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映画『太陽は動かない』
公開記念舞台挨拶

2021-03-08 更新

藤原竜也、竹内涼真、市原隼人、日向 亘、佐藤浩市、羽住英一郎監督

太陽は動かないtaiyomovie 配給:ワーナー・ブラザース映画
大ヒット上映中!
©2020「太陽は動かない」製作委員会

 映画『太陽は動かない』がついに公開を迎えたことを記念し、公開記念舞台挨拶が実施され、主演を務めた藤原竜也と共演の竹内涼真、市原隼人、日向 亘、佐藤浩市、そして本作のメガホンをとった羽住英一郎監督が登壇した。


 本作は昨年5月公開予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて公開延期に。主演の藤原が、「1年を経て公開ということで、僕らも非常にありがたく、嬉しく思っています」と特別な想い語ると、本作で藤原と初共演にして“最強のバディ”となった竹内も「お客さんを前にしての舞台挨拶が久々なので、感動しています。今日お客さんの前に立つことが出来て、やっと公開したんだなという実感が湧きました」と、ついにスクリーンでお披露目となったことに感慨深い思いを語った。さらに「この作品を応援して、見守るような気持ちで参加させていただきました」と語る市原は「一つひとつ緊張感のある貴重なシーンばかりです。このような挑戦させていただける作品に参加できて光栄です」、藤原演じる鷹野の少年期を演じ、本作がデビュー作となる日向は「僕のデビュー作が一年越しに公開されました。素敵なキャスト、監督の皆さんの前に立てて嬉しく思います」と、それぞれが映画公開を迎えた心境を吐露した。また完成された作品のアクション・シーンを見て、その臨場感にひやりとしたという佐藤は「もう一度観てもらうと、いかにワンカットがスリリングに撮影されているかよく分かると思いますので、一度ご覧になられた方も、ぜひもう一度よろしくお願いします」と視点を変えて何度も楽しめる作品であることをアピールすると、羽住監督は「一年の公開延期を経て、こうやって映画を観終わった方の顔が見られてほっとしたような、嬉しい気持ちです」と無事公開を迎えられたことに胸を撫で下ろした。

 これまでも藤原、竹内はノー・スタントで体を張ったアクションに挑戦し、その過酷な撮影の様子を語ってきたが、今回、久々に対面した羽住監督に直接なにか伝えたいことはあるかと聞かれると、藤原は沈みゆく船で竹内演じる田岡を救出するシーンを挙げ、「足もつかないような深さで、水温もすごく下げて撮影していたんですよ。そんな温度下げる必要はないんじゃないかと僕は現場でも言ってたんですが、監督は『画に緊迫感が映るから、それを出したい』とおっしゃっていて。それでも、こんなに冷たくしなくても……と撮影中思っていました」と撮影当時の様子をぼやいたが、間髪入れず「いや、画に出てるじゃん」という羽住監督のツッコミに会場が笑いに包まれる一幕も。また撮影時には羽住組では「海猿」シリーズから使用されていた”男汁”と呼ばれる恵みのお湯があり、羽住監督は「これは禁断のもので、一度使ってしまうとワン・カットごとに必要になってしまうんです」と百戦錬磨の羽住組のマル秘アイテムの存在を明かした。藤原も「実はお風呂も用意されてたんですけど、入ってしまうともう無理なんですよ」と語ると、竹内も「気持ちが折れちゃいますよね。これよりもキツイ撮影はもうないんじゃないかと思います」と同意した。


taiyomovie

 さらに本作の“やりすぎ”な撮影エピソードは止まることを知らず、話題はブルガリアで市原演じる同僚エージェントの山下を、藤原演じる鷹野が救出するシーンに。「2日間くらい吊されてたんですけど、何回目かで市原が『竜也くん、高いところだめでしょう』と言うので、『なんで?』と聞いたら3階を越えたあたりから僕の体が恐怖で震えていたらしくて。『恐怖で震えるの、やめてもらっていいですか』と言われました」というエピソードを披露。藤原と同じく、実は高所が苦手だという市原も「僕も高いところが苦手なんですけど、それを絶対に出さずにやろうと思ってたら隣の竜也くんが顔も真っ青だし、震えるんですよ。僕も怖くなっちゃいました」とそれぞれが、過酷な撮影を乗り越えたことを明かした。

 続編についても話が及ぶと、藤原は「(日向が)成長して大人になったわけですから、鷹野と田岡として……見守るのが楽しみですね。僕は浩市さんの隣にいます」と、日向に自身が演じた大人の鷹野役を譲り、次は佐藤演じる風間のような司令塔のポジションになると宣言するものの、佐藤には「まだ早い」と一蹴された。しかし、藤原の頑なさに佐藤も「もうキツイの嫌なの?」と尋ねると、「キツイの嫌です!」と苦笑しながら、本音を漏らした。


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 最後に、竹内が「本当皆さんと上映後にお会いできて、舞台挨拶をできることのありがたさを感じています。一年越しに、僕たちが作り上げた“超かっこいい映画”がこれから一人でも多くの方に届き、皆様の楽しみのひとつになれば嬉しいです。『太陽は動かない』のような映画が日本の映画界には必要なのではないかと思っているので、続編があれば必ず現場に竜也さんを連れて行きます」と藤原との再タッグを熱望し、藤原は「このメンバーで羽住監督の最新作に出演できたことが光栄です。大変な時期ですが、ひとりでも多くの方にこの映画を観てもらうために、もう少し皆さんに応援いただけましたら嬉しいです」と締めくくり、本ステージの幕が閉じた。



(オフィシャル素材提供)



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