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『ドリームプラン』
スペシャルトークイベント

2022-02-03 更新

伊達公子、工藤阿須加

ドリームプランdreamplan ©2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
伊達公子さん衣装クレジット/MIKAKO NAKAMURA/ミカコナカムラ

ワーナー・ブラザース映画
2月23日(水・祝)より全国ロードショー

 本日2月3日(木)、スペースFS汐留で『ドリームプラン』スペシャルトークイベントが行われた。登壇したのは、ウィリアムズ姉妹と試合経験がある女子テニス界のレジェンドにして、本作の字幕監修も行った伊達公子、芸能界きってのテニス男子工藤阿須加。盛大な拍手で出迎えられた伊達は、「テニスに関わる一人の人間として本当に感動した映画です。あっという間の2時間半になると思います。楽しんでいただければと思います」、続いて工藤が「すごく素敵な映画に出会えた自分は幸せ者だなと思える映画。観終わって大きなものを感じて帰っていただけるのではないかと思います」と挨拶した。


 父の計画を信じて世界最強のテニス・プレーヤーとなったビーナス&セリーナと対戦経験のある伊達は、「ただのサクセス・ストーリーだけでは語れない家族愛、家族の絆、夢を持つことの大切さを感じる映画でした。ウィル・スミスさんがリチャードさんを見ているかのようにそっくり。しぐさやちょっとした背中の曲がり具合まで演じていらっしゃる」と彼の演技を絶賛。映画を観たばかりで興奮冷めやらぬ工藤は、「枠の外で新しいことを実行しようとする際、批判や周りの目を気にせずに自分たちがやるべきことを信じて突き進んだ結果、ウィリアムズ姉妹のようになったんだなと感じました。人生の生き方、何を学び何を信じるべきかということを教えてくれた映画でした」と、心に響く大きな教えを感じだという。


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 グランドスラム(テニスの国際4大大会)で30回優勝、オリンピックでは5つの金メダル獲得という戦績を誇るビーナスとセリーナを「現代の女子テニスの基本のプレー・スタイルのきっかけを作り、ずっと歴史を作ってきた2人」だと、テニス界に変革をもたらした存在だと解説。90年代、ウィンブルドンの決勝に黒人選手が出場してもスポンサーが1社もつかなかった時代を振り返り、「この姉妹は時代背景的にも大きな覚悟をもってやってきたんだろうなと思いました」と当時を振り返った。妹がプロ・ゴルファーとして活躍する工藤は「ゴルフも一つのチームとして動きますが、家族がどれだけ競技と選手を理解してどうサポートしていくかという部分につきると思います。プロの世界で生きていくことがどれだけ負荷のかかることなのかも映画を通して理解できるので、家族があってこそなのだろうなと痛感しました」とウィリアムズ家が一丸となったからこそ成し遂げられたとコメント。

 父の計画を守って夢を実現させた姉妹にちなんで、それぞれの家庭の独自のルールを問われると、伊達家は「自分でやりたいと思って始めたことはやり遂げる。途中で投げ出さないこと」だといい、ソフトバンクホークス元監督の工藤公康氏を父に持つ工藤は、小さなころから「礼儀・挨拶・態度」を大切にするように厳しく育てられたと告白した。


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 映画のタイトル『ドリームプラン』にちなみ、自身の未来に向けて考えているプランを尋ねられた。伊達の回答は“ファミリー・ボックスから見るセンターコート”だ。「自身がすべての大会でセンターコートに立つことができたので、いずれ今育成しているジュニアたちがセンターコートに立った時にファミリー・ボックスに座るのがドリームプラン」ですと語った。“子供に未来を”という工藤は、「子どもたちの未来をどう守るのか、次の世代に繋げていくために計画していることがある。さまざまな境遇の子どもたちに、いろいろなきっかけを与えたい」と夢の計画=“ドリームプラン”を熱く語った。


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 イベントの結びには、伊達が「ふたりのテニス選手としての成功が十分伝わる映画であると同時に、そこに行きつくまでの苦労、夢を達成するためにコツコツと努力を続けることが描かれるエネルギーに溢れた映画です。スポーツを愛する人も縁がなかった人も存分に楽しめると思います」とレコメンド。工藤は「ウィリアムズ姉妹とお父さんが覚悟を持って突き進んだ先に何があるのか、人の人生をこうして覗ける映画って素晴らしいと改めて感じる作品でした。今観れた僕は幸せ者だと思っています。年代で感じ方も変わると思いますが、若いときにこの映画に出合えて何かを感じられたら大きな財産になると思います。ぜひ楽しみに観てください」と、それぞれの世代で感じることは異なるが、特に若い世代にこそ『ドリームプラン』を観て欲しいと締めくくった。


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(オフィシャル素材提供)



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