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『浜の朝日の噓つきどもと』
公開直前イベント

2021-09-03 更新

高畑充希、大久保佳代子、Hakubi(片桐、ヤスカワアル、マツイユウキ)

浜の朝日の噓つきどもとhamano-asahi ©2021 映画『浜の朝日の噓つきどもと』製作委員会
配給:ポニーキャニオン
9月10日(金)全国ロードショー、福島県先行公開中

 映画『浜の朝日の嘘つきどもと』の9月10日(金)全国公開を目前にした9月1日(水)、ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開直前イベントが行われ、主演の高畑充希、大久保佳代子、そして主題歌を担当したスリーピースバンドHakubiが登壇した。


 本イベント前に、映画の役柄である朝日座のもぎり嬢「茂木莉子」にちなみ、劇場でお客様をお出迎えした高畑。その感想を聞かれ高畑は「普段は映画を観てくれる方と直接お会いできないので、すごく新鮮でした。撮影時の朝日座のもぎり席を思い出して懐かしかったです。まさに“もぎり子”でした」と話し、チケットをもぎってもらい入場する際のワクワクや高揚感については「この空間に入れる特別な券、持ってるぜ!という感じがあります。ただ、お手洗いに行った際に半券をなくすとすごく焦ります……」と映画館に行くことへの楽しみが感じられるエピソードを披露した。


hamano-asahi

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 続いて先日、撮影から一年ぶりに福島を訪れた高畑、大久保に思い出を聞くと、高畑は「去年も今年も変わらず、時間がゆっくりと流れていると感じ、とても癒されました。あと、死んでも桃は食べて帰ると決めていたのですが、桃のスープを飲めてすごく嬉しかった」と思い出を振り返り、大久保は「朝日座、すごくかっこよかったです。たたずまい、雰囲気など、1年前を思い出し、ソファが破れているのですらかっこいい」と笑いを誘った。


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 次に本作の主題歌を担当したHakubiに主題歌を担当することが決まった時の気持ちを伺うと、Voの片桐は「驚きや不安もありましたが、映画館のエンドロールに流れると思うとワクワクして取り組めた」と吐露し、主題歌「栞」について「実際に本作の茉莉子先生のように、苦しくなった時に支えてくれた人がいて、その人を思い浮かべて作った」という曲に込められた想いも語った。


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 以前実施した本作のイベントで「長セリフが大変だった」と撮影を振り返った大久保だが、バラエティとお芝居の違いについて聞かれると、「役者すごい。って、出演するたびに思う。特に主役を張っている人は、瞬発力もあるし。バラエティも大変ですけど、ある程度適当にやっても時間が流れていくから。そんな感じで仕事しているのは反省しないとですけど」と語りまたも笑いを誘った。同様の質問を高畑にも聞くと「例えばスタジオで芸人さんがたくさんいる撮影なんかは、始まった瞬間に皆さん、“パーン!”と、テンションが上がるので、驚くとこから始まります。皆さん本当に明るいので、自分的には楽しくいたのに、映っている自分を見返すと暗くて楽しくなさそうで、自分のテンションが行方不明になります」と告白し、こちらも笑いを誘った。


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 また、本作は先週より福島県で先行公開中。その演技が世間でも好評な大久保の印象を高畑に聞くと「役の魅力と大久保さんの魅力がパズルみたいにハマった、私的には“ベストオブ大久保さん”が出たと思いました。めちゃくちゃチャーミングだし、見た人全員が大久保さんと付き合いたくなると思います」と話し、それに対して大久保は「それを聞いてDVDを見直したけど、やっぱり横顔なんてゴリラでした」と話し、会場は笑いに包まれた。


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 さらに、コロナ禍で感じたそれぞれのエンターテイメントへの思いについて聞くと、Hakubi片桐は「コロナ禍を通して、エンターテインメントはとても大切なものだと感じました。自分の心の拠り所だったと思うことが多くありました」と話し、大久保は「ステイホームが続き、『アルマゲドン』『アナコンダ』などを見返しました。非現実的で違う世界に連れて行ってくれる大切なものです」と語った。同様の質問に高畑は「酸素という感じです。去年まであるのが当たり前だったので、無くなった時に苦しいと思った。エンタメが無くなっても死なないというけれど、私は死ぬのではないかと思います。こんな状況の中でもなんとかやれてますけど、良い流れになっていけばいいなと思うので、が私たちは火が消えないように頑張らないとなと思っています」と打ち明けた。

 そして、本日登壇したHakubiによる主題歌「栞」スペシャルバージョンの演奏が行われ、力強いステージに会場のボルテージは高まった。それを聴いた高畑は感動した様子で「改めて歌詞もじっくり聴かせていただきましたが、あさひを思い出して、ウルッときました」と語った。大久保も「すごく素敵でした。この曲が最後に待っている映画なんだから素敵に決まっている、皆さん大丈夫ですからね」と今から鑑賞する方々へメッセージを送った。

 最後に高畑から「1年前の夏に撮影をし、自粛空け最初の仕事で不安定な部分もあったので、映画の中に散りばめられているタナダ監督のセリフは自分に刺さるものが多かったです。いいタイミングでいい映画に携われたと思います。映画愛に溢れていて、メッセージ性もあるけど、気軽に観られたり、あとは大久保さんの可愛さに浸ったり……とてもほっこりする素敵な映画になりましたので、できれば映画館で観ていただけたらなと思います」と想いを語り、イベントが終了した。



(オフィシャル素材提供)



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