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映画『クシナ』
公開日、特報、ポスタービジュアル、コメント解禁!

2020-04-27 更新

クシナkushina
© ATELIER KUSHINA
配給宣伝:アルミード

 女だけが暮らす男子禁制の山奥の集落を舞台に、監督自身の過去の体験に根ざした母と娘の物語を描いた映画『クシナ』は、大阪アジアン映画祭2018でJAPAN CUTS Awardを受賞。北米最大の日本映画祭であるニューヨークのJAPAN CUTSに招待され、独特の感性と映像美によって支えられる世界観は海外レビューでも高い評価を獲得した。

 本作は、映画やCMの演出や制作に加え、中川龍太郎監督の『四月の永い夢』では主人公の部屋のデザインとその装飾を担当するなど、独特のキャリアを築いてきた速水萌巴監督の長編デビュー作。本作では監督だけでなく、美術・衣装も担当し、美しい映像世界を構築した。

 その瑞々しさで劇中の女性人類学者も魅了するヒロイン・奇稲<クシナ>には、撮影数日前に作品撮りの1枚の写真が奇跡的に監督の目に留まり、本作が映画デビューとなった郁美カデール。14歳の時にクシナを生んだ28歳の母・鹿宮<カグウ>には、ラストの表情で監督を泣かせた個性派女優・廣田朋菜。男の後輩と共に閉ざされた共同体に足を踏み入れる人類学者・蒼子に、均等にバランスのとれた美しい顔が歪な世界に足を踏み入れる現代女性の象徴としてぴったりとキャスティングされた稲本弥生。村長である、カグウの母・鬼熊<オニクマ>には、強さと母性の両方を兼ね備える小野みゆきと、各世代のミューズが集結。

 速水監督は、物語が自身と母親とのものに近すぎるという理由で2年前に1度は断った配給のオファーを、本年になって勇気を出して快諾。2年の時を経て、幻の映画が、今ベールを脱ぐ!

 この度、2020年7月24日(金)よりアップリンク渋谷ほか全国順次公開が決定し、特報、ポスタービジュアルが解禁となった。

 監督の速水萌巴(もえ)、本作で主演で女優デビューし、土屋アンナに直接スカウトされ同事務所に所属した郁美カデール、若くしてクシナを生んだカグウの葛藤をセリフに頼らず演じきった廣田朋菜より、コメントが届いた。


<監督:速水萌巴 コメント>

 私たちはいろいろなカタチの愛情をもっていて、それぞれ進み方も違えばベクトルも違います。愛情表現の仕方が分からない人もいれば、愛情を受け入れることができない人もいて、それが愛情とすら気づけないこともあります。この映画では、それぞれにとっての真っ直ぐな愛を描きたいと思いました。
 JAPAN CUTSには映画祭ファンがたくさん来て、『クシナ』の上映もほぼ満席、質疑応答も活発で刺激的でした。「私の母を見ているようだった」と人種も文化も異なる女性が物凄い血相で伝えてくれたのが印象に残っています。
 わたしのはじめての映画づくりは勇気ある素晴らしいキャストとスタッフに囲まれて、人生の中で最も愛おしく、楽しい瞬間の連続でした。世界中の人々が真っ向から、そして多くの人が息を潜めコロナと戦っている今、劇場が閉鎖、新作の公開が延期と悲しい知らせが飛び込んできます。この映画の公開を決断した理由のひとつ、世界に飛び出したいと思っていた矢先でした。タイトルにもなっているクシナは未だ外の世界を知らない少女です。私たちが安心して外出できる頃には、きっと皆さんの心は改まった気持ちでいっぱいだと思います。ぜひ、その足で劇場にいらしてください。劇場で会える日が待ち遠しいです。


<クシナ役:郁美カデール コメント>

 『クシナ』の撮影に参加した当時、私は9歳、小学4年生でした。ヘアメイクの林さんに誘われて撮影に参加することになったのですが、お芝居は全くの未経験でした。
 当時の私は、映画の内容や役を全く理解していませんでした。スタッフや共演者の皆さんが遊んでくれたり、褒めてくれることが嬉しくて、お菓子を貰うために頑張っていた記憶があります。
 あれから4年が経ち、私はクシナと同じ歳になりました。今の私とクシナを重ね合わせると、複雑な気持ちになります。進路や将来について考える歳になったからこそいろいろなことを考えさせられます。
 今思えばクシナは、9歳の私だったから演じることが出来たのかもしれません。この映画を一人でも多くの人に観ていただき、一緒に多くのことを感じて貰えたら嬉しいです。


<カグウ役:廣田朋菜 コメント>

 一見とても不可思議な映画だなと観た人たちはどんな印象を持つのだろうと思いました。とても光栄なことに大阪アジアン映画祭とJAPAN CUTSにて対面して感想が聞けたことはとても貴重な体験でした。土地が違えどもふたつの上映で共通していたのは速水監督が描いた美しく偏った設定にうずうずし興味津々でした。そして監督や私たちの思惑と意図を新たな見解で臆せずぶつけてくれました。ああ、そうかこの映画はある意味私たちの手を離れたのかと嬉しくもあり、戸惑ったのを今でも覚えています。
 さて、また新たな地点に着きました。ぜひ囚われず自由にこの映画を観て下さい。



(オフィシャル素材提供)



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