インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート!

Cinema Factory

Cinema Flash





作品紹介

トップページ > 作品紹介 アンティークの祝祭

2020-03-25 更新

原題:La dernière folie de Claire Darling
アンティークの祝祭clairedarling
© Les Films du Poisson - France 2 Cinéma - Uccelli Production – Pictanovo

イントロダクション

 フランスの至宝と呼ばれ、世界的大女優のカトリーヌ・ドヌーヴ主演最新作。本作では、実娘のキアラ・マストロヤンニと母娘役で共演している。

 監督は『やさしい嘘』(03)、『パパの木』(10)、『バベルの学校』(13)などのジュリー・ベルトゥチェリ。

 自身の終焉を察した主人公が、その半生を共にしてきたアンティークを処分することで浮かび上がる「劇的な人生」と「本当に遺したい思い」を、女流監督らしい繊細でしなやかな視点で描き出した。主演のC・ドヌーヴは、認知力が衰え始めた女性を初の白髪姿で演じるなど、また一つ高みをいく存在感で物語を牽引する。“モノ”に宿る人の思いと記憶をたどりながら、人生の哀楽を鮮やかに見届ける感動のドラマ。


ストーリー

  夏のある朝、クレール(カトリーヌ・ドヌーヴ)の決意は突然だった――。

 70年以上におよぶ長い人生。ここのところ意識や記憶がおぼろげになることが増えてきた。「今日が私の最期の日」と確信した彼女は、長年かけて集めてきたからくり人形、仕掛け時計、肖像画など数々のコレクションをガレージセールで処分することにする。見事な品々の大安売りに、庭先はすぐにお客と見物人で賑わいはじめた。

 大きな家財から小さな雑貨まで家中を彩り続けたアンティークたちは、いつもクレールの人生と共にあった。それは、彼女の劇的な生きざまの断片であり、切なく悲劇的な記憶を鮮明に蘇らせるものでもあった。

 一方、疎遠になっていた娘マリー(キアラ・マストロヤンニ)は、母のこの奇妙な行動を友人のマルティーヌ(ロール・カラミー)から聞きつけ、20年ぶりに帰ってくるが――。


(2019年、フランス、上映時間:94分)

キャスト&スタッフ

監督:ジュリー・ベルトゥチェリ
原作:リンダ・ラトレッジ著「La dernière folie de Claire Darling」
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、キアラ・マストロヤンニ、アリス・タグリオーニ、ロール・カラミー、サミール・ゲスミほか

配給
キノフィルムズ/木下グループ
4月24日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開

■ オフィシャル・サイトclairedarling.jp (外部サイト)



関連記事
豪華賞品が当たる!感想投稿キャンペーン実施

Page Top