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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『詩季織々』

『詩季織々』
米アニメ・エキスポ2018にて
ワールド・プレミア上映!

2018-07-08 更新

コミックス・ウェーブ・フィルム 川口典孝社長、竹内良貴監督

詩季織々shikioriori 配給:東京テアトル
8月4日、テアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほか公開
© 「詩季織々」フィルムパートナーズ

 『君の名は。』『秒速5センチメートル』の新海 誠監督作品などで知られるコミックス・ウェーブ・フィルムの最新作『詩季織々』【8月4日(土)公開】が北米最大のアニメ・コンペティション、アニメ・エキスポ2018【会期7月5日(木)~7月8日(日)】にて現地時間7月7日(土)にワールド・プレミア上映を実施し大盛り上がりとなった。

 さらに、7月17日(火)にリ・ハオリン監督、竹内良貴監督、キャストの坂 泰斗、白石晴香、大塚剛央が登壇するジャパンプレミアの実施も決定した!


 今回『詩季織々』のワールド・プレミア上映を行ったアニメ・エキスポ2018はロサンゼルスコンベティションセンターで現地時間7月5日(木)~7月8日(日)に行われている北米最大のアニメ・コンペティション。全世界からアニメーション・マンガ・キャラクター・ゲーム等のカルチャーが一堂に会する、一大イベント。

 『詩季織々』はアニメ・エキスポ2018で本邦初公開となるワールド・プレミア上映を実施。同イベントで最大のスクリーンで行われたワールド・プレミア上映では世界各国から2500人もの観客が大きなスクリーンで感動を共有! その優しい感動に上映後には万雷の拍手があがり熱狂と興奮をもって迎えられた。


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 上映終了後にはコミックス・ウェーブ・フィルムの川口典孝社長と劇中の短編「小さなファッションショー」を監督した竹内良貴が登壇しトークショーも実施された。「『君の名は。』を観た方はいますか?」という質問に歓声が上がるなど真剣に話に聞き入る観客の様子に、本作とコミックス・ウェーブ・フィルムの取り組みについての高い関心が見てとれた。また上映後に急遽実施したサイン会も大盛況で、コミックス・ウェーブ・フィルム作品のTシャツを着た熱狂的なファンから熱い言葉をかけられるなど世界での盛り上がりを痛感するワールド・プレミアとなった。


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『詩季織々』ジャパンプレミア先行上映情報

 ■実施日時:7月17日(火) 18:00開場/18:15開演 ※上映前舞台挨拶
 ■会場:シネ・リーブル池袋
 ■登壇者(予定):リ・ハオリン監督、竹内良貴監督、坂 泰斗、白石晴香、大塚剛央

 ※料金、購入方法など詳細は、『詩季織々』公式サイトのnewsページをご参照ください。

 『詩季織々』公式サイト: https://shikioriori.jp/news/2018/07/07/premiere/ (外部サイト)


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<ワールド・プレミア舞台挨拶内容>

プロジェクトの経緯は?

川口典孝社長: 5年前から中国のスタジオ・ハオライナーズが熱心に声を掛けてくれていたので、『君の名は。』の制作終了後にラインが空いてから一緒にやろうと。企画を固める中で数種類の短編を作ることが決まり、2名の中国人監督が先に決まりました。それなら、他の作品の監督は日本側からも出させてくれ、と。

竹内良貴監督: お話を頂いた時はすごく光栄でしたし、ずっと新海監督の下で作品を作ってきて、ここで培ったものを込められれば、良いチャレンジが出来るのではないかと思いました。


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日本と中国のコラボということで、苦労した点は?

川口典孝社長: 日本と中国は隣の国なのに、文化がすごく違う。特に、日本語と英語の翻訳はできるのに日本語と中国語の翻訳は苦労しました。日本人はハリウッド映画をよく観ているので意外とアメリカのことは分かるけど中国映画はあまり観る機会が無く、彼らのいう「普通」を共有するのに苦労しました。

竹内良貴監督: お同じように、文化的な経験の違いがありました。自分たちが経験していないことはどうしようもなく、同じことを話しているのに、イメージが異なるケースがありました。ただ、製作のハオライナーズはクリエイターサイドの方々でもあるので、お互いが納得し合いながら制作できました。

川口典孝社長: 元々は中国の方に喜んでもらいたくて作った物語だけど、今日は世界中のみんなに喜んでもらえて嬉しいです。


本作は、“衣食住行”がテーマとなった短編アンソロジーですが、“衣”をテーマにした竹内さん監督作(「小さなファッションショー」)についてお聞かせ下さい。

竹内良貴監督: 日本人が中国を描く難しさがありましたが、徹底的なリサーチで、テーマの“衣”について深く知ることができました。衣服などの貿易の中心かつ、それ故に、海外に開けた都市ということで広州があり、そこを舞台にすることで、日本人の僕でも中国を描くことができるのでは、と思いました。
 また、新海さんの影響を受けてきた僕ですが、その影響をどう見せないようにするか、ということに苦心しました。同じことをしても絶対に勝てないと思ったので。例えば、今作の主人公のような姉妹の物語は、新海さんはやってないですし。可愛く描けていれば良いのですが、皆さんどうですかね?(大きな歓声)


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それでは本日お集りの方々にむけて締めの言葉をお願いします。

竹内良貴監督: 今日は本当にありがとうございました。今は新海さんの次作に参加しているので、自身の次の作品は未定ですが、ロスに来てみて、こういうところを舞台に新しいものにチャレンジするのも面白そうだなと思いました。皆さん、どうでしょうか? また新作を監督することになったら応援していただけるとありがたいです。

川口典孝社長: ここは2年前にも『君の名は。』のワールド・プレミアをさせて貰って、とても意味のある場所だと感じています。今日はたくさんの方にお集まりいただきありがとうございます。



(オフィシャル素材提供)


映画『詩季織々』

(2018年、日本、上映時間:74分)

 ■ イントロダクション

 アニメーション・制作会社コミックス・ウェーブ・フィルム(CWF)の最新作は、中国の3都市を舞台に、失いたくない大切な思いを胸に、大人になった若者たちの過去と今を紡いだ珠玉の青春アンソロジー。
 数々のアニメーション作品を制作し、中国のアニメ業界をリードするブランドHaoliners(ハオライナーズ)の代表も務めるリ・ハオリン(李豪凌)監督が、10年近く前に『秒速5センチメートル』を観て新海監督に憧れ、熱烈なオファーをCWFに送り続けたことにより、本プロジェクトが始動。リ・ハオリンを総監督に、実写映画出身でアニメ初挑戦となるイシャオシン(易小星)、そして、CGチーフとして長年に渡り新海作品を支え続けてきた竹内良貴を監督に起用。監督全員が30代前半と、日本と中国の若き才能が結集。自らの思いを重ね合わせ描くのは、中国の暮らしの基となる【衣食住行】。
 詩的にして鮮麗な風景描写のもとで描き出された切なくも温かいストーリーは、観る人たちの感情を優しく深く揺さぶり、時代や国境を越えて、誰もが共感できるアニメーションが誕生した。

「陽だまりの朝食」

 ■監督:イシャオシン
 ■作画監督:西村貴世
 ■音楽:sakai asuka
 ■キャスト:坂 泰斗、伊瀬茉莉也

「小さなファッションショー」

 ■監督:竹内良貴
 ■作画監督:大橋 実
 ■音楽:yuma yamaguchi
 ■キャスト:寿 美菜子、白石晴香、安元洋貴

「上海恋」

 ■監督:リ・ハオリン
 ■作画監督:土屋堅一
 ■音楽:石塚玲依
 ■キャスト:大塚剛央、長谷川育美

 ■主題歌:ビッケブランカ「WALK」(avex trax)

 ■公開表記:配給:東京テアトル
 8月4日、テアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほか公開


公式サイト: shikioriori.jp (外部サイト)




(オフィシャル素材提供)




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