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水谷 豊 監督作品第3弾
『太陽とボレロ』追加キャスト発表!

2022-02-15 更新

太陽とボレロsun-bolero
©2022「太陽とボレロ」製作委員会
配給:東映

 “水谷 豊”監督作品第3弾『太陽とボレロ』。初監督作となる『TAP-THE LAST SHOW』(17)では若者の青春群像とショービジネスの光と影を、脚本も手掛けた監督第2作『轢き逃げ 最高の最悪な日』(19)では不幸な事故が露わにする人間の心の奥底を描ききった。オリジナルの映画を作り続けている水谷 豊の監督作品第3弾となる本作は、“クラシックのオーケストラ”を題材に音楽を愛する普通の人々の人間模様を洒脱なエンターテインメント作品として作り上げている。エンターテインメントの最前線に長年立ち続けてきた水谷が生み出す最新作『太陽とボレロ』は6月に公開!

 そしてこの度、石丸幹二・町田啓太・森マリア、豪華キャスト陣の出演が決定!


 ある地方都市のアマチュア交響楽団。主宰者である主人公の花村理子(檀れい)は18年間、個性豊かなメンバーとともに活動してきた。みんな音楽を愛する普通の人々。しかし、楽団の経営は苦しく必死に奔走する理子だったが、ついに楽団の歴史に幕を閉じる決断を迫られる。そして、最後にして最高のコンサートがはじまる!

 主人公・花村理子とともにアマチュア交響楽団を支える中古車販売センター社長の鶴間芳文役を演じるのは石丸幹二。石丸は1990年から劇団四季にて看板俳優として活躍、退団後もドラマ『グランメゾン東京』(19)、大河ドラマ『青天を衝け』(21)、映画『ミュジコフィリア』(21)、など舞台だけでなく映画やドラマでも数々の作品に出演、クラシック音楽の最長寿番組としてギネスブックに登録のTV『題名のない音楽会』では司会を務めるほか、歌手としてオーケストラ・コンサートを積極的に開催するなど、音楽の分野でも活動の幅を広げている。石丸が演じる鶴間は、主人公・花村理子と共に楽団を立ち上げ、様々な苦難を背負う理子の唯一の理解者という役どころ。経営者としても主宰者としても包容力を発揮する役柄ですが、理子に時折見せるチャーミングな一面も本作ならではの見どころだ。

 その鶴間の会社で働きながら交響楽団でトランペットを演奏する田ノ浦圭介役を演じるのは、ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(20)、ドラマ『今際の国のアリス』(20)、大河ドラマ『青天を衝け』(21)、ドラマ『ダメな男じゃダメですか?』(22)など続々と話題作に出演し、若手注目株の最有力候補と名高い町田啓太。そんな町田が本作で演じる田ノ浦は、心の奥底では音楽や楽団を愛しているもののストレートに言葉にできず、擦れたように見えてしまうトランペット奏者。本作で水谷監督の演出と出合い、演じることを改めて深く追求したという町田の演技、そして本作出演にあたり、夢に出るほど練習したというトランペット演奏も必見!

 続いて、主人公・花村理子の洋装店で働きながら交響楽団のヴァイオリン奏者を務める宮園あかり役に抜擢されたのは、本作が映画初出演となる若手実力派女優の森マリア。『ヤヌスの鏡』(19)で連続ドラマ・デビューを果たすと、ドラマ『24 JAPAN』(20)では誰にも言えない過去を抱えた複雑な役どころを演じ切り、注目を集めた。本作で森は、「ヴァイオリンこそ我が人生!」と話すほど音楽を愛する・宮園あかりを演じる。あかりは経済的な問題からプロになる夢を諦めるやっとの思いで入団した交響楽団が解散するという現実に向き合いながらも、希望を持ち続け明るく前を向いて、楽団を支える存在。自身が8年間続けていたヴァイオリンをもう一度徹底的に練習し、映画初出演にして、交響楽団の第一ヴァイオリン奏者という大役を果たした。


 そして、本作出演に対し石丸は「鶴間は、理子を見守りながら一緒にオーケストラを支えていきます。台本を拝読し、鶴間は二枚目なのかな、理子を格好良く支えなきゃと思っていましたが、実際の撮影で、監督は見事に別方向に導いてくださいました。私の想像を超えていくようなシチュエーションがあり、とても面白かったです」、町田は「自分自身、トランペットは小学生の頃少しだけ触れたことはあったのですが、とにかく音を出すのが難しく、苦戦しました。また本編ではチャーミングな人たちも、楽器を持つと人間味がより見えてくるので、ぜひそこにも注目してみてください」、森は「私が演じる、宮園あかりは明るくはっきりとした性格で、ヴァイオリンのプロの道を諦めなければならない状況でも、弾くことを諦めずアマチュア交響楽団で演奏している一生懸命な女性です。そんなあかりを体現できるよう、ひたすらヴァイオリンの練習をしました」とそれぞれが役にかけた思いを告白。

 さらに監督を務める水谷 豊は3人についてそれぞれ、「石丸さん自身、楽器をやっていて音楽を愛している方なので、その石丸さんが鶴間を演じて下さったことで交響楽団の存在がよりリアルなものになりました。」、「(町田さんの)シーンを撮るたびにかっこよさとユーモアを兼ね備えた圭介というキャラクターが出来上がっていきました。魅力あふれる町田くんのセンスが作品の中で光っています」、「マリアちゃんは短期間の猛特訓で見事なヴァイオリニストになってくれました。彼女のフレッシュさと愛くるしさもまた、この作品の見どころのひとつになりました」と絶賛のコメントを寄せた。個性あふれるキャスト陣3名が織りなすハーモニーにもぜひご期待を!


【キャスト・スタッフ コメント全文】

石丸幹二(鶴間芳文役)
 これまで映画やドラマでご一緒させていただいた大先輩の水谷さんが、映画の監督をなさる。それも近々!と伺った瞬間、心の中で「出たい!」と願ってました。それが叶った時は嬉しかったですね。水谷さんの現場は温かいんです。しかもいろいろと学べる。実際、監督として立たれた水谷さんは、イソップ物語に出てくる太陽のような人だった。陽光を浴びる俳優たちが、すっと心を開いて、その光に応えたくなるような感じなんです。僕の場合、最初に脚本を拝読した時、鶴間は二枚目かと思ったので、檀さん演じる理子を格好良く支えたいな、と思ったのですが、見事に別方向に導かれました。監督は、僕の芝居に寄り添った形で、想像をはるかに超えるシチュエーションに引っ張ってくださったんです。面白かったですね。そうして出来上がった鶴間を、観客の皆さんには微笑ましく思っていただけると嬉しいです。
 個性派の俳優陣が演じる登場人物たちは、皆、クソ真面目に苦難に立ち向かっていきます。が、そのさまは、どこかおかしくて、愛おしい。最後の彼らの笑顔が、きっと皆さんの笑顔につながると信じています。ぜひ劇場でご覧ください。


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町田啓太(田ノ浦圭介役)
 今回、水谷組に参加できると聞いてすごく嬉しかったです。現場に入り、毎回監督に演出のアイデアをいただくのですが、なんで俺は気づかなかったんだろうと悶々とし、自分なりに咀嚼して出せるかが毎回の課題でしたが、実はそれが楽しかったです。
 圭介というキャラクターは交響楽団のトランペット奏者です。自分自身、トランペットは小学生の頃少しだけ触れたことはあったのですが、とにかく音を出すのが難しく、苦戦しました。ですが、合奏のシーンではプロの方々と音楽を奏でることができ、今後の人生でもうないだろうなと思ったので貴重な経験をさせてもらいました。撮影は今まで味わったことない感覚で終わってほしくない時間でした。その雰囲気などが映像を通して伝わると思うので、皆さんに観ていただきたいです。また本編ではチャーミングな人たちも、楽器を持つと雰囲気がガラッと変わるので、ぜひそこにも注目してみてください。


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森マリア(宮園あかり役)
 この作品に出演が決まったとマネージャーさんから聞いたときはただただびっくりしました。私が演じる、宮園あかりは明るくはっきりとした性格で、ヴァイオリンのプロの道を諦めなければならない状況でも、弾くことを諦めずアマチュア交響楽団で演奏している一生懸命な女性です。そんなあかりを体現できるよう、ひたすらヴァイオリンの練習をしました。元々楽器を習っていたのですが、5年ぶりの演奏だったのでとにかく必死でした。ですが、弾いていくうちにどんどん楽しくなっていき、私の一部だと思えるようになりました。
 初めての映画出演で、上手くいかず悩んだことも多かったのですが、監督がかけてくれる言葉の一つひとつが魔法みたいで、演技を楽しむ気持ちをも持つことができました。圧巻のオーケストラ・シーンはもちろん、楽団員一人ひとりのそれぞれの想いなどたくさんのシーンをぜひ劇場でご覧ください!


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水谷 豊(監督)

 【石丸さん、出演にあたって】
 この物語のメインである、アマチュア交響楽団を立ち上げたのは理子と鶴間です。石丸さん自身、楽器をやっていて音楽を愛している方なので、その石丸さんが鶴間を演じて下さったことで交響楽団の存在がよりリアルなものになりました。鶴間の大人の優しさに何度となく癒されながら、サックスを吹くシーンは必見です。

 【町田さん、出演にあたって】
 町田くんは若手の中でも勢いがあり、感性の素晴らしさに注目していました。太陽とボレロでは若手トランペット奏者の役ですが、シーンを撮るたびにかっこよさとユーモアを兼ね備えた圭介というキャラクターが出来上がっていきました。魅力溢れる町田くんのセンスが作品の中で光っています。

 【森さん、出演にあたって】
 あかりの役は吹き替えなしにヴァイオリンが弾けること、弥生交響楽団の中で太陽のような存在であることがイメージでした。かつてヴァイオリンをやっていたとはいえ、マリアちゃんは短期間の猛特訓で見事なヴァイオリニストになってくれました。彼女のフレッシュさと愛くるしさもまた、この作品の見どころのひとつになりました。



(オフィシャル素材提供)



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