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インタビュー

トップページ > インタビュー > WOWOW連続ドラマW「闇の伴走者」オフィシャル・インタビュー

WOWOW 連続ドラマW「闇の伴走者」
オフィシャル・インタビュー

2015-04-02 更新

松下奈緒×古田新太

bansosha


 松下奈緒と古田新太の初顔合わせで、「MASTERキートン」などの漫画原作・脚本をてがける長崎尚志のミステリー小説をドラマ化したWOWOW連続ドラマW「闇の伴走者」が4月11日から放送スタートする。ちょっとお堅い出版関係がメインの調査員と、強烈な個性を持つ漫画編集者が、漫画界の巨匠が遺した未発表作品の謎から、過去に起きた失踪事件の真相に迫る、新感覚ミステリー。

 クランクイン3日目にして息のあったところを見せる松下と古田が、知られざる漫画業界を舞台にした本作の魅力を語った。


本作の原作は、長崎尚志さんの小説ですが、読んだ際の印象はいかがでしたか?

古田新太(醍醐真司役): 原作だと、醍醐は100キロ近くあるので、「オイラ、そんなにデブじゃないのにいいのかな……」と思いましたね(笑)。今日も撮影中ずっとポテトチップスを食べていたので、お昼ご飯食べられませんでした……。

松下奈緒(水野優希役): とにかく面白くて、この作品を読んで漫画って活字で読んでもこれだけいろいろ想像できるんだと思いながら、一気に読みました。


その上で、ご自身のキャラクターをどんな風に演じようと思っていますか?

松下奈緒: 優希は、一番、視聴者の方の目線に立てる役だと思うので、観ている方の気持ちを考えながら事件に没頭していくところを大事に演じられればと思っています。

古田新太: オイラは漫画編集者の役なんだけど、友達にもいるし、一番近いところではうちの劇団(「劇団☆新感線」)の作家が元漫画編集者なので、参考にしようかなと思ってます。だいたい早口で、自分の知ってることをベラベラしゃべるんですよね。うっとうしい人が多いので、できるだけそういう匂いを出して、優希にうざったいなと思っていただきたいです(笑)。

松下奈緒: 今日、初対面のシーンを撮ったんですけど、醍醐さん、うっとうしかったですね(笑)。自分のスピードでどんどん話していくんですけど、優希は漫画の知識がないから置いていかれちゃうんです。

古田新太: そうそう、自分の知識をひけらかす人たちだから(笑)。でも、醍醐は優希の調査に付き合うし、基本的に人はいいんだろうなと思いながら演じています。


お二人はこれが初共演なんですよね。お会いしてみていかがでしたか?

古田新太: 思ったより優しそうで良かった(笑)。美人の人ってキツいイメージがあるじゃないですか。「もう!」とか言われたら怖いなと思っていたんですけど、すごく優しかったです。

bansosha松下奈緒: 怖いところなんて全然ないですよ(笑)。私は逆に、古田さんってすごく静かな方だなと思いました。本番ギリギリまでしゃべっていてパッと変わる方なのかと思っていたんですけど、そうじゃなくて安心しました(笑)。

古田新太: でも、まだそんなに会話できてないんですよ。昨日も今日も丸一日ずっと一緒だったんですけど、ずっと解説してるシーンばかりだったからね。

松下奈緒: 真剣なシーンが続いていて大変なんですけど、楽しんでやっています。

古田新太: 大変なところから撮っているから、これからどんどん仲良くなれるんじゃないかな。いずれ微笑み合う日が来ると思いますよ(笑)。


楽しみにしているシーンはありますか?

古田新太: 言い合ったり、ケンカしたりするシーンが何ヵ所かあるんだけど、そこは感情が出るから楽しみ。オイラがうんちく垂れて、嫌味を言ってキレられるというパターンなんですけど(笑)。

松下奈緒: でも、それが仲良くなるきっかけにもなって、ケンカするほど仲が良いというところに繋がっていくんですよね。そこは私も楽しみです。


共演3日目で撮影もこれからといったところですが、どんなコンビが生まれそうですか?

古田新太: 二人とも極端なんだけど、それが助け合える関係になっていくという面白さがあります。

松下奈緒: 二人とも問題を抱えているんだけど、そういう不完全な二人がギクシャクしながらも走り出して、噛み合った時にすごいパワーを出すという、古田さんとだからこそのコンビネーションができるんじゃないかなと思っています。

古田新太: しかも、捜査や推理をする中で、醍醐は遅い成長期を迎えるんだよね。それは優希もそうで、1話から5話までの間に二人ともちょっと成長する。それも面白かなと思います。


ちなみに、お二人ともお好きな漫画はありますか?

松下奈緒: うーん……正直、私はそんなに読まないんですけど……。

古田新太: オイラは、「アイアムアヒーロー」「ONE PIECE」「奴隷区」は必ず買ってる。あと、大食い漫画が好きですね。

松下奈緒: え、何ですか? 大食い漫画って…(笑)。

古田新太: 「大食い甲子園」っていう、大食い部が甲子園を目指すっていうの(笑)。

松下奈緒: タイトルにすごく惹かれます(笑)。

古田新太: 途中で終わっちゃったんだけどね(笑)。あと、「めしばな刑事タチバナ」も毎巻買ってますね。それも、インスタントラーメンのうんちくとかがずっと載ってるんですけど(笑)。

松下奈緒: そういうの好きなんですね(笑)。今度貸してください。


最後に、「ここを観てほしい!」というポイントを教えてください。

古田新太: 1話ですかね……。1話を観ないと、2話以降分からないから(笑)。

松下奈緒: あたりまえじゃないですか!

古田新太: でも、堅い女性と、趣味人の男性が、一緒に走り出すきっかけのところなので。

松下奈緒: そうですね。どうして二人が出会って、なぜ一緒に事件を追いかけて、自分たちが抱えている闇の部分、見えない問題をどう決着させるのか……。本当の意味での結末を見届けていただきたいですね。そのためにも、まずはスタートを観ていただきたいです。1話は無料ですし(笑)。


WOWOW連続ドラマW「闇の伴走者」

 ■放送表記:4月11日(土) 放送スタート 毎週土曜夜10:00~全5話(第1話無料放送)

 ■原作:長崎尚志「闇の伴走者―醍醐真司の博覧推理ファイル―」(新潮文庫刊)
 ■監督:三木孝浩
 ■脚本: 佐藤 大、阿相クミコ
 ■漫画担当: 田中圭一、伊藤潤二
 ■音楽: グランド・ファンク
 ■プロデュース: 喜多麗子
 ■出演: 松下奈緒、古田新太(W主演)、田中哲司、要 潤、藤井美菜、野間口徹、池田鉄洋、ベンガル、石丸謙二郎、真野響子、森本レオ、平田 満ほか
 ■制作協力:東宝映画
 ■製作著作:WOWOW

 ■オフィシャルサイトhttp://www.wowow.co.jp/dramaw/bansosha/

 ■ストーリー: 漫画界の巨匠・阿島文哉(ベンガル)の一周忌に50枚の未発表画稿が発見された。作画は阿島そのものだが、35年前の連続女性失踪事件を彷彿とさせる謎の多い内容だった。阿島夫人(真野響子)は、本当に夫の作品なのか調べるよう、アジマプロの部長(要 潤)に指示を出した。調査を依頼された元警察官の水野優希(松下奈緒)は、フリーの漫画編集者・醍醐真司(古田新太)に協力を求め、画稿の背景やシャドーの描き方、癖、ペンや道具の種類などから描かれた年代と作者を炙り出していく。その醍醐の豊富な知識と推理力には、元部下で大手出版社の副編集長(田中哲司)もうなるほどだった。
 果たして迷宮入り事件の真犯人は阿島なのか!? 勘と体力には自信がある優希と醍醐はぶつかり合いながらも命を張って事件の謎を究明していく。やがて漫画の中に想像を絶する悲しくも恐ろしい、犯人の手掛かりが潜んでいることに気付いてしまうのだった!


(オフィシャル素材提供)


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