インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート!

Cinema Factory

Cinema Flash





最新ニュース

トップページ > 最新ニュース > ドリームランド

『ドリームランド』
4月9日(金)全国公開!

2021-03-10 更新

ドリームランドdreamland
©2018 DREAMLAND NM,LLC
配給:ハピネット

今をときめくハリウッドのパワー・ウーマン、マーゴット・ロビーが脚本に惚れ込み、製作・主演を兼務して映画化を実現!

 『アイ・トーニャ 史上最大のスキャンダル』『スキャンダル』で2度のアカデミー賞®ノミネートを果たし、DCコミックス『スーサイド・スクワッド』の悪役キャラクター、ハーレイ・クイン役でも人気沸騰のマーゴット・ロビー。類いまれなルックスと実力を兼ね備えた今をときめくハリウッドのパワー・ウーマンが、新人ライターのオリジナル脚本に惚れ込み、自身の製作会社ラッキーチャップ・エンターテインメントで映画化を実現させた意欲作、それが『ドリームランド』である。

 世界恐慌下の1930年代半ば、荒涼としたテキサス州の田舎町に暮らす17歳のユージン(フィン・コール)は、ある夜、納屋で大ケガを負った女性と出くわす。彼女こそが地元の銀行を襲撃し、警察から追われている強盗犯アリソン(マーゴット・ロビー)だった。危険な犯罪者だと知りながらもアリソンに惹かれるユージンは、通報せずに彼女を匿うことにする。捜査の包囲網をかわし、自由をつかみ取ろうとするアリソンと、希望に満ちた新天地への憧憬を膨らませるユージン。出口を求めたふたりが織りなす、儚くも鮮烈なラブ・ストーリーがここに誕生した。

匿った危険な逃亡犯に激しく惹かれる男の焦燥感
すでに失ったイノセンスを彼に見出す女の罪悪感

 刺激的な冒険を空想しながらも、退屈な日常に囚われている17歳の少年と、彼の心を奪った美しき指名手配犯。まったく住む世界の異なる、出会うはずのなかった男女を主人公にした本作は、過酷な現実から逃れるという夢を共有したユージンとアリソンを、眩さを込めて描き出す。そこにはまだ何も成し遂げていない世間知らずの少年ユージンが大人になっていく普遍的な成長物語があり、自分の失ったイノセンスを彼に見出して罪悪感に揺れ動くアリソンの葛藤のドラマがある。全編に貫かれた濃密なサスペンスとエモーション、後戻りのできないスリリングな疾走に、観るものすべてが胸を締めつけられることだろう。


dreamland

 また、細部にまでこだわったクラシカルな衣装や美術によって1930年代の風俗を今に甦らせた本作は、破滅的な愛と犯罪というテーマと相まって、アメリカン・ニューシネマの傑作『俺たちに明日はない』を想起させずにおかない。さらに、環境破壊が原因で当時のアメリカ中西部で頻発した、ダストボウルと呼ばれる巨大な砂嵐を圧倒的な迫力で映像化。ジョン・スタインベック原作、ジョン・フォード監督による不朽の名作『怒りの葡萄』の背景にもなっていた凄まじい自然現象が、スペクタクルに満ちた見どころとして劇中にフィーチャーされている。

サンダンス映画祭で賞賛され、マーゴットが信頼を寄せる新鋭監督
不器用ながらも初恋のきらめきを体現した、若手注目株のフィン・コール

 主演兼プロデューサーとしてこのプロジェクトを牽引したマーゴット・ロビーは、新たな才能の発掘に乗り出し、2016年の長編デビュー作『As You Are』がサンダンス映画祭で称賛された新鋭マイルズ・ジョリス=ペイラフィットを監督に抜擢。20代半ばの若さで、本作が2本目の長編映画となるジョリス=ペイラフィットはその期待に応え、乾いた地を舞台に登場人物の“ドリームランド”への渇望を緊張感たっぷりに描出。主人公たちの切ない心象風景を投影した幻想のイメージショットも、映画に繊細な詩情を吹き込んでいる。

ユージンを演じるのは、Netflix「ピーキー・ブラインダーズ」やTVシリーズ「ANIMAL KINGDOM」で脚光を浴び、大ヒットシリーズ第9弾『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』も待機中のフィン・コール。次世代スターへの道を突き進むイギリスの若手注目株が、ハリウッドを代表するスター女優ロビーを相手に、少年特有のまっすぐな恋情をみずみずしく体現している。



(オフィシャル素材提供)



関連記事

Page Top