インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート!

Cinema Factory

Cinema Flash



舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『ブルーサーマル』

『ブルーサーマル』公開直前イベント

2022-03-01 更新

堀田真由、島崎信長、榎木淳弥、小松未可子、橘 正紀監督、SHE'S

ブルーサーマルlue-thermal ©2022「ブルーサーマル」製作委員会
東映
2022年3月4日(金) 全国公開

 アニメ映画『ブルーサーマル』の公開直前イベントが都内で行われ、声優を務めた堀田真由、島崎信長、榎木淳弥、小松未可子と橘 正紀監督、主題歌・挿入歌を担当したSHE'Sが登壇して作品について語った。


 本作は、小沢かなのマンガが原作。大学でグライダーと運命的な出会いを果たし、体育会航空部に入部したことがきっかけで“空”に恋をしてしまう主人公・都留たまきの成長が描かれる。ブルーサーマルとは上空に昇っていっても雲にならない状態=上昇気流のこと。

 イベントのオープニングにSHE'Sが主題歌「Blue Thermal」の生パフォーマンスを披露し、会場を盛り上げる。SHE'Sの圧巻のパフォーマンスに観客からは大きな拍手が送られた。


blue-thermal

 主人公の都留たまき役を務めた堀田は声優に初挑戦。オーディションで役を勝ち取った。堀田は、「声優は初めてで、試写を観たときに『自分の声なのかぁ』と思いましたが、エンドロールで名前を見て(自分だと)実感しました(苦笑)」と話す。また「マンガで見て、どんな映像になるのかなって楽しみにしていました。空の青さが美しくて、映像美が素晴らしい」と作品についても語った。また、SHE'Sの生演奏については「生演奏が聞けて、嬉しかった。作品に寄り添って作ってくださった曲だなと思いました」と笑顔で話した。


blue-thermal

 そんな堀田に声優の先輩でもある小松は「澄んだ声が心地よくて、青い空にピッタリ!」とプロの目線から声優初挑戦となる堀田に称賛を送った。堀田は存在感のある声でつるたまをみずみずしく演じている。小松は作品の舞台の一部が自身の出身地(三重県)に近かったことを明かし、「『あの空を見て育ってきたんだなって……』と試写を観ながら感動しました」とコメント。


blue-thermal

 堀田が「皆さんとご一緒にアフレコができて本当に良かったです。最初は台本の持ち方も分からないところから始まって、“息芝居”も普段の映像作品だとないものだったので、そこが難しかった」と振り返った。


blue-thermal

 榎木は、そんな堀田に「完璧でした」とエールを送る。島崎も「声の芝居に縛られず出てくる声の表現が素晴らしかった」と堀田を称賛した。自身が演じた空知について榎木は「空知は、真っすぐで感情表現が豊かで、そういうところはすごく好きな部分でした」とコメント。


blue-thermal

 島崎は「今だからこそ、余計に観てもらいたい作品です。前向きで、作品を通して、ずっと楽しい、ずっと明るいわけではないけれど、観終わったときに、自分もなにかやってみよう、こういうふうに生きてみたら楽しいかなとか、空を見上げたくなるような作品になっています」と語った。


blue-thermal

 島崎は、たまきを航空部に迎え入れ、目をかける倉持 潤役を、エースの倉持を心の底から敬愛する空知大介役に榎木、阪南館大学航空部の主将で、訳あって妹のたまきを嫌っている姉の矢野ちづる役を小松が演じている。

 主題歌・挿入歌を担当したSHE'Sのメンバーたちも作品について、「美しい映像とリンクした曲が作れました。胸が熱くなる瞬間が何度もあった。素晴らしい作品です」と感想を語っていた。


blue-thermal

 橘監督は「季節感を空の色で見せていきたいと思いました。ちゃんと描いていきたいと美術監督の山子泰弘と話し合いながら作っていきました」と作品へのこだわりを語った。

 最後に堀田は「観終わった後に前向きになれる作品です。楽しんでください」と客席に向かってメッセージを伝えた。


blue-thermal


(取材・文・写真:福住佐知子)



関連記事
初日舞台挨拶

Page Top