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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』リスマス★プレミア

クリスマス★プレミア

2008-01-17 更新

ローワン・アトキンソン、山口智充

Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!

配給:東宝東和
1月19日(土)、日比谷みゆき座ほか全国ロードショー
(C)2007 UNIVERSAL STUDIOS

 あのお騒がせの自己チュー大迷惑男が帰ってきた!
 1990年に英国でTVシリーズとしてスタートした「Mr.ビーン」。イエローのミニ・クーパーと(唯一の友?)テディを愛し、他人の迷惑顧みず、ひたすら本能と欲望の赴くままに行動しては大混乱を引き起こす永遠のヤンチャ大人、Mr.ビーンのささやかな日常の冒険を描いたこのシリーズは、日本も含め世界中で大人気を博した。そして、97年には劇場版『ビーン』が製作され、世界的に大ヒットを記録。それから10年、劇場版第二作目となる『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』がついに日本上陸!

 12月4日(水)、都内ホールにて本作のクリスマス★プレミアが行われ、スペシャルゲスト(兼通訳?)として、Mr.ビーンの大ファンという山口智充がMr.ビーンの扮装で登場、本物と勘違いした観客もちらほら……。山口と観客が声を合わせ「ビーン!」と呼びかけるや、上手からMr.ビーンことローワン・アトキンソンがひょっこり現れるものの、彼をあざ笑うかのようにスポットライトが動きまくる。よちよちと歩き回りながら、ついにスポットライトをつかまえたビーンは満足げな表情で、観客に深々とお辞儀。大歓声と拍手の中で、赤いサンタ帽をかぶった子供たちが花束を持ってステージに上がり、次々に花束を渡されたビーンは最初はうれしそうだったが、抱えきれなくなってちょっぴり迷惑顔に。とはいえ、ビーンからもクリスマス・プレゼントということで、サンタ袋から取り出したテディを得意げに、一人ひとりに手渡した。
 「観客の皆さん全員にもMr.ビーンからプレゼントがある」と山口が紹介し、「メリー・クリスマス!」という掛け声の後、舞台両袖に置かれていたキャノン砲が炸裂、大音響と共に色とりどりのビニール・テープが噴射され、自分が用意したプレゼントであるにも関わらず、ビーンは白目をむいて卒倒。立ち上がってからも、ショックで高鳴る鼓動を抑えきれない様子のビーンに容赦することなく、山口が質問を始めようとする。そんな山口の、自分を真似た扮装にようやく気づいたビーン。自慢顔の山口をひとしきり胡散臭げに眺め回すと、“イケてない”とジェスチャーで伝えるが、それを完璧に無視した山口が質問に入る。
 この映画の見どころをデタラメ語で聞かれたビーンもデタラメ語と歌で答え、「……そんなところだそうです」と山口が手抜き通訳。ビーンのジェスチャーから判断するに、見どころはどうやら自転車のシーンとお金集めのためのパフォーマンス・シーンらしい(?)。また、日本の印象については、一生懸命ジェスチャーで答えるビーンに対し、山口の通訳によると「非常に良い質問だ。その質問に関しては、後日お答えさせていただきたい」とのこと。
 そんな大奮闘(?)の山口に、ビーンからプレゼントがあるという。サンタ袋から取り出したのは、筒入りの「Mr.ビーン」応援隊長認定書。もちろん、「MR.BEAN~~~」という超達筆のサイン入りだ。

 フォト・セッションの前には、手渡されたサンタ帽子を赤パンツと勘違いした(?)ビーンだったが、無事頭にかぶったところで子供たちも再登壇し、一緒に記念撮影。撮影中もクルクル変わるヘン顔を一瞬たりとも休めないビーンだった。撮影終了後、ステージの階段を降りている子供の一人を、ビーンはこっそり突き落とそうとする動作をしたことを、ローワン・アトキンソンの熱狂的なファンである筆者は見逃さなかった! この悪気満々のいたずら心こそ、Mr.ビーン。今度はカンヌで大騒動を巻き起こす英国の“ヘンなおじさん”に、劇場でたっぷり笑わせてもらおう。

(文・写真:Maori Matsuura)


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