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2020-10-28 更新

原題:我和我的祖国
愛しの母国itoshinobokoku
© 2019Huaxia Films

イントロダクション

 新中国建国70年を記念して、1本の映画『愛しの母国』が作られた。中国を代表する映画監督チェン・カイコーの元、彼を含む7人の監督が集い、彼が選んだ12の歴史的瞬間の中から、それぞれの監督が選んだ新中国史に起きた出来事を基にした7篇のオムニバス作品『愛しの母国』。

 それぞれの物語の主人公は、決して中国に金メダルをもたらしたオリンピック選手や、初の有人飛行を成し遂げた宇宙飛行士では無く、それぞれの物語の時代を共に生きた国民にスポットライトを当てることにより、より身近に感じることのできる作品に仕上がっている。そして、本作は昨年中国で公開され、中国歴代興収TOP8の大ヒットを記録。第35回大衆映画百花賞最優秀映画賞をはじめ多数の賞を受賞した。

 監督には、総監督のチェン・カイコーを初め、コロナ後の中国映画祭の狼煙と言われる大ヒットを記録中の『八佰(原題)』のグアン・フー。『君といた日々』のチャン・イーバイ。『ロスト・イン・タイランド』のシュー・ジェン。『海洋天堂』のシュエ・シャオルー。『モンゴリアン・ピンポン』のニン・ハオ。間も無く日本でも公開を迎える『薬の神じゃない!』のウェン・ムーイエなど、今後の中国映画界を担っていくであろうフレッシュな顔ぶれが揃った貴重な作品となっている。また、主題歌は日本でも人気のフェイ・ウォンが手がけるなど、大きな話題を呼んだ。


itoshinobokoku

ストーリー

 新中国70年の間に起きた、7つの歴史的瞬間にスポットを当てている。

 1949年10月1日に北京で行われた中華人民共和国の成立を宣言した式典で国旗がスムーズに掲揚されるよう、夜を徹して次々と起こるトラブルに必死に立ち向かった人々。

 1964年、初の核実験に成功した中国。その裏側では自らの青春、恋愛を犠牲に国防テクノロジー事業のために人生を捧げてきた大勢の英雄たち。

 1984年、ロサンゼルスオリンピックでの女子バレーボール決勝戦、の裏側で街頭にテレビを置いて近所の人たちと試合観戦をしながらも、好きな子にお別れを告げるために奮闘する少年。

 1997年、香港地区がイギリスから中国に返還されるのに、一分一秒も遅れてはならないと努力奮闘した外交官、国旗掲揚者、警備の警察、正確な時間を刻む時計を調整した時計屋。

 2008年北京オリンピック前日、貴重なオリンピック開幕チケットを入手した、しがないタクシードライバーと、それを奪ってしまった少年。

 2016年初の有人宇宙飛行に成功した神舟と、その帰船により人生を変えられた貧しい青年たち。

 2015年の中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利70周年記念活動の式典パレードへの参加を夢見て、いたが、控えに命ぜられてしまった女性パイロットなど、人々の心に残る歴史的瞬間の裏で、苦しい状況でも諦めず手に手を取り必死に活きる人々の姿に心打たれる。


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underdog

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(2019年、中国、上映時間:155分)

キャスト&スタッフ

総合監督:チェン・カイコー
総合プロデューサー:ホワン・ジェンシン
主題歌:フェイ・ウォン
監督:グアン・フー、チャン・イーバイ、シュー・ジェン、シュエ・シャオルー、ニン・ハオ、ウェン・ムーイエ
出演:ホアン・ボー、オウ・ハオ、シン・バイチン
   レン・スーシー、チャン・イー
   ハン・ハオリン、ファン・ユジェ、リウ・タオ
   サイモン・ヤム、カラ・ワイ、ドゥー・ジャン
   ティエン・チュアンチュアン、リウ・ハオラン、アーサー・チェン
   ソン・ジア、トン・リーヤー、チャン・ズーフォン(※上映作品順)

配給
wow cool entertainment
10月30日(金) グランドシネマサンシャインにて1週間限定緊急公開!

■ 公式サイトwww.wowcoolentertainment.com (外部サイト)



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