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2015-01-20 更新
三上博史、とよた真帆、青山真治監督
WOWOWでは1月24日から、連続ドラマW「贖罪の奏鳴曲」(毎週土曜夜10:00)をスタートさせる。放送を直前にした1月19日には東京・スペースFS汐留で、主演の三上博史、共演のとよた真帆、そして青山真治監督が、第1話完成試写会の後に舞台挨拶を行った。
2009年に小説「さよならドビュッシー」で“このミステリーがすごい!”大賞を受賞した小説家・中山七里による原作を連続ドラマ化。どんな罪名で起訴されようが、必ず執行猶予を勝ち取る不敗の弁護士・御子柴礼司(三上)は世間を騒がす殺人事件の弁護人を買って出る。一方、県警の渡瀬(リリー・フランキー)はある水死事件の捜査の過程で、御子柴が過去に起こした幼女殺害事件の犯人であることに気づく。
青山監督とは映画『月の砂漠』以来約13年ぶりのタッグという三上は「青山監督とはあれからご一緒したくて、常々プロポーズをしていたけれど完全無視で。今回やっと実現できた」とチクリと刺しつつも、念願の顔合わせに満面の笑み。一方、同じく『月の砂漠』に出演し、プライベートでは2002年に青山監督と結婚したとよたは「現場で役者として会うのは新鮮な気持ちがあった」としながら「青山監督の演出は役者が一番魅力的に映る瞬間をポンと置いてくれて、絶対的な信頼感で現場に入ることができる」とその才能を再確認していた。
そんな青山監督も「家族のような感じというと語弊があるけれど、でも家族だから仕方がないか」と“夫婦ネタ”で笑わせながら「何をやりたいのか分かってくれる感じがあって、ツーカーで撮影がどんどん進んでいく。この関係は楽だし、面白い」と納得のキャスティングに手応え十分。ところが「プライベートで贖罪したいこと」を聞かれると「2011年の『東京公園』くらいまでの数年間は仕事が全然なく、収入がほぼない状態でメシが喰えなかった。その間は迷惑かけました」と監督の肩書を一度置いて、妻に対して公開謝罪。いきなりの暴露にとよたは「リアルな話はやめてくれます?」と大慌てながらも、三上から「頑張ったな」と労われると「芸術家を支えるということは、そういうことですから」と夫への深い愛情を伺わせた。
これまでの長いキャリアの中で、様々な役柄を演じて来た三上だが、弁護士役は意外にも初。役作りのために実際に裁判の傍聴見学をしたそうで「弁護士の役にスタイルとか仕草とか物言いとか、ヒントになればと思ったけれど、今回は参考になることがなかったですね」と残念がったが、「小説を100冊読むより裁判所に行ったほうが面白い。事件の断片から概要が分かるまで時間がかかって、それはまるでミステリーであり大娯楽作品。また傍聴したい」と好奇心を十二分に刺激されたようだった。
WOWOW連続ドラマW「贖罪の奏鳴曲」
■放送表記:1月24日(土) 放送スタート 毎週土曜夜10:00 全4話 ※第1話無料放送
■原作:中山七里「贖罪の奏鳴曲」(講談社文庫刊)
■監督:青山真治
■脚本: 西岡琢也
■音楽: 山田勳生、青山真治
■出演: 三上博史、染谷将太、とよた真帆、中原丈雄(特別出演)、リリー・フランキーほか
■オフィシャルサイト: wowow.bs/sonata
■ストーリー: 弁護士の御子柴礼司(三上博史)は、どんな罪名で起訴されても、必ず執行猶予を勝ち取るという不敗の弁護士。その分依頼人から巻き上げる報酬も法外で悪評が絶えない。依頼をしてくる客層も悪く、周囲から敬遠されるばかりではなく、愛用の高級車に傷をつけられるなど嫌がらせを受ける日々だった。そんな御子柴が、係争中で被告人が圧倒的不利に立たされている保険金殺人事件の国選弁護士を買って出る
容疑は、町工場の経営者の妻・東條美津子(とよた真帆)が保険金欲しさに入院中である夫の人工呼吸器のスイッチを切って殺したというもの。無罪を主張する美津子は自宅に半身不随で車いす生活の息子・幹也(染谷将太)を残している。そんな中、事件の真相に迫っていたフリーライターが水死体で見つかる。調べを進める担当刑事の渡瀬(リリー・フランキー)は、御子柴がある殺人事件の犯人だったという過去にたどりつく。
(オフィシャル素材提供)
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