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舞台挨拶・イベント

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『家族のはなし』映画公開記念トークショー

2018-11-25 更新

鉄拳(原作者)

家族のはなしkazokunohanashi 配給:KATSU-do
イオンシネマにてロードショー中!(一部劇場を除く)
© 「家族のはなし」製作委員会

 鉄拳のパラパラ漫画原作で岡田将生主演、家族の大切さをストレートに表現した心温まる映画『家族のはなし』の公開を記念し、原作者・鉄拳によるトークショーが実施された。映画の撮影秘話や、リンゴの食べ比べ、ファン参加のプレゼント争奪ゲームや、鉄拳によるリンゴお渡し会で開場は盛り上がった。


 本作は2013年に長野県出身の鉄拳と信濃毎日新聞との企画として発表されたパラパラ漫画が原作で、こちらの原作は、第17回「アジア太平洋広告祭」でフィルム部門・プレス部門をW受賞し、各所で話題を集めた原作を映画化。リンゴ農園を営む両親とその息子の物語で、様々な挫折を経て家族の温かさを再発見しながら成長していく、心温まる感動作。原作者の鉄拳はアートディレクターとして映画にも参加し、映画のために新たに描き下ろしたパラパラ漫画と実写との融合も見どころの一つとなっている。


 この度、銀座NAGANOにて行われたトークイベントに、長野出身で本作の原作・鉄拳が登場。トークイベントは苦手だと漏らす鉄拳は「面白いこと言える自信がないので、変な空気になったらネタをやります」と挨拶し、さっそく会場の笑いを誘った。MCを務める銀座NAGANO所長の小山氏が今年の4月に所長に着任したことを知り、その前の月に本館でイベントをしていたという鉄拳は、「僕のほうが先輩ですね、僕が司会進行もしましょうか?」と和やかな雰囲気でイベントはスタート。

 公開前に一足先に映画を観た小山氏は、「予告編だけでもグッときますが、この映画ほんとにやばいです。涙ぐんじゃって、最後はウルウルきてしまいました」と感動したことを鉄拳に伝えた。

 パラパラ漫画について鉄拳は「長野県で発行されている信濃毎日新聞とコラボしましょうという話で、“ふるさとを思い出してもらいたい”という企画で『家族のはなし』を作ることになった」と本作の原作ともなったパラパラ漫画誕生のきっかけを明かした。父のメッセージのシーンに注目してほしいようで「製作過程でいろいろとアイデアが出てきたが、パラパラ漫画ならではのクライマックスになっている」と熱く語った。また第17回「アジア太平洋広告祭」でフィルム部門・プレス部門をW受賞したことについては、「新聞社の機械で撮影させてくれて、その映像がとてもきれいだった。僕の努力というよりも信濃毎日新聞さんの頑張りのおかげです」と感謝を忘れなかった。

 映画化されたことについては「10分くらいのパラパラ漫画が1時間を超える映画になるのは大丈夫かな」と心配していたそうだが、「映画を観たら全然大丈夫で、パラパラ漫画にはない成海璃子が演じるキャラクターだったり、サイドストーリーもいろいろあって、平面で進んでいくパラパラ漫画を深堀りした物語になっていた。とてもいい作品になっていた」と太鼓判を押しつつも、「このパラパラ漫画は2ヵ月かけて作ったんですけど、映画は1週間で出来上がったそうで、悔しいですね」とエピソードを披露し笑いが起こった。主演を務めた岡田将生の画像を見ながらイラストを書いていたが、実際本人を見た時は「想像以上にかっこよくて」とかなり衝撃を受けたようだ。

 上京したての頃によく実家から大量のリンゴが送られてきたようで、「なんで一人暮らしの僕にこんなにたくさんのリンゴを送ってくるんだろう」と当時は感謝の気持ちすらなかったことを告白。「芸人として売れ始めてから、年も取ったからか、親のありがたみを分かるようになった。今では感謝の気持ちをきちんと伝えている」と明かした。少し会場がしんみりとした雰囲気になったことを感じ取った鉄拳がすがさず用意してきたネタを披露。“過去にこんなことがあった人は僕と同類です”というテーマで、さまざまなイラストが描かれたページをめくる度に、うなずいて拍手したり、笑いが起こったりで会場はこの日一番の盛り上がりをみせた。

 長野産のリンゴを3種類出され、それぞれ「酸味がすごい! すももみたいです」「これはよく食べるリンゴの味です」「このリンゴ甘いです」と食レポするも、あまりにも普通のコメントに、思わず「食レポは苦手なんです」と謝罪、長野出身者が多いおかげか、温かい拍手が沸き起こった。

 最後に「すごい派手な映画ではないんですけども、人間味溢れるジーンとくる話になってます。皆さんご家族お揃いで来てください」と映画をPR。詰めかけたお客さん一人ひとりに鉄拳が手渡しでリンゴをプレゼントするなど、映画同様温かい雰囲気でトークイベントは幕を閉じた。



(オフィシャル素材提供)



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