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作品紹介

トップページ > 作品紹介 ストックホルムでワルツを

2014-12-27 更新


ストックホルムでワルツをmonicaz
Carlo Bosco © StellaNova Filmproduktion AB, AB Svensk Filmindustri, Film i Vast, Sveriges Television AB, Eyeworks Fine & Mellow ApS. All rights reserved.

イントロダクション

 スウェーデンのアカデミー賞にあたるゴールデン・ビートル賞で11部門にノミネートされ、監督賞、主演女優賞など4部門を受賞。人口約950万人のスウェーデンで50万人以上の観客を虜にし、熱い感動の涙を流させた話題作がやって来た。

monicaz 主人公のモニカ・ゼタールンドは、スウェーデンが生んだ世界的なジャズ・シンガー。モダンジャズ全盛期の1961年に、英語ではなく母国語でジャズを歌う画期的な試みによってスターダムにのし上がり、巨匠ビル・エヴァンスとの共演により国際的な名声を築いた世界有数の歌姫だ。本作は、そのモニカが歌手として頂点を極めるまでの波乱に富む数年間に焦点を当てたサクセス・ストーリー。

 首都ストックホルムから300km離れた小さな田舎町に住み、電話の交換手をしながら歌の仕事をしていたシングルマザーのモニカが、アメリカ進出の失敗、有名映画監督との破局、ユーロビジョン・ソング・コンテスト最下位の屈辱など様々な試練にさらされながらも、「自分にしか歌えない歌」を探し求める気持ちと理想に向かってアタックする勇気を胸に、仕事と人生の両方の幸せを手に入れるまでを、共感たっぷりに描いた感動作だ。

 ドラマを鮮やかに彩るのは、モニカが歌うジャズの名曲の数々。中でも、世界で初めてスウェーデン語でジャズを歌ったモニカの代表作「歩いて帰ろう」の、春のそよ風のように軽快でキュートな歌唱は今聞いても新鮮だ。もちろん、モニカの名前を世界に知らしめた「ワルツ・フォー・デビー」も忘れられない。この曲は、モダンジャズを代表するピアニストのビル・エヴァンスが作曲したスタンダード・ナンバーで、カバーを熱望したモニカがエヴァンスに手作りのデモテープを送ったことから、ふたりの共演が実現したという曰くがある。劇中では、その裏話が描かれるなど、ジャズ・ファンの興味をかきたてる要素も盛りだくさんだ。また、背景となる1950~1960年代は、デンマークのアルネ・ヤコブセン、フィンランドのアルヴァ・アールト、スウェーデンのオーレ・エクセルらが活躍した北欧デザインの全盛期でもある。その時代のインテリアや街並み、そしてファッションを再現したお洒落な美術も本作の大きな見どころだ。

 モニカを演じるのは、歌手として活躍するエッダ・マグナソン。モニカそっくりのルックスと豊かな歌唱力に加え、俳優デビューとは思えない演技力を発揮し、ひとりの女性としてのモニカの存在を見事にスクリーンに焼き付けている。

ストーリー

 スウェーデンの首都ストックホルムから300km離れた田舎町、ハーグフォッシュ。そこがモニカ・ゼタールンド(エッダ・マグナソン)の故郷だった。

monicaz 離婚後、幼い娘のエヴァ=レナを連れて両親の住む実家に身を寄せたモニカは、電話交換手として働きながら時折ジャズ歌手としてステージに立っていた。歌の仕事を優先させて娘に寂しい思いをさせてしまうこともあったため、モニカは父のベント(シェル・ベリィクヴィスト)から「母親失格」と言われたが、歌手としての成功を夢見る気持ちは抑えることができなかった。

 そんなモニカに、1960年、思いがけないチャンスがめぐってくる。歌唱力を見初めた有名なジャズ評論家のレナード・フェザーから「ニューヨークで歌わないか?」と誘われたのだ。


(2014年、スウェーデン、上映時間:111分)

キャスト&スタッフ

監督:ペール・フライ
出演:エッダ・マグナソン、スベリル・グドナソン、シェル・ベリィクビスト、エミリー・ワトソン、サイモン・マクバーニーほか

配給
ブロードメディア・スタジオ
新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町にて大ヒット公開中ほか 全国順次公開!

オフィシャルサイト
http://stockholm-waltz.com/

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