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『鬼平犯科帳』『仕掛人・藤枝梅安』
映画製作発表記者会見

2021-03-13 更新

豊川悦司、松本幸四郎

『鬼平犯科帳』『仕掛人・藤枝梅安』onihei-baian

 「時代劇専門チャンネル」を運営する日本映画放送株式会社、株式会社NTT ぷらら、スカパーJSAT株式会社は3月12日(金)、池波正太郎原作『鬼平犯科帳』『仕掛人・藤枝梅安』の新作映画製作発表記者会見を開き、2作品でそれぞれ主演を務める俳優2名を発表した。

 新たな『仕掛人・藤枝梅安』の主人公・藤枝梅安を演じるのは、豊川悦司。抜群の演技力で、ある時はクールに、またある時には情熱的に多種多彩な人物を演じ分ける名優が、表の顔は腕利きの鍼医師、裏の顔は仕掛人(殺し屋)というダークヒーロー・梅安に挑む。


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 そして新たな『鬼平犯科帳』の主人公である火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を演じるのは、松本幸四郎。祖父の初代松本白鸚が初代・長谷川平蔵を演じてからおよそ半世紀。当代を代表する歌舞伎俳優が、江戸の街にはびこる悪を、時に厳しく、時に情けとともに取り締まる「鬼の平蔵」という“名跡”を継ぐことになった。


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 新たな「梅安」は映画2作品、新たな「鬼平」は劇場版と連続シリーズを製作し、ともに今後、撮影・上映予定。原作者・池波正太郎の生誕100年に当たる2023年に向けて、プロジェクトが進められる。

豊川悦司 コメント

 今回、「藤枝梅安」という、とてもとても大きなキャラクターを、池波正太郎先生からお借りすることになりました。子どもの頃、緒形 拳さんが演じられていた「梅安」が憧れのヒーローでしたので、まさか自分がやることになるとは思っていませんでした。正直、迷う部分もありましたが、チャレンジしがいのある仕事を、映画の神様がくれたのだなと思います。子どもたちが見て、「怖いけれど格好いい」と思ってもらえるようなダークヒーローとしての梅安像を、河毛俊作監督とともに作っていきたいと思っています。


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松本幸四郎 コメント

  『鬼平犯科帳』は池波正太郎先生の傑作であり、祖父(初代松本白鸚)、 (萬屋)錦之介のおじさま、叔父(中村吉右衛門)と自分の近い存在が演じておりました作品ですので、今回のお話をいただいたときは喜び以上に驚き、鳥肌の立つ思いでした。そして今、すこぶる興奮しています。5代目の「鬼平」を務めさせていただく幸せとともに、進化した「鬼平」を目指したいと思っております。池波先生が描かれた『鬼平犯科帳』の江戸を、時代劇の職人芸でお見せいたします。根拠はありませんが、自信はあります。どうぞご期待ください。


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池波正太郎 生誕100年に向けて 新映像化プロジェクト始動!

 2023年に生誕100年を迎える時代小説家・池波正太郎。『鬼平犯科帳』『仕掛人・藤枝梅安』は、『剣客商売』と並んで池波の“三大シリーズ”に数えられる傑作長篇で、ともに時代小説の金字塔として、長年にわたって多くの読者に支持されてきた。今回、その新たな映像化プロジェクトが、株式会社オフィス池波の支援の元、始動する。

 『仕掛人・藤枝梅安』は、江戸の闇世界をテーマに、人の命を救う「鍼医」と、殺しを請け負う「仕掛人」という二つの顔を持つ藤枝梅安の活躍を描いたハードボイルド作品。今回の映像化では、ドラマ・映画等で数々の話題作を生み出してきた河毛俊作監督と、脚本家・大森寿美男が、時代劇専門チャンネルオリジナル時代劇「雨の首ふり坂」(2018年)に続いてタッグを組み、新たな梅安像を紡ぎ出す。

 そして『鬼平犯科帳』は、「鬼の平蔵」こと火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を主人公に据えた文庫累計発行部数3000万部に迫る大ベストセラーであり、過去4代にわたって映像化されてきた時代劇の決定版です。令和の時代を迎えた今回、劇場版を杉田成道、連続シリーズを山下智彦という時代劇演出の名手が担当。脚本家・大森寿美男とともに、次代に向けた新たな「鬼平」に挑む。

原作:池波正太郎

 時代小説家、劇作家。1923年生まれ、東京都出身。
 戦後、都の職員を務める傍ら、劇作家としても活動していたが、やがて小説の執筆も始め、大衆雑誌で作品を発表。初期には現代物の作品が多かったが、直木賞候補にも上った『恩田木工(後に『真田騒動』と改題)』からは、時代小説が執筆活動の中心に。
 1960年『錯乱』で第43回直木賞を受賞。以降、『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の3大シリーズ、長篇『真田太平記』などを世に送り出して人気を博す一方、食通・映画評論家としても著名であった。
 77年、その精力的な作家活動が評価され吉川英治文学賞を受賞。88年、菊池寛賞を受賞。90年、急性白血病により永眠。連載中の『仕掛人・藤枝梅安 梅安冬時雨』と『鬼平犯科帳 誘拐』は同年4月号分で未完となった。



 『仕掛人・藤枝梅安』

 映画2作品製作決定
 2022年、撮影予定
 2023年2月・5月、2作品公開予定

 ■主演:豊川悦司
 ■原作:池波正太郎『仕掛人・藤枝梅安』(講談社文庫刊)
 ■監督:河毛俊作
 ■脚本:大森寿美男
 ■企画・プロデュース:宮川朋之


 『鬼平犯科帳』

 映画化&連続シリーズ 製作決定
 2023年、撮影開始予定
 2024年5月、劇場公開・連続シリーズ同時配信予定

 ■主演:松本幸四郎
 ■原作:池波正太郎『鬼平犯科帳』(文春文庫刊)
 ■劇場版監督:杉田成道
 ■連続シリーズ演出:山下智彦
 ■脚本:大森寿美男
 ■企画・プロデュース:宮川朋之


 ■池波正太郎原作『鬼平犯科帳』『仕掛人・藤枝梅安』映画化決定ティザーページhttps://www.jidaigeki.com/onihei-baian/ (外部サイト)



(オフィシャル素材提供)



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