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2008-04-30 更新
松下奈緒、夏帆、井坂俊哉、池松壮亮、佐藤信介監督
配給:東宝
4月26日(土)全国東宝系ロードショー
(C)2008 芦原妃名子/映画「砂時計」製作委員会
松下奈緒と夏帆のダブル主演で話題の『砂時計』が公開され、オープン5周年で賑わう六本木ヒルズのTOHOシネマズで舞台挨拶が行われた。
満員の会場に拍手に包まれながら登場した5人。まずは挨拶を求められると、「撮影は去年の10月と11月でしたが、今日、やっと観てもらえるのですごくうれしいです。原作はご存知でしょうし、ドラマ化もされていますが、新しい“砂時計”として観ていただけたかと思います。周囲に“恋愛ものだから1人では行けないよね?”といっている人がいたら、1人でも観られるので、ぜひスクリーンでご覧になって下さい」(松下)、「初日はうれしいような悲しいような、すごくドキドキして複雑な気持ちですが、たくさんの人に観ていただけたらうれしいです」(夏帆)、「今日はオリンピックの聖火リレーの中継ではなく、こちらを選んでいただきありがとうございます(笑)。この映画は原作に近い内容ですが、あれだけ長い話を2時間にギュッとまとめたので、かなり濃厚になったと思います。ぜひ、主人公の大悟と杏のようになってください」(井坂)、「観ていただいて、それぞれいろいろな感じ方をされたと思いますが、いかがだったでしょうか? この作品のテーマのひとつとして、“過去を未来に変える勇気”がありますが、自分自身を含め、日常生活で過去を未来に変えることができる瞬間は、たくさんあると思います。その時、過去を過去のままにするのか? 少しだけ勇気を出して過去を未来に変えていくのか? のどちらかですが、この作品を通じて、“砂時計をひっくり返す勇気”を持っていただけたと思います」(池松)、「ちょうど1年前にこのプロジェクトがスタートし、公開が2008年4月26日に決まった頃には遠い未来のような気がしましたが、あっという間に今日になってしまいました。今までやってきたことが今日ひっくり返り、未来になるような気がしますが、何週間か先に公開が終わった後もずっと観ていただける作品になればと思います。今日観ていただいた方はいろいろな感じ方をされたと思いますが、何年か先に、“そういえば、砂時計という映画があったな”と思いだし、もう1度見ていただければ、また違った発見が出来ると思います。映画というものはずっと残り続けるので、どこかで再会し再び見ていただければ幸せです」(佐藤)とにこやかに語る。
劇中で主人公の杏が、出雲大社の絵馬に大悟への想いを込めたことにちなみ、今叶えたい夢を訊かれると、「やはり杏のように素敵な出会いをしたいので、杏と同じことを出雲大社の絵馬に書くと思います」(松下)、「先日この映画のイベントで出雲大社に行かせていただきましたが、なかなかゆっくりする時間がなかったので、また島根に行って好きな場所をまわりたいと思います」(夏帆)、「(自分が演じた)大悟のように、純粋な男になりたいと思います」(井坂)、「1人だけ違うのですが、高3なので、早く大学が決まったらいいなと思います」(池松)、「この映画の撮影がスタートする前、島根の琴ヶ浜に1人で行き、泳ぎながら構想を練りましたが、公開を終えたので、夏になったらまた1人で行き、泳ぎたいと思います。その時には、見かけても声をかけないで下さい(笑)」(佐藤)と、それぞれの夢を語ってくれた。
多くのファンを持つ正統派ラブストーリーの映画化だけに期待は大きいが、『未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』の松下奈緒と『天然コケッコー』の夏帆による大人と中高生時代の主人公・杏が、いずれ劣らぬ魅力を披露している点でも見逃せない。この連休、ラブ・ストーリー好きには見逃せない作品だ。
(文・写真:Kei Hirai)
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