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『シノノメ色の週末』完成披露イベント

2021-10-20 更新

桜井玲香、岡崎紗絵、三戸なつめ、中井友望、工藤阿須加、穐山茉由監督

シノノメ色の週末shinonome-weekend ©2021映画「シノノメ色の週末」製作委員会
配給:イオンエンターテイメント
11月5日(金) 全国ロードショー

 桜井玲香主演、岡崎紗絵、三戸なつめ共演の映画『シノノメ色の週末』が11月5日(金)から全国公開となる。この度、本作の完成披露イベントを実施!桜井玲香、岡崎紗絵、三戸なつめ、中井友望、工藤阿須加、穐山茉由監督が一堂に会し、本作のタイトルにちなみ全身「シノノメ色」の衣装で登壇! 会場がシノノメ色へと染まるなか、初めて本作を観客にお届けできた喜びをキャスト一同が語った。


 登壇した桜井はまず「最近本当に寒くなってきましたね。寒いなか、本日はお越しいただき、ご鑑賞いただきありがとうございました」と全国的に今季一番の寒さとなる中で来場した観客へ、気遣いを忘れずに挨拶。続く岡崎は「こうして皆さんに満席にしていただいているというのは嬉しいし感動しています」、三戸は「裏で曲が流れた時にちょっと泣きそうになりました。本当にこの日を迎えられて良かったなと思います。と初めて本作を鑑賞した観客を前に、感慨深げな表情をうかべた。今回現役の高校生の役を演じた中井は「皆さんと一緒にこの場に立てていることがすごく嬉しいです」、そして唯一の男性キャストである工藤は「無事に皆様のところにお届けできて、観ていただけて本当に心から感謝しています」と挨拶。最後に本作のメガホンをとった穐山茉由監督は「このような形で完成披露イベントを行えるということを本当にありがたく思っています」と晴れやかに語った。

 本作が映画初主演となる桜井は作品について聞かれると「ついに公開された、皆さんに観てもらった、という嬉しいような恥ずかしいような何とも言えない気持ち」と率直に気持ちを表現。また「グループ時代もいろいろな経験をさせていただいていたんですが、一人になって改めて、リスタートという気持ちです。全て初心の気持ちで日々学ばせていただいているなと思っているんですが、そんな中で今回こうして主演の映画というものに挑戦させていただいて、本当に幸せ者だなと思います。皆さんに支えてもらっているから今ここに立てていると思っているので、これをきっかけにまた頑張っていきたいなと思います」と決意の気持ちを覗かせた。自身も女子高出身だという穐山監督は「女子高って結構、怖そうとかギスギスしてそうっていうイメージを持たれたりするんですが、本人たちはすごく平和だったり、ほのぼのとした空気を過ごしていたりするんです。そういうイメージとのギャップをもう少しリアルに描けないかなというのがあって。それを学生時代として描くのではなくて、30歳に差し掛かる、20代後半の女性の悩みみたいなのも含めて描けたらなと思って」と自身の経験から本作品の着想を得たことを語った。

 今回劇中で制服姿を披露していることに話題が及ぶと、岡崎が「ドキドキしてました……!」と即答。桜井は「え、本当?」と返したのに対し、三戸は「私は楽しみでしょうがなかった!」と三者三様に答えるさまはまるで劇中の3人組が飛び出してきたかのような安定感だった。桜井はさらに「高校生の役として着るのではなく、20代後半として着る、だったから割り切れた」と答えると岡崎も「確かに! 学生に見えなくてもいいんだっていう、その安心感はあったかもしれない!」と同意。制服トークも盛り上がりを見せた。

 話はその後、それぞれがどのような高校生だったかという話題に。桜井は「私は美玲とは真逆というか、目立っている女の子ではなかったですね。校則も厳しかったので、そんなにおしゃれをするわけでもなく普通の子でした。あ、でも高校2年生で乃木坂に入ったので、そのあとは乃木坂漬けでしたね」と芸能活動と両立をした高校生活を振り返った。岡崎は「日々をいかにどう楽しむかということに頭をフル回転させている学生でした。文化祭だったり体育際だったりイベントごとをみんなでわいわい楽しんだりっていうのはもちろんなんですけど、4時間目のチャイムがなったらすぐ購買に走って、人気の肉まんを勝ち取る、とか(笑)」と思い出を語り、三戸は「食堂のソファを陣取って寝てました。3年生になるとソファが使えるんですよ、やったーソファ使えるって! 部活をやってなかったんで暇だったんですよね」と高校時代を暴露し笑いを誘うなど、またしてもそれぞれの個性が発揮されていた。今回、一人だけ現役高校生の役を演じた中井はそんな3人を見て「この3人の先輩が、私の高校の先輩にいたら楽しいだろうなって。いい高校生活を疑似体験出来た感じです」と嬉しそうに語った。一方の工藤は「毎日朝から晩まで部活動でしたね。テニスをやってたんですけど、朝5時に起きてランニングして、朝ごはん食べて学校に行き、朝練をして、2限目のタイミングにはお弁当が無くなり、お昼は学食にみんなで行って……」その後も夜まで何度も食事をとるエピソードが続き、とにかく良く食べていた学生時代だったと語ると、周りの女性陣たちはびっくり!「でもその分動いていたので、どんなに食べても太らなかったですね」と言うと観客からはうらやましそうなリアクションも見られた。

 そして穐山監督ならではとも言え、今回の作品にも多数ちりばめられている「女子あるある」。劇中での「女子あるある」について聞かれると桜井は「美玲は、マリリンとぶつかるじゃないですか……マリリンがいろいろ、現実はこうよって教えてくれるという。それを遠回しにいう感じ! あれは女子ならではかなって」と、とあるシーンを振り返り、三戸は「10年会ってなくて久しぶりに会って、それでも気まずくなくいれるところは女子の対応力の賜物なのかなって思います」と劇中で10年ぶりに再会した役どころについて語った。また、中井は「廊下を走るシーンの時に、美玲ちゃんとマリリンはヒールを脱ぐんです。普段着飾っているけれど、女子同士だから楽しむときは全力で楽しむ。あのシーンがすごく好きです」と自身が出演していないシーンを羨むように挙げた。MCが工藤にも問いかけると「え? 僕に聞きます……?」と戸惑うような表情を見せ会場の笑いを誘い、その後も「なんとなく……女性って……女性だけじゃないかもしれないですけど……怖いですね。余計なことを言ってしまわないように」などと慎重に言葉を選びつつも、最終的に「女性から相談したいことがあるんだけど、と言われた時に、本気で答えたらだめだっていうこと。とにかくまず聞いて、頷き、僕もそう思うって一言言う。彼女たちのなかで、実は答えが決まってるじゃないですか。女性は特に自分の中でこうしたい、こうしなきゃって思っているときに、誰かに背中を押してもらって動くのかなと。男って単純で、これがいいよ、とか言われるとすぐそっちに意見が変わっちゃったりするので」と男性目線での回答。これには穐山監督も深く頷き、「その通りです。もう答え決まってるんですよね。ただ聞いてほしいんですよね」と工藤と見解を褒めたたえた。

 最後に桜井は「今日観ていただいた女の子3人の会話や空気感というのは、本当に女子高出身あるあるって感じなんです。女子高出身の私でもそう思うくらいリアルです。女子高に居なかった皆様もちょっとだけその様子をのぞき見られるような、そういう作品になっています。あとは、コロナ禍でご自身と向き合う時間というものがあったと思うんですけど、この映画にもそういうメッセージも含まれているので、明日からちょっとだけ、半歩だけでも前に進んでみようかな、という気持ちで今日帰っていただけると嬉しいです」と締めの挨拶。穐山監督は「主人公の美玲ちゃんも、3人とも20代後半でいろいろと壁にぶちあたっていく世代だと思うんです。その時のことを私もふりかえって書いたりしました。もちろんその世代じゃなくても、人に知られたくないような感情だったり、見られてちょっと嫌な部分とか、心当たりがあると思います。そういうのが本当はすごく人間らしくて愛しい部分だというのを表現したいと思っているので、そういうふうに感じていただけると嬉しいです」と、悩みを抱える全ての人にエールを送るような思いと言葉でイベントを締めくくった。



(オフィシャル素材提供)



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