王をも感動させたこの物語が、誕生から30年もの年月を経てスピルバーグ監督の手によって映画として生まれ変わった。

 今年のオスカー・レースでトップをひた走る話題作とあって、欧州メディアを中心に約300人ものマスコミが集まり、沿道は500名を超えるファンで埋め尽くされた。午後5時頃、スピルバーグ監督、ジェレミー・アーヴァイン、トム・ヒドルストン、ベネディクト・カンバーバッチそして馬のジョーイらがレッドカーペットに登場。続いてウィリアム王子とキャサリン妃がレスタースクエアに到着。折からの小雨を避けるように、王子がキャサリン妃に傘をさしかけ、一つの傘でゆっくりとレッドカーペットを歩かれた。明けて9日が30歳の誕生日を迎えるキャサリン妃はアリス・バイ・テンパリーの黒のドレスで登場。二人は会場のオデオン劇場(1600名収容)ではスピルバーグ監督らスタッフ&キャストと丁寧に言葉を交わしていた。
 30年もの間、文学、演劇、映画と、時と共に形を変え人々から愛されてきた「希望」と「絆」の物語は、舞台を観賞されたエリザベス女王から、新しいイギリス王室の象徴と言われるウィリアム王子とキャサリン妃に受け継がれた形となった。エリザベス女王が列席してのロイヤル・プレミアの経験があるスピルバーグ監督にとって久々のロイヤル・プレミアとなるが、「とても名誉なことだ」と感慨もひとしおだった。

 レッドカーペットでのスタッフ・キャストのコメントは以下の通り。

スティーブン・スピルバーグ: エリザベス女王とチャールズ皇太子、故・ダイアナ妃夫妻を迎えたロイヤル・プレミアに出席した経験はあるけれど、ケンブリッジ公爵夫妻にお会いするのは初めてなんだ。英国王室の新世代を象徴する二人が今日こうしてプレミアに来てくれて、すごく嬉しく思っている。
 この映画は『プライベート・ライアン』やTVシリーズ「バンド・オブ・ブラザーズ」のような、いわゆる“戦争モノ”ではなく、“絆”というテーマを中心に、動物が人々を結びつけ、人間の善の部分を引き出す存在になり得る、ということを描いている。戦争映画ではあまり描かれることのない、そういった叙情的テーマを描いたつもりだ。

キャスリーン・ケネディ(製作): その昔、スティーヴンと一緒にチャールズ皇太子とダイアナ妃を迎えて何度かロイヤル・プレミアを行った経験があるけれど、そのご子息とこうしてまたプレミアでお会いできて、感無量の気分よ。
 この映画は、とても特別で、素晴らしいな体験だったわ。たくさんの美しい馬たちに囲まれた撮影も含め、この作品に携わったすべての人にとって思い出深い体験になった映画だと思う。
 人間と動物の間に生まれる「絆」、そして「希望」という今の日本の人たちにとって意味深いテーマを描いたこの作品は、日本の観客の皆さんにもきっと気に入ってもらえると思います。

ジェレミー・アーヴァイン: すごく光栄だよ。僕の姿を王室の方たちにスクリーンで観てもらえるだなんて、信じられない気分だ。本当にエキサイティングだね。
 イギリスの普遍的な文化の一部として多くの国民に愛されるこの物語の映画化に参加できたのは、とても光栄なことだと思っているよ。
 迫力満点の戦闘シーンはとても好きだけど、一番好きなシーンと言われても、どれか一つは選べない。どのシーンをとっても素晴らしいからね。

トム・ヒドルストン: この映画に参加できたことも、ロイヤル・プレミアに来られたことも、すごく嬉しく思っている。ケンブリッジ公爵夫妻がこの映画を気に入って応援してくれているのは本当に光栄なことだね。
 この映画は思いやりの大切さを教えてくれる素晴らしい作品だし、観客もきっと気に入ってくれると思う。残酷な戦争に巻き込まれながらも果敢に行きぬくジョーイという奇跡の馬は、敵味方関係なく出会ったすべての人々に勇気と優しさを運んでくれる。人に優しくあれ、という素晴らしいメッセージをもった作品だ。
 日本の皆さん、この映画を是非楽しんで下さい。震災で苦しむ皆さんに、心からの愛を贈ります。

(オフィシャル素材提供)


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