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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『カンフー・ダンク!』ジャパンプレミア&ジェイ・チョウ・ナイト

ジャパンプレミア&ジェイ・チョウ・ナイト

2008-08-16 更新

ジェイ・チョウ、ほしのあき、DAIGO

砂時計

配給:角川映画
8月16日より角川シネマ新宿、シネカノン有楽町2丁目、アミューズ渋谷CQN他全国公開
(C)2008 Chang Hong Channel Film & Video Co.Ltd., Shanghai Film Group Corporation & Emperor Motion Picture (international) Ltd. All Rights Reserved.

 今年の旧正月にアジア各国で公開され大ヒットを記録したジェイ・チョウの最新主演作『カンフー・ダンク!』が、いよいよ日本に上陸する。公開を控えて来日したジェイ・チョウを迎え、東京では2日連続で熱いイベントが開催された。

 初日のジャパンプレミアの会場は、ライブハウスとして知られる赤坂BLIZ。チアチームCrush・ガムQによるダンス・パフォーマンスと、プロバスケチーム・東京アパッチの青木康平、仲摩純平、中村友也選手によるバスケ・パフォーマンスに続き、会場中央の通路にジェイ・チョウが登場。中程で、軽くボールさばきを披露する。「バスケットボールをやるのが好きで、試合を見るのも大好きですが、腕前は今ひとつで、ポジションは背が低いから後ろのほうにパスを出す役どころです。実は映画では上げ底の靴を履いていたので恥ずかしいです」と本当だか嘘だか判らないような話を披露。「以前の出演作品のように愛が描かれていないですから、女優さんとの濃密なラブ・シーンがないので、そういった意味では恥ずかしいシーンはありません。CG・バスケに専念したスポーツ映画ですが、意外と楽しかったです。ワイヤー・アクションは長時間吊されたままなので大変でしたが、完成した映画をファンの皆さんに喜んでいただけたら、本当にうれしく思います」と撮影を振り返る。

 続けて登場したのが、チアガール姿のほしのあき。初対面のジェイ・チョウに、「カッコイイですね。映画を見て素敵だと思いましたが、実際にお会いするともっとキラキラしていますね」とべた褒め。いつも通り出し惜しみしない衣装で「シュートを教えてほしーのー」と迫っても、「判りました」と言いながら照れて視線を合わせないジェイ。「絶対こちらを見ないですね、ファンに皆さん安心して下さい」と返すと、それを受けたジェイが「そんなの関係ねー」と日本語で答える一幕も。

 ジェイの指導で見事にほしのがフリースローを決めた直後、「ちょっと、待ってもらっていいすか?」と乱入したのが、片手にバスケのボールというロック・ミュージシャンらしからぬ姿のDAIGO。「俺、なにげにバスケ部だったんですよ。俺、ジェイ・チョウさんをめっちゃミュージシャンとしてもリスペクトしているので、ぜひ対決したくて来ました」と登場の理由を説明。


 さっそくフリースロー3回戦に挑戦するが、あえなくジェイ・チョウの前に敗退する。「俺ねぇ、バスケ部に入って試合に出させてもらったのが、2分30秒なんですよ。いちおう、お情けで出させてもらったんですよ。そうすねぇ、やっぱ俺のバスケ歴を見抜かれていますね。いいすか、ちょっと握手させてもらって」と、負けたのになぜかうれしそうだ。

 最後にマイクを握ったジェイ・チョウが、「今日は、今回の来日で一番楽しい1日でした。このように間近でファンの皆さんとお会いすることができ、とてもうれしく思います。また、(ほしのあき、DAIGOの)お二人からは、いろいろ勉強させていただきました。ありがとうございます」と語り、試写が始まる会場を後にした。


 一方、2日目のジェイ・チョウ・ナイトが開催されたのは大ホールの新宿厚生年金会館。こちらは、『カンフー・ダンク!』の試写の前に、いずれもジェイが音楽も担当した彼の出演作『頭文字[イニシャル]D THE MOVIE』『言えない秘密』『王妃の紋章』『カンフー・ダンク!』のPVを上映、その後にトークショーを行うというファンにとってはたまらない内容だ。大画面でPVが上映され、興奮冷めやらないステージに登場したジェイ。「こんな大きなスクリーンで自分のPVを見るのは初めてです。僕の音楽をまだ知らない人もいると思うので、まず僕の音楽を聴いて、それから僕の映画を観て下さい」とうれしそう。「兄弟がいないから、ひとりで遊べるバスケットボールが子供の頃から好きだったので、この映画の出演を引き受けました。ワイヤーで吊された撮影は大変でしたが、監督は自由にやらせてくれたので、チェン・ボーリンとどうやったら格好良くできるのか相談したりしました。バスケとカンフーを融合するような形を目指しましたが、ワイヤーに吊されてもワイヤーがないように跳ぶのが一番大変でした。役者としての最大の楽しみは、自分の姿を次々と変えられることですが、僕は子供のように幼稚なところがあり、バスケが大好きですから、この映画に出演することができて本当にラッキーだなと思っています」と撮影について語る。

 『言えない秘密』(8月23日、日本公開)では監督も経験したジェイ。「監督業は、自分に対するチャレンジでもあります。25歳の時、出来の善し悪しは別として、とにかく映画を作ろうと決めましたが、実際に撮ることができ、自分自身が成長したと思います。家族と一緒に僕の映画を観に行くことができ、幸福でした。日本を舞台にした作品も考えたこともあります。おそらく不可能だと思いますが、『ドラえもん』を撮りたいですね。『ドラえもん』の実写映画はまだないですよね? 子供なら誰でもドラえもんに側にいて欲しいという夢を持っているので、とても感動的な映画になると思います。ストーリーは、いつもドラえもんに助けてもらっていた子供がだんだん成長して何でも出来るようになり、最後には電池切れで死にそうになったドラえもんを助けることになる。でも、こんな展開だと、原作者の方は絶対に映画化の許可をくれないでしょう。ただし、僕は出演しないで、子役を捜してきてやってもらいますが」と、相変わらず非凡な一面も披露した。

 ところで、一部で製作決定と報じられた『カンフー・ダンク!』の続編だが、「『カンフー・ダンク!』の続編は、もうすぐ日本で公開される『言えない秘密』です(笑)。本当のことを言うと、『カンフー・ダンク!』の続編は撮りません。監督は撮りたかったようですが、結果的には中止になりました」と、残念な報告も。

 最後に、ファンへのメッセージを求められたジェイは、「できるだけ早くまた来日し、皆さんにお会いしたいと思います。いつも日本に来る時には滞在時間が短いですが、初出演作の『頭文字[イニシャル]D THE MOVIE』から『カンフー・ダンク!』までずっと応援していただき、本当に感謝しています。いつもは映画を観ない祖母が、『カンフー・ダンク!』を見て「判った」と言ってくれました(笑)。この映画では、特に二つのシーンが大好きです。ひとつは一人で多くの相手と戦うシーン、演じていてとてもエキサイティングでした。もうひとつは終了間際の数分間の映像です。かなりお金をかけたすごいCGなのでお見逃しなく。ぜひお楽しみ下さい」と語り、会場を去った。

 初日はワイドショーなどテレビを意識した華やかな構成、翌日はファンが充分楽しめる内容と、それぞれ趣向を凝らした中身の2日間。本作の1週間後にはジェイの監督・主演作『言えない秘密』(共演:グイ・ルンメイ、アンソニー・ウォン)の公開も決まり、ジェイ・チョウのファンにとってはうれしい夏になりそうだ。

(文・写真:Kei Hirai)


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