インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート!

Cinema Factory

Cinema Flash



舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > ラストサマーウオーズ

『ラストサマーウオーズ』先行公開記念舞台挨拶

2022-06-27 更新

阿久津慶人、井上小百合、長妻怜央、櫻井淳子、デビット伊東、宮岡太郎監督

ラストサマーウオーズlastsummerwars ©「ラストサマーウオーズ」製作委員会
6月24日(金)よりユナイテッド・シネマ入間先行公開中
7月1日(金)より新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開

 映画『ラストサマーウオーズ』公開記念舞台挨拶が6月25日(土)、埼玉のユナイテッド・シネマ入間で行われ、主演の阿久津慶人、共演の井上小百合、長妻怜央(7ORDER)、デビット伊東、櫻井淳子が登壇した。


 本作は、狭山茶の主産地として有名な埼玉県入間市を舞台に、小学6年生の映画好きな男の子が、想いを寄せる女の子の引越しが決まったことをきっかけに、彼女をヒロインにした自主映画作りをスタートさせようと奮闘する青春ジュブナイル映画となっている。

 主人公の宮竹陽太役を演じる阿久津は、オーディションで主演が決定した際の様子を聞かれると「今まで主役とかやっていなかったので“やりたいなあ”と思っていて、このオーディションを主役で受けて、家に帰って『合格しました』って言われたときは、初めての主役で、しかも映画ということでめっちゃ嬉しくて、叫び回って発狂して失神しそうになりました」と打ち明けて観客を笑わせ、本作の内容と同様に、もし自分が映画を撮るならどんな作品を撮りたいか質問されると「大人でも怖がるようなめっちゃ怖いホラー映画を撮ってみたいです」と意外な答えをして驚かせた。

 また、地元・埼玉県出身の土方先生役を演じる井上、陽太の父・宮竹 宏役を演じる伊東、陽太の母・宮竹晴子役を演じる櫻井の3人は、出演オファーを受けた際の心境を尋ねられると、井上は「めちゃめちゃ嬉しかったです。地元に貢献できるというのと、出身が同じ方々と一緒にお仕事ができるというのが嬉しかったです」と声を弾ませ、伊東は「ふたつ返事ですぐ答えました。ただ内容を見て“ちょっと違うんじゃない!?”って。お父さん役なんだと思って……」と少し不満げ!?な様子。櫻井は「もちろん嬉しかったんですけど、私は鶴ヶ島市出身なので、“入間市出身じゃないのに大丈夫かな”とは思いました。でも呼んでいただけてありがとうございました」と笑顔を見せた。

 そして、陽太の兄・宮竹匠役を演じる長妻は「映画というものにほとんど携わってこなかったんですけど、埼玉の作品ということで、茨城代表として来させていただきました」とコメントし、伊東から「それは別に言わなくていいと思うよ」と突っ込まれたが、長妻は「すごく温かい方ばかりで、茨城代表としては……(笑)。ありがたく歓迎していただきました」とボケを重ねて笑いを誘った。

 さらに、撮影時の思い出を聞かれると、井上は「阿久津くんは最初、人見知りなのかなと思ったんですよ。リハのときから寡黙で、“小学生なのに大人っぽくてしっかりしているな”と思ったんですけど、意外とロケバスの中とかでゲームの話で盛り上がっていたり、『これあげる』って言って『はい、ゴミ!』みたいなことをしてきて、“ちゃんと子どもなんだ!”って思いました。一緒にお弁当を食べたりした時間が楽しかったです」と目を輝かせ、伊東が「先生のこと、ちょっと下に見てたでしょ」と声を掛けられた阿久津は「ちょっとしたいたずら心です」と答えた。

 同じ質問に、長妻は「家族団欒のシーンがあったんですけど、僕は大人になってから1人暮らしをしているので、久々の団欒で嬉しかったんですよね。お芝居されているデビットさんと櫻井さんがあまりにも自然すぎて、本当に家族のような気持ちになってちょっと嬉し涙が出そうでしたね」と感慨深げに語ったが、櫻井は「(家族みんな)よくしゃべっていましたね。ただ3人がよく仲良く喋っていて、私だけ1人ぼっちなイメージがあります」と口をとがらせた。

 本作の内容にちなみ、夏休みの思い出や、子どもの頃の自分に声をかけられるならどんな声をかけたいか質問されると、井上は「私は男兄弟で育ったので、とにかく夏休みが大好きで、ずっと外で遊んでいたんです。なので『もっと勉強頑張れ!』って言いたいです(笑)。もうちょっとやっておけばよかったなと思います」と苦笑。

 長妻は「上半身裸で遊んでいたんですけど、蚊に背中を冗談抜きに100ヵ所くらい刺されて、そこから蚊がどうしても嫌いで、蚊を見たら絶対に倒そうという気持ちなんですけど、それがなかったらもうちょっと心優しくいられたのかなと思います」とエピソードを明かし、撮影中に阿久津ら子役たちと虫取りをして遊んでいたそうで「カマキリとかをみんなで捕まえましたね。僕も田舎っ子だったので、そういう遊びをしていました」とニッコリ。伊東から「カマキリは大丈夫なの?」と声をかけられると、長妻は「カマキリは大丈夫ですけど、蚊はちょっと……」と眉をしかめ、伊東は「思い出させちゃったね。ごめんなさい」と謝罪した。

 最後に、締めのコメントを求められた阿久津は「僕たちが頑張って9月の猛暑に作ったので、この舞台挨拶を機にSNSなどで拡散していただいて、いろいろな人に知ってもらえたら嬉しいです」とお願いし、井上は「この映画は子どもたちが夢を追いかけて頑張る姿が素敵なんですけど、映画を撮影している子どもたちと、役の子どもたちがリンクしていて、今日、撮影ぶりに再会したんですけど、みんな身長が伸びていて、成長していて、担任の先生の気持ちで“みんなが夢に向かって現実世界でもお仕事して頑張っているんだ”と思うとグッとくるものがありました。皆さんにとってもこの映画でちょっとでも心にグッとくるものがあって、“頑張ろうかな”と思ってくださったら嬉しいです」とアピールした。


lastsummerwars


(オフィシャル素材提供)



関連記事

Page Top