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『神は見返りを求める』初日舞台挨拶

2022-06-25 更新

ムロツヨシ、岸井ゆきの、𠮷田恵輔監督

神は見返りを求めるkami-mikaeri ©2022「神は見返りを求める」製作委員会
パルコ
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 映画『神は見返りを求める』の初日舞台挨拶が都内で行なわれ、主演のムロツヨシ、共演の岸井ゆきのとメガホンを取った𠮷田恵輔監督が出席した。初日の6月24日は、かねてからムロが「ムロツヨシの日でございます」と語呂合わせから勝手に公言している“ネタ”なのだが、宣伝スタッフが一般社団法人「日本記念日協会」に申請し、6月24日が正式に「ムロツヨシの日」に登録されたというサプライズ発表があり、認定証も授与され、ムロは大喜びだった。


 本作は『ヒメアノ~ル』『愛しのアイリーン』『空白』などの𠮷田恵輔監督がYouTuberを題材に描くオリジナル最新作。これまで見たことがないムロの演技が見られるとSNSを中心に話題となっている。見返りを求める男と恩を仇で返す女の心温まりづらいラブ・ストーリー。

 主人公の田母神役を務めたムロは「主演をやらせていただきました。ムロツヨシです!」と元気いっぱいに挨拶。「2022年6月24日、ムロツヨシの日です。感極まっております」と続けた。


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 ゆりちゃん役を務めた岸井は「同じ日に初日を迎える『ベイビー・ブローカー』を観ずに、『神は見返りを求める』を選んでくださった皆さま、大好きです」と笑顔で挨拶して、会場に笑いを誘う。岸井は作品について「脚本を読み始めたときはポップでファニーな話だと思ったのですが、後半はエグすぎて渋いみたいになってきて……。それを1つの映画の中で表現できる役をいただけたのが嬉しかったです。はからずも時代にマッチした作品になっています」とアピールした。


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 撮影は2年前に行われたという。岸井は「撮影が終わってからは楽しい時間をすごさせていただいたのですが、撮影現場のムロさんは(役作りで)本当に静かでした」と明かす。

 ムロは「今回は、ぐっと(暗く)なっていないと、この役が軽くなっちゃいそうで……」と苦労を吐露。さらに、「完成版の試写を観たとき、初めて自分を“他人化”して観られた。自分にムカついたし、愚かだし気持ち悪くなったし、救いがあってほしいとも思えた。こんなふうに自分の芝居を観たことなかった」と話した。


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 そんなムロの演技への姿勢を見ることが出来た岸井は「私は『レア・ツヨシ』を見られたってことですか? やっぱり!」と大喜びだった。


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 𠮷田監督は『ヒメアノ~ル』でもムロとタッグを組んでいるが、本作を振り返って、「ラストのほうのムロさんの顔の表情が、もはや品すら感じるレベルで……。いろいろな表情ができるのは知っていたけど、こんなレベルになっちゃったんだとびっくりしました」と感心しきりだった。


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 岸井も「あるケンカのシーンでムロさんが本当に逃げ出したいくらい怖くて。そのときは、嫌な人と共演したなと思いました(苦笑)。心臓が飛び出るようなお芝居をされて、本当にすごいなと思いました」と絶賛した。

 一般社団法人「日本記念日協会」から6月24日が正式に「ムロツヨシの日」に認定されたことが発表され、認定証がムロに手渡された。ムロは、「すごい! びっくり!」と大喜び。早速「来年からカレンダーに載るってことですよね」と大興奮し、会場を爆笑させた。自身の名前が記念日になることをサプライズで知らされたムロは「こんなすてきなプレゼントあるんですね」と声を弾ませていた。


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 最後に、岸井は「いろいろな人が観て、いろいろなことを感じ取れる映画です」とメッセージを送り、ムロは「自信を持ってお見せできるムロツヨシの代表作。希望の残る映画でどこかでほっこりできる映画です」と心からアピールした。


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(取材・文・写真:福住佐知子)



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